オブリビオン (映画)
| オブリビオン | |
|---|---|
| Oblivion | |
| 監督 | ジョセフ・コシンスキー |
| 脚本 | ジョセフ・コシンスキー カール・ガイダシェク マイケル・アーント |
| 原作 | ジョセフ・コシンスキー アーヴィッド・ネルソン |
| 製作 | ジョセフ・コシンスキー ピーター・チャーニン ディラン・クラーク バリー・レヴィン[1] ダンカン・ヘンダーソン |
| 製作総指揮 | イェッセ・ベルガー デイヴ・モリソン |
| 出演者 | |
| 音楽 | M83 |
| 撮影 | クラウディオ・ミランダ |
| 編集 | リチャード・フランシス=ブルース |
| 製作会社 | チャーニン・エンターテインメント アイアンヘッド・スタジオズ ラディカル・ピクチャーズ レラティビティ・メディア |
| 配給 | |
| 公開 | |
| 上映時間 | 124分[2] |
| 製作国 | |
| 言語 | 英語 |
| 製作費 | $130,000,000[3] |
| 興行収入 | $61,100,000[4] |
『オブリビオン』(Oblivion)は、ジョセフ・コシンスキー監督による2013年のSFスリラー映画である。コシンスキーが執筆し、ラディカル・コミックスより出版された同名のグラフィックノベルを原作としている[5][6]。出演はトム・クルーズ、オルガ・キュリレンコ、アンドレア・ライズボロー、モーガン・フリーマン、メリッサ・レオ、ゾーイ・ベル、ニコライ・コスター=ワルドーらである[7][8]。
目次 |
ストーリー [編集]
西暦2077年。60年前に起きた異星人スカヴとの戦争により地球は荒廃し、人類の大半は、他の惑星への移住を余儀なくされていた。そんな中、地球にたった一人残った元海兵隊司令官ジャック・ハーパー(トム・クルーズ)は、上空から地上を監視する平凡な日々を送っていた。ある日パトロールの途中で彼は、墜落した宇宙船の残骸から謎の女性ジュリア・ルサコヴァ(オルガ・キュリレンコ)を助け出す。彼女は何故か会った事も無いジャックの名前を口にするものの、その記憶は途切れ途切れのものでしかなかった。そんな時、2人は突然何者かに捕えられ、ジャックは連れて来られた先でマルコム・ビーチ(モーガン・フリーマン)と名乗る男と出会う。彼は生存者達を集め、スカヴと戦うレジスタンス軍を組織していたのだった。自分以外にも地球で生きる者がいた事に驚くジャックに、マルコムは「ある真実」を告げる。そしてこれが、ジャック自身と地球の運命を大きく変えていく事になるのだった。
キャスト [編集]
- トム・クルーズ - ジャック・ハーパー[9]
- モーガン・フリーマン - マルコム・ビーチ[10]
- オルガ・キュリレンコ - ジュリア・ルサコヴァ
- アンドレア・ライズボロー - ヴィクトリア・オルセン
- ニコライ・コスター=ワルドー - サイクス[11]
- メリッサ・レオ - サリー
- ゾーイ・ベル - カラ
- アビゲイル・ロウ - ジュリアの子供
- イザベル・ロウ - ジュリアの子供
- デイヴィッド・マディソン - 生存者
- フィリーナ・バリス - 生存者
- ジェームズ・ローリングス - 生存者
- アンドリュー・ブレランド - 生存者
- ジョーダン・サダス - 生存者
- ジェームズ・リッカー - 生存者
- ポール・グナワン - 生存者
- Z・ディートリッヒ - 生存者
- デイロン・マイカ・オセロ - 生存者
- ジェイ・オリヴァー - 生存者
- ジョヴァンニ・シルヴァ - 生存者
- ジェイレン・ムーア - 通信士
- キャサリン・キム・プン - NASAの管制官
- ジェイソン・スタンリー - NASAの管制官
- ジョン・L・アルミホ - NASAの地上管制官
- ジェレミー・サンド - NASAのブースター・エンジニア
- ジョアン・バリス - 旅行者
- エフライエム・ハンナ - 旅行者
- ブック・オコネル - 旅行者
- ライアン・チェイス・リー - 機械工
- ジュリー・ハーディン - 司書
- フィリップ・オダンゴ - 大学生
- リンゼイ・クリフト
製作 [編集]
企画 [編集]
コシンスキーはアーヴィッド・ネルソンと共同で執筆したグラフィックノベルの映画化を望んでいた[12]。2010年8月、コシンスキー監督の『トロン: レガシー』を製作したディズニーが『オブリビオン』の映画化権を競売の末に獲得した[13]。ディズニーは家族向けにするためにPG指定にすることを望んだ。そのようなレイティングはプロジェクトを「創造的に握りつぶす」こととなり、そしてディズニーは映画化権を売却した。その後、元々映画化権を買おうとしていたユニバーサル・ピクチャーズが獲得し、PG13での製作を承認した[3]。
映画脚本は元々ウィリアム・モナハンが執筆し、その後カール・ガイダシェクにより最初の書き直しが行われた[14]。権利がユニバーサルに移ったあと、マイケル・アーントによって最終的な書き直しが行われた[15]。ユニバーサル側は「それは我々が今まで出会ってきた中で最も美しい脚本の一つだ」と賞賛した[9]。
撮影 [編集]
2011年5月20日、トム・クルーズのプロジェクト参加が公式に発表された[16]。クルーズと共に主役となる女優を選ぶため、ジェシカ・チャステイン、オリヴィア・ワイルド、ブリット・マーリング、ノオミ・ラパス、オルガ・キュリレンコが候補に挙がり、2011年8月27日にオーディションが行われた[17]。その後、2人の主要な女性キャラクターのうち1人はチャステインに決定したが、2012年1月、彼女はキャスリン・ビグローの『ゼロ・ダーク・サーティ』(当時はタイトル未定)にキャスティングされたために降板した。チャステインの役はキュリレンコに回った[18]。もう1人の主要な女性キャラクターにはヘイリー・アトウェル、ダイアン・クルーガー、ケイト・ベッキンセイルが検討され、3人は『アウトロー』の撮影中であったクルーズと共にピッツバーグでスクリーンテストを受けた[19]。最終的にその役はアンドレア・ライズブローに決まった。また後日、メリッサ・レオの参加も決まった[20]。
