オロチ
| オロチ орочисэл |
|---|
| 総人口 |
|
915人 |
| 居住地域 |
| ロシア連邦ハバロフスク地方 |
| 言語 |
| オロチ語 |
| 宗教 |
| シャーマニズム |
| 関連する民族 |
| 脚注 |
オロチ(露:О́рочи、自称:орочисэл、古称:нани(アムールのナナイからの借用で、наは大地、ниが人で、「土地の住民」の意)はロシアの少数民族の一つ。人口915人でハバロフスク地方のアムール川支流トゥムニナ川(Тумнина)下流およびその支流およびフンガリ川、アムール川、キジ湖他に居住。ツングース諸語のオロチ語を話し、トゥムニナ方言(тумнинский)、ハジ方言(хадинский)、フンガリ方言(хунгарийский)に分かれる。1989年時点のオロチ語を母語とする割合は17.8%で残り82.2%がロシア語である。書記法は2000年代初頭に確立された。
自称に関する問題ははっきりしていない。ウリチとナナイは長らく、ロシア人は19世紀よりアムールの原住民をオロチを呼んできた。この民族名は1930年代に公式のパスポートへ採用された。その後「土地の住民」を意味するнаниが民族自称として普及したが、ナナイとウリチにとってはこの民族名は長年アムールと共に暮らしてきた原住民を指していた。
オロチ発祥の地はシホテ=アリニ山脈の山中、北はデ=カストリ湾、南はボチヤ川までの領域である。地元のニヴヒ、アイヌなど、更にはエヴェンキといった民族的背景の影響で、アムール(амурская)、フンガリ(хунгарийская)、トゥムニナ(тумнинская)、沿海(ハジ)(приморская (хадинская))、コッピ(коппинская)の5部族に分かれる。
主な伝統的産業は狩り(ジャコウジカ、ヘラジカ、クマ、毛皮)、沿岸部では漁業も行う。武器は弓矢、槍、仕掛け罠、くくり罠、自動弓が使われる。火器と罠は19世紀に導入された。漁労は一年中行われる。木彫りまたは大きな板張りのボートで川へ出て、アザラシやトドを求めて間宮海峡やその湾へ出る。海獣は銛、銃、流氷の欠片、海岸においては槌によって仕留められる。サケ、カラフトマス、アムールイトウといった魚を漁網、定置網、銛で獲る。
2002年全ロシア国勢調査によるロシアに居住するオロチの人口は686人。
外部リンク [編集]
参考文献 [編集]
- Березницкий С.В. Мифология и верования орочей. СПб, 1999. 188 С.
- Маргаритов В.П. Об орочах Императорской гавани. СПб., 1988. 56 С.