オハイオ電鉄

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オハイオ電鉄(オハイオでんてつ)は、かつてアメリカ合衆国中西部に存在した電鉄会社。1907年、中西部のオハイオ州内の複数の電鉄会社が統合して生まれた。

当時、アメリカ中西部では長距離電車網が整備され、ニューヨーク・セントラル鉄道ペンシルバニア鉄道といった蒸気運転の旅客鉄道と競合していた。電鉄会社は無数に存在し、お互いに提携して旅客輸送にあたっていたが、オハイオ電鉄はそうした電鉄会社のなかで最も長大な路線網(およそ1,000キロメートル)を所有し、シンシナティ - デイトン - トレドを結ぶ電鉄路線として長大な路線を経営していた。

路線網では最大規模であったが、その経営基盤はあまり強くなかった。比較的高収益が見込まれる大都市での市外電車網や、都市間輸送の不振を補うだけの副業部門を持たなかったため、経営は15年で破綻してしまった。会社は統合前の状態に再分割され、それらの会社(一部の会社は再統合してシンシナティ・アンド・レイクエリー鉄道となった)は1930年代中頃まで存続した。