オンライン電気自動車

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麗水国際博覧会エネルギーパーク内にある実験コースを走るオンライン電気自動車

オンライン電気自動車(オンラインでんきじどうしゃ、Online Electric Vehicle、OLEV)は地下架線から電磁誘導により電力を供給して走行できる電気自動車である。架線と車両が接触しない点で電車トロリーバスと大きく異なる。

概要[編集]

部分的に架線を埋設する場合は、走行中にバッテリー充電することにより、架線のない区間をバッテリーで走行する。間断なく架線を埋設する場合には走行にバッテリーを必要としない。

歴史[編集]

韓国科学技術院(KAIST)が開発し、2010年ソウル大公園内の循環バスで世界で初めて実用化された[1]。KAISTのオンライン電気自動車(Road-Embedded Rechargers)はタイム誌「2010世界最高の発明品50選」(The 50 Best Inventions of 2010)に選ばれた[2][3]

2014年1月19日にはイギリスミルトン・キーンズでもアラップとeフリート・インテグレーテッド・サービス(三井物産の欧州子会社)によって無線充電可能な電気バスの実証実験が開始された。このプロジェクトにはアリーヴァライトバス英語版も参画している[4][5]

長所[編集]

  • 地下架線が埋設されている範囲での走行距離の制限がなくなる。
  • バッテリー容量が電池式電気自動車の2割程度に抑えられるため、車両価格や重量が抑えられる
  • バッテリーへの充電時間を短縮できる
  • バッテリーを併用するため、架線埋設が全路線の2割に抑えられる
  • 運用コストが電池式電気自動車の1/3程度に抑えられる[6]

短所[編集]

  • 停電時に走行に支障が出やすい
  • 電力供給地下架線のあるルート付近でしか走行できない
  • 電力伝送効率が70%程度と、電池式電気自動車に直接充電する場合に比べ、エネルギー効率が低い[7]

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]