オリビア・ニュートン=ジョン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
オリビア・ニュートン=ジョン
2008年}
2008年
基本情報
出生 1948年9月26日(65歳)
イングランドの旗 イングランドケンブリッジ
出身地 オーストラリアの旗 オーストラリア ビクトリア州メルボルン
ジャンル ポップカントリー
職業 歌手女優
担当楽器 ドラムギターピアノリコーダー
活動期間 1963年 -
公式サイト olivianewton-john.com

{{{Influences}}}

オリビア・ニュートン=ジョンAO, OBEOlivia Newton-John, 1948年9月26日 - )はイギリス生まれ、オーストラリア育ちの歌手実業家。1970年代から1980年代半ばにかけて数多くのヒット曲を放ち、世界的な人気を博した。現在もレコーディング、コンサート、自社ブランドのオーナーなど、多方面で活躍する。本来はオリヴィア・ニュートン=ジョンだが、日本では通常オリビア・ニュートン・ジョンと表記している。公称身長167.5 cm(5フィート6インチ)。

概要[編集]

イングランドケンブリッジ生まれ。母方の祖父はアインシュタインとも親しかったドイツのノーベル賞受賞物理学者マックス・ボルン (Max Born)、ウェールズ人の父親はケンブリッジ大学のドイツ語教授であった。5歳の時に父がオーストラリアの大学に移り、家族とともに移住。14歳の頃から学友とバンドを組んで、バーなどで歌い始めた。1965年、出演したオーディション番組で優勝。その懸賞で英国に戻り、1966年にデビューした。

クリフ・リチャードのバック・コーラスなど下積みの時期がしばらく続いたが、1970年にヴァル・ゲスト監督による『オリビア・ニュートン・ジョンのトゥモロー』Toomorrow で映画主演し、歌も披露。1971年ボブ・ディランジョージ・ハリスンに提供した曲のカバー『イフ・ノット・フォー・ユー』If Not For You がヒットしたのをきっかけにスターの階段をのぼり、可愛らしいルックスとカントリー系の素朴な路線で着実に人気を集めた。1973年頃よりMOR、コンテンポラリー色を強め、1974年のシングル『愛の告白I Honestly Love You が全米1位を獲得、グラミー賞の最優秀レコード賞と最優秀女性歌唱賞に輝いた。1975年にアメリカに移住した後も『そよ風の誘惑』 Have You Never Been Mellow などのヒットを連発する。

女優としては1978年のミュージカル映画『グリース』でジョン・トラボルタと共演。興行成績は大成功を収め、サントラからも『愛のデュエット』、アカデミー賞歌曲賞候補となった『愛すれど悲し』、『想い出のサマー・ナイツ』が連続ヒットし、押しも押されもせぬ世界的なスターとなる。1980年の映画『ザナドゥ』に主演。興行成績は不発に終わるも、サントラ曲『マジック』、ELOとの『ザナドゥ』、クリフ・リチャードとのデュエット『恋の予感』(日本ではシングルにならず『春風の誘惑』Suspended in Time がシングル・カット)がヒット。トラボルタと再度共演した『セカンド・チャンス』のサントラ曲『運命のいたずら』、『ディスペレイト・タイムス』といったヒットを挟み、アンディ・ギブと『愛は微笑みの中に』など、AOR系のデュエット曲を発表。

1981年にはロック色を強め、アップテンポなディスコ調の『フィジカル』をリリース。全米でビルボード10週連続1位、キャッシュボックス8週連続1位、1982年度の年間チャート1位という爆発的ヒットを記録する(エアプレイ中心のラジオ&レコーズでは『フィジカル』は1位にならず、ビルボード、キャッシュボックスで『フィジカル』に抑えられ2位どまりだったフォリナーの『ガール・ライク・ユー』が逆に1位を独走していた)。当時のフィットネスブームを意識し、ミュージックビデオではレオタード姿でエアロビクスを踊るという強烈なイメージ戦略があたり、オリビアのセールスはこの頃にピークを迎えた。しかし、その意味深な歌詞のせいもあって、保守色の強い州南部などの一部の放送局では、この曲の放送を自粛する動きも見られた。

