オヤマリンドウ

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オヤマリンドウ
オヤマリンドウ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: リンドウ目 Gentianales
: リンドウ科 Gentianaceae
: リンドウ属 Gentiana
: オヤマリンドウ G. makinoi
学名
Gentiana makinoi
Kusn. (1893)

オヤマリンドウ(御山竜胆 Gentiana makinoi)は、山地の亜高山帯、湿地や草地に生えるリンドウ科リンドウ属の多年生植物。秋の湿原を代表する花の一つ。


特徴[編集]

中部地方以北の亜高山帯、湿原や草地に生える多年草。エゾリンドウに似るが少し小さい。日本の特産種である。葉の形は広披針形で、10 - 20対が互生する。根茎は太く、株から複数の茎が直立し、高さ60cm程度となる。
花期は8 - 9月。花は、濃紫色で茎の先端部に複数つける。花弁は5裂し、わずかに開き細長くすぼまった形で長さ2 - 3cmである。