2012年3月19日にルイジアナ州で主要製作が開始された[11]。ロケーション撮影は2012年3月26日から4月10日までバトンルージュやニューオーリンズで行われた[21][22]。撮影は2012年8月12日まで継続すると予定された[11]。
撮影には2012年1月に出荷されたソニーのCineAltaF65カメラが使われた[23]。
音楽 [編集]
| 『Oblivion: Original Motion Picture Soundtrack』 | ||||
|---|---|---|---|---|
| M83 の サウンドトラック | ||||
| リリース | 2013年04月19日[24] | |||
| 録音 | 2013 | |||
| ジャンル | サウンドトラック、エレクトロニック | |||
| 時間 | 1:53:55 | |||
| レーベル | バック・ロット・ミュージック | |||
| プロデュース | アンソニー・ゴンザレス ジョセフ・トラパネーゼ ブライアン・ローソン |
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| M83 年表 | ||||
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| 専門評論家によるレビュー | |
|---|---|
| レビュー・スコア | |
| 出典 | 評価 |
| Consequence of Sound | |
サウンドトラック盤は2013年4月9日にバック・ロット・ミュージックより発売された[24]。
| # | タイトル | 時間 | |
|---|---|---|---|
| 1. | 「Jack's Dream」 | 1.22 | |
| 2. | 「Waking Up」 | 4.09 | |
| 3. | 「Supercell」 | 4.20 | |
| 4. | 「Tech 49」 | 5.58 | |
| 5. | 「The Library」 | 3.28 | |
| 6. | 「Horatius」 | 2.32 | |
| 7. | 「Starwaves」 | 3.41 | |
| 8. | 「Hydrorig」 | 2.24 | |
| 9. | 「Crater Lake」 | 1.28 | |
| 10. | 「Unidentified Object」 | 2.32 | |
| 11. | 「Odyssey Rescue」 | 4.08 | |
| 12. | 「Return from Delta」 | 2.23 | |
| 13. | 「Retrieval」 | 6.49 | |
| 14. | 「Earth 2077」 | 2.22 | |
| 15. | 「Revelations」 | 1.43 | |
| 16. | 「Drone Attack」 | 3.27 | |
| 17. | 「Return to Empire State」 | 6.42 | |
| 18. | 「Losing Control」 | 3.56 | |
| 19. | 「Canyon Battle」 | 5.57 | |
| 20. | 「Radiation Zone」 | 4.11 | |
| 21. | 「You Can't Save Her」 | 4.56 | |
| 22. | 「Welcome Back」 | 1.47 | |
| 23. | 「Raven Rock」 | 4.33 | |
| 24. | 「Knife Fight In a Phone Booth」 | 4.40 | |
| 25. | 「I'm Sending You Away」 | 5.38 | |
| 26. | 「Ashes of Our Fathers」 | 3.30 | |
| 27. | 「Temples of Our Gods」 | 3.14 | |
| 28. | 「Fearful Odds」 | 3.09 | |
| 29. | 「Undimmed by Time, Unbound by Death」 | 2.26 | |
| 30. | 「Oblivion (feat. スザンヌ・サンドフォー)」 | 5.56 | |
|
合計時間:
|
1:53:55 | ||
公開 [編集]
当初は2013年7月10日公開が予定されていたが、『ジュラシック・パーク』の3Dでの再公開が2013年7月19日に決まったため、2013年4月19日に変更された[26]。
アメリカ合衆国では2013年4月12日よりIMAX劇場で限定公開され、その1週間後に通常劇場で拡大公開された[27]。
批評家の反応 [編集]
2013年4月19日時点でRotten Tomatoesでは130件のレビューで支持率は58%となっている[28]。
参考文献 [編集]
- ^ Kit, Borys (2012年1月19日). “'W.E.' Star Andrea Riseborough, Olga Kurylenko Join Tom Cruise's Sci-Fi Thriller”. The Hollywood Reporter. 2012年3月21日閲覧。
- ^ “Oblivion (12A)”. British Board of Film Classification. 2013年4月3日閲覧。
- ^ a b Fleming, Mike (2011年5月20日). “Tom Cruise Commits To $100 Million Universal Sci-Fi Pic ‘Oblivion’ For Fall”. Deadline. 2012年3月21日閲覧。
- ^ “Oblivion”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2013年4月19日閲覧。
- ^ Steve Suno (2010年7月22日). “CCI: KOSINSKI ILLUMINATES "OBLIVION"”. comicbookresources.com. 2010年7月22日閲覧。
- ^ Matt Goldberg (2010年8月4日). “Disney Locks Down OBLIVION for TRON: LEGACY Director Joseph Kosinski”. Collider.com. 2010年8月4日閲覧。
