オルソケラトロジー
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オルソケラトロジー(Orthokeratology)は、特殊なカーブデザインが施されたハードコンタクトレンズを装用することで角膜形状を変形して矯正し、主に近視などの眼科的屈折異常を治療する角膜矯正療法。オルソは矯正、ケラトは角膜、ロジーは学問・療法を意味する。オルソケー(Ortho-K)とも略される。
[編集] 特徴
従来の眼科的近視屈折手術と異なり非侵襲的であり、酸素透過性の高いコンタクトレンズを夜間、主に就寝中に装用することで角膜形状を矯正し、レンズを外した後も一定期間裸眼視力を維持できることが特徴である。
年齢を問わず適応があるとされる。アメリカ連邦航空局(FAA)は定期航空便パイロットの近視治療法として本治療を認める[1]。日本でも視力規定で本治療を認める資格試験がある。
また、ラグビー・アメリカンフットボール・格闘技などの接触競技や、野球・サッカーなどの砂塵の多い屋外環境下競技など、スポーツ中の矯正方法としても適応する。
[編集] 歴史
1940年代に開発されたコンタクトレンズは1950年代に広く普及したが、患者がハードコンタクトレンズを外した後に眼鏡をかけるとかすみ感を訴えるという現象が起こった。これは角膜よりもフラットなベースカーブをもったコンタクトレンズをフィッティングさせることにより、角膜が平坦になったため、その分だけ角膜の屈折率が変化したために起こった現象であった。Dr.Wesleyらはこれを「スペクタクルブラー」と名づけ、MayやGrantなどの眼科医たちの研究や酸素透過性の高いレンズ素材の開発などによってオルソケラトロジー技術に発展する。1989年にWoldygaはより効率的なオルソケラトロジー効果をもたらすレンズデザインを開発する。
角膜細胞に働く酵素を挿入してオルソケラトロジーによる矯正効果を高め矯正効果の持続させる技術である、コルネアプラスティー(corneaplasty)も、アメリカで開発される。