1985年のシングル『ソウル・キッス』がミディアム・ヒットに終わってセールスが一段落すると、ポーランド人のダンサーであるマット・ランタッジとの結婚生活に入り、音楽界と若干の距離を置く。その後、出産、乳癌手術などを経て、環境保護活動やがん啓蒙活動といった社会運動に取り組みはじめ、ユニセフ親善大使もつとめた。

1994年の音楽界復帰後は定期的なライブツアーを行なうほか、2000年シドニーオリンピック開会式で「Dare To Dream」を披露した。

2012年、自身が鬱病との闘病生活を送っている事を告白した。

来日記録[編集]

  • 1972年 - クリフ・リチャードの日本公演のバックコーラスとして初来日。
  • 1973年 - 東京音楽祭出場のために2度目の来日。
  • 1976年 - ソロとして初来日。
  • 1978年 - 2度目のソロ公演。4月の公演は彼女が日本のイルカ駆除に反対したため延期となり、半年後に開催された(後に壱岐の漁民が生きる為の手段であった事を知り、日本公演の際にイルカと人間が共存できる研究の為に千葉県の海洋生物研究所に2万ドル寄付した[1][2])。
  • 1981年 - 5度目の来日。
  • 1990年 - 環境親善大使として来日。
  • 1991年 - 24時間テレビチャリティコンサート出演のために来日し、都庁で歌を披露。
  • 2003年 - 25年ぶりのソロ公演で来日。
  • 2006年3月 - ソロ公演で来日。
  • 2009年3月 - 乳がん撲滅キャンペーンのため来日。
  • 2010年 - 10月にデビュー40周年記念CDのキャンペーンで来日。11月 - 12月にかけて4都市(東京都・金沢市・名古屋市・尼崎市)でライヴ・ツアー。

ディスコグラフィー[編集]

主なシングル[編集]

