オボルス

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ステュムパリデスの鳥が描かれたオボルス。
アッティカ, アテネのオボルス。紀元前449年のもの。
都市国家ルカニアの物。紀元前425~350年頃造。サイズは21mm
オボルス銀貨。グレコ・バクトリアデメトリオス1世が描かれている。サイズは極端に小さく、なんと12 mm。しかし丁寧に作られておりとても美しい。

オボルス(obolus)はドラクマの1/6の価値があるギリシアの銀貨である。

プルタルコスによると、スパルタ人は4チャルコイの鉄製のオボルスを持っていた。

また、オボルスは重さの単位でもある。 古代ギリシアでは、1オボルスはドラクマの1/6、およそ0.5グラムとされていた。 古代ローマでは1オボルス、1/48オンス、またはおよそ0.57グラムとされていたがローマ共和国のコインとしては決して発行されなかった。現代のギリシアでは、1オボルス、0.1グラムと決められている。

古代ギリシアでは葬儀の際、死者の口の中に1オボルス入れるという習慣があった。これは、死者が冥界の川を渡る時、船の渡し守のカローンに渡し賃として1オボルス払わなければならないと考えられたためである。