オンナダケヤモリ

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オンナダケヤモリ
Gehyra mutilata.jpg
オンナダケヤモリ Gehyra mutilata
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : トカゲ亜目 Sauria
下目 : ヤモリ下目 Gekkota
: ヤモリ科 Gekkonidae
亜科 : ヤモリ亜科 Gekkoninae
: フトオヤモリ属 Gehyra
: オンナダケヤモリ G. mutilata
学名
Gehyra mutilata
(Wiegmann, 1834)
和名
オンナダケヤモリ
英名
Four-clawed gecko

オンナダケヤモリ(恩納岳守宮、Gehyra mutilata[1])は、爬虫綱有鱗目トカゲ亜目ヤモリ科フトオヤモリ属に分類されるトカゲである[2]。和名は、本種が日本では沖縄本島恩納岳で初めて発見されたことに由来する[1]

分布[編集]

日本の南西諸島東南アジアインドシナ太平洋の島々、マダガスカルなど、世界の広域に分布する[1][3][4]

形態[編集]

最大全長8-12センチメートル[3]。皮膚には大型の鱗は点在しない。ニホンヤモリに似ているが、皮膚の質感はしっとりとしている[1]。皮膚は薄く、外敵などに掴まれると剥がれる[4]。四肢は短く、指には水かき状の膜がある[4]。尾は太く扁平で、未自切尾の基部は幅広い[1][4]

幼体は背面に暗色に囲まれた明色の斑点模様が入り[4]、尾は細いが、成長に伴い斑点模様は消失し尾が太くなっていく。

四肢には1つの指に対し2つに分かれたが発達し、壁面でも張りついて活動することができる。

生態[編集]

民家の屋内や人家周辺の木などに生息している[4]。同所的に分布するホオグロヤモリとは棲み分けを行うらしく、ホオグロヤモリが多い環境では見かけられない。ホオグロヤモリが分布しない奄美大島では民家でも見かけることができる。

食性は肉食性で、夜間の照明に集まった昆虫類を食べる[4]

繁殖形態は卵生で、1回に2個ずつの卵を2、3回に分けて産む。

人間との関係[編集]

活餌用ヤモリとして、数種類の活餌用ヤモリと混在した状態で輸入され、入手・飼育共に容易である[1]。この種のみが輸入されることはない[1]。抱卵している生体も多く見かけられ、卵を孵化させて幼体から飼育することも可能である[1]

関連項目[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d e f g h 冨水明『新版 可愛いヤモリと暮らす本 レオパ&クレス』 エムピージェー、2010年、頁123。
  2. ^ 海老沼剛『見て楽しめる爬虫類・両生類フォトガイド ゲッコーとその仲間たち』 誠文堂新光社、2014年、5頁、22頁。
  3. ^ a b 海老沼剛『見て楽しめる爬虫類・両生類フォトガイド ゲッコーとその仲間たち』 誠文堂新光社、2014年、22頁。
  4. ^ a b c d e f g 三上昇『ポケット図鑑 世界の爬虫類』 成美堂出版、1995年、92頁。

参考文献[編集]