- ^ Trumbore, Dave (2012年1月19日). “Olga Kurylenko and Andrea Riseborough Join Tom Cruise in Untitled Sci-Fi Pic”. Collider.com. 2012年3月21日閲覧。
- ^ Chitwood, Adam (2012年3月15日). “Universal Moves Sci-Fi Film OBLIVION Starring Tom Cruise Up to April 26, 2013”. Collider.com. 2012年3月21日閲覧。
- ^ a b Breznican, Antony (2012年4月27日). “CinemaCon 2012: Tom Cruise dives from heaven to hell in Oblivion footage”. Entertainment Weekly. 2012年5月8日閲覧。
- ^ Carp, Jesse (2012年2月9日). “Morgan Freeman Cast Opposite Tom Cruise In Joseph Kosinski's 'Oblivion'”. Cinema Blend. 2012年5月8日閲覧。
- ^ a b c “Talent Search for Lead Role in Feature Film Starring Tom Cruise”. Lead Casting Call. 2012年3月21日閲覧。
- ^ Steve Sunu (2010年7月22日). “CCI: KOSINSKI ILLUMINATES "OBLIVION"”. Comic Book Resources. 2010年7月22日閲覧。
- ^ Fleming, Mike (2010年8月4日). “Disney Acquires Joseph Kosinski’s Graphic Novel ‘Oblivion’”. Deadline. 2012年3月25日閲覧。
- ^ Kit, Borys (2011年3月16日). “Karl Gajdusek Tapped to Re-Write Disney’s Horizons (Exclusive)”. The Hollywood Reporter. 2012年3月21日閲覧。
- ^ Roper, Dave (2012年1月24日). “Olga Kurylenko and Andrea Riseborough Added To Tom Cruise Sci-Fi Project”. Hey U Guys. 2012年3月21日閲覧。
- ^ “Tom Cruise Joins Oblivion, Joseph Kosinski's Sci-Fi Film”. The Huffington Post (2011年5月21日). 2012年5月8日閲覧。
- ^ Rich, Katey (2011年8月25日). “Joe Kosinski's Oblivion Renamed Horizons Again, Five Hot Actresses Testing For Roles”. Cinema Blend. 2012年3月21日閲覧。
- ^ Eisenberg, Eric (2012年1月19日). “Jessica Chastain Out, Andrea Riseborough And Olga Kurylenko In For Joseph Kosinski's Next Science Fiction Film”. Cinema Blend. 2012年3月21日閲覧。
- ^ “Cruise's Oblivion Eyes Leading Lady”. IGN (2011年10月26日). 2012年5月8日閲覧。
- ^ Fleming, Mike (2012年3月23日). “Melissa Leo Joins Tom Cruise Pic ‘Oblivion’”. Deadline. 2012年3月29日閲覧。
- ^ Plaisance, Stacey (2012年2月3日). “Tom Cruise movie headed for Louisiana”. Deseret News. 2012年3月21日閲覧。
- ^ “Current Productions UPCOMING PROJECTS”. Film New Orleans. 2012年3月21日閲覧。
- ^ Giardina, Carolyn (2012年4月15日). “NAB 2012: Sony Launches $10,000 Super Slow Motion Camcorder With 4K Sensor”. The Hollywood Reporter. 2012年10月9日閲覧。
- ^ a b “Oblivion - Original Motion Picture Soundtrack”. Amazon UK. 2013年4月11日閲覧。
- ^ . (2013年4月8日). http://consequenceofsound.net/2013/04/album-review-anthony-gonzalez-and-joseph-trapanese-oblivion-original-motion-picture-soundtrack/
- ^ Lussier, Germaine (2012年3月15日). “Joseph Kosinski’s Tom Cruise Vehicle ‘Oblivion’ Moves To April 2013”. /Film. 2012年3月21日閲覧。
- ^ McCue, Michelle (2012年8月11日). “Universal Pictures’ OBLIVION To Be Released One Week Early, Exclusively In IMAX, On April 12, 2013”. WeAreMovieGeeks.com. 2012年8月13日閲覧。
- ^ “Oblivion (2013)”. Rotten Tomatoes. Flixster. 2013年4月19日閲覧。