  • イフ・ノット・フォー・ユー If Not For You (1971)・・・ビルボード25位
  • バンクス・オブ・ジ・オハイオ Banks of the Ohio(1971)
  • 素晴しき人生 What Is Life(1972)
  • レット・ミー・ビー・ゼア Let Me Be There (1974)・・・ビルボード6位
  • 青空の天使 Long Live Love(1974)
  • 愛しい貴方 If You Love Me (Let Me Know) (1974)・・・ビルボード5位
  • 愛の告白 I Honestly Love You (1974)・・・ビルボード1位
  • そよ風の誘惑 Have You Never Been Mellow (1975)・・・ビルボード1位
  • プリーズ・ミスター・プリーズ Please Mr. Please (1975)・・・ビルボード3位
  • 秋風のバラード Something Better To Do(1975)
  • レット・イット・シャイン Let It Shine(1975)
  • フォロー・ミー Follow Me(1975)
  • フライ・アウェイ Fly Away(1975) -(ジョン・デンバーのEPに参加 Duet with John Denver)
  • 一人ぼっちの囁き Come On Over(1976)
  • ジョリーン JoleneL (1976)・・・日本のみ発売
  • カントリー・ロード Take Me Home, Country Roads (1976)・・・オリコンBEST10入り、日本のみ発売
  • たそがれの恋 Don't Stop Believin'(1976)
  • 恋する瞳 Compassionate Man(1976)・・・日本のみ発売
  • サム Sam(1976)
  • きらめく光のように Making A Good Thing Better(1977)
  • サッド・ソング Sad Songs(1977)・・・日本のみ発売
  • 愛のデュエット You're The One That I Want (1978)・・・ビルボード1位 -(ジョン・トラボルタとのデュエット)
  • 愛すれど悲し Hopelessly Devoted To You (1978)・・・ビルボード3位
  • 想い出のサマー・ナイツ Summer Nights (1978)・・・ビルボード5位
  • 愛は魔術師(マジジャン) A Little More Love(1978)・・・ビルボード3位
  • さよならは一度だけ Totally Hot(1978)
  • 愛の炎 Deeper Than The Night(1979)
  • 愛は微笑みの中に Rest Your Love On Me(1979) -(アンディ・ギブとのデュエット Duet with Andy Gibb)
  • アイ・キャント・ヘルプ・イット I Can't Help It(1979) -(アンディ・ギブとのデュエット Duet with Andy Gibb)
  • マジック Magic (1980)・・・ビルボード1位
  • ザナドゥ Xanadu (1980) with ELO・・・ビルボード8位 -ソフトバンクモバイルホワイトプラン』CMソング
  • 恋の予感 Suddenly(1980) -(Duet with Cliff Richard)
  • 春風の誘惑 Suspended In Time(1980)
  • フィジカル Physical (1981)・・・ビルボード1位
  • ムーヴ・オン・ミー Make A Move On Me (1982)・・・ビルボード5位
  • ランドスライド Landslide(1982)
  • ハート・アタック Heart Attack(1982)・・・ビルボード3位
  • タイド・アップ Tied Up(1983)
  • 運命のいたずら Twist of Fate (1984)・・・ビルボード5位
  • テイク・ア・チャンス Take A Chance(1984) -(ジョン・トラヴォルタとのデュエット)
  • ディスペレイト・タイムス Livin' In A Desperate Times(1984)
  • ソウル・キッス Soul Kiss(1985)・・・ビルボード20位
  • 恋愛専科 Toughen Up(1985)
  • ベスト・オブ・ミー The Best of Me(1986) -(デイヴィッド・フォスターとのデュエット)
  • 噂 The Rumour(1988)
  • 愛を抱きしめて Can't We Talk It Over In Bed(1988)
  • リーチ・アウト・フォー・ミー Reach Out For Me(1989)
  • アイ・ニード・ラブ I Need Love(1992)
  • ドント・カット・ミー・ダウン Don't Cut Me Down(1994)
  • 愛の告白 I Honestly Love You (1998)・・・「愛の告白(1974)」のセルフカバー
  • Back With A Heart (1998)
  • Love Shouldn't Hurt (1998, チャリティ・シングルCD) with All 4 One, Michael Bolton, Jordan Hill, Carnie, Ann & Wendy Wilson, Stephen Bishop, Bobby Caldwell, Gregory Curtis, Laura Davis, Owen Elliott, Emmanuel Officer, Stephen & Chris Stills, Richard Stites, Tamia
  • Dare To Dream (2000) -(ジョン・ファーナムとのデュエット。シドニー・オリンピック・テーマ曲)
  • Physical (2010) -(Duet with Jane Lynch (from "Glee") iTunes配信シングル)

アルバム[編集]

  • LONG LIVE LOVE
  • IF NOT FOR YOU
  • OLIVIA
  • LET ME BE THERE
  • HAVE YOU NEVER BEEN MELLOW~そよ風の誘惑(1975.4.20)
  • CLEARLY LOVE〜クリアリー・ラブ(1975.11.20)
  • COME ON OVER~水の中の妖精(1976.4.20)
  • DON'T STOP BELIEVIN'~たそがれの恋(1976.11.25)
  • MAKING A GOOD THING BETTER~きらめく光のように(1977.7.20)
  • OLIVIA NEWTON-JOHN's GREATEST HITS~詩小説(1977.11.5)
  • TOTALLY HOT~さよならは一度だけ(1978.11.5)
  • PHYSICAL~虹色の扉(1981.11.1)
  • OLIVIA'S GREATEST HITS 2(1982.10.21)
  • SOUL KISS~麗しの瞳(1985.10.21)
  • THE RUMOUR〜噂
  • GAIA〜ガイア
  • WARM AND TENDER〜ウォーム・アンド・テンダー
  • BACK TO BASIC
  • BACK WITH A HEART
  • ONE WOMAN'S LIVE JOURNEY
  • (2)〜デュエット・ウィズ・オリヴィア
  • INDIGO women of song
  • GRACE & GRATITUDE
  • GRACE & GRATITUDE renewed グレイス・アンド・グラティテュード

その他[編集]

出典・脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 『海からの使者イルカ』藤原英司 朝日新聞社 261頁 ISBN 402260770X
  2. ^ オリビア事件簿:イルカ事件 http://www.icoanmusic.com/olivianewton-john/jp/bio.files/dolphin.htm
  3. ^ 2009年3月24日日本テレビ系列のスッキリ!!にて。

外部リンク[編集]