オオヤマザクラ
| オオヤマザクラ | |||||||||||||||||||||
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| 分類 | |||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||
| Cerasus sargentii (Rehder) H.Ohba, 1992 | |||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||
| オオヤマザクラ (大山桜) |
オオヤマザクラ(大山桜 学名: Cerasus sargentii (Rehder) H.Ohba, 1992)(Synonym : Prunus sargentii Rehder, 1908)はバラ科サクラ属の植物。北海道、北陸、中部地方以北、山陰、四国(剣山・石鎚山脈)、などに自生している野生種の桜である[1]。
ヤマザクラ(山桜)に比べ花や葉が大きいことからこの名がつけられた[1]。別名では、花色が淡紅色であることからベニヤマザクラ(紅山桜)、北海道に多く生息していることからエゾヤマザクラ(蝦夷山桜)ともいう[2]。
英語圏ではSargent's cherryとして一般に知られている。アイヌ語ではカリンパニという。学名の由来はアメリカの植物学者Charles Sprague Sargentに因む。[3]
目次 |
分類 [編集]
サクラの属名は日本では長いことPrunus、和名ではスモモ属とする分類が主流だったが、昨今の研究ではCerasus(サクラ属)とするものがある。日本では前者、分けてもサクラ亜属(subg. Cerasus)とするものが多かったが、近年は後者が増えてきているしかしCerasusとすることで決着した訳ではない。
特徴 [編集]
- 花弁の色 : 淡紅色~紅紫色
- 花形 : 一重咲
- 花の大きさ : 中輪~大輪
- 樹形 : 広卵状
花は2cm~3cm。色は淡紅色だが、ソメイヨシノ等の白い種と比べるとしっかりと色がつく。
オオヤマザクラは7mから15m程度の高さに育つ落葉樹。また根元近くから枝を生やし、枝の範囲も7mから15m程度にまで成長する。
葉は長めの卵形で、葉は鋸状になっている。大きさは8cmから15cm程度に広くなり、互生している。若い者は赤い色をしているが、夏には暗い緑色に変化する。[4]秋になると葉は紅葉し、赤、黄色、橙色と様々に色を変える。[5]
夏になると黒紫色の実をならす。[4]実は小さなえんどう豆程度の大きさだがなりやすい。鳥が良く食するが、人間にとっては小さく目立たないため食用にはされていない。[6]
分布 [編集]
東アジアに生息し日本、南千島、樺太、韓国などで野生のものが見られる。[7]
日本において、九州での分布は知られていなかったが、宮崎県の白岩山で変種が確認され、キリタチヤマザクラ(霧立山桜)と命名された[1]。
生育 [編集]
オオヤマザクラは日当たりのよく、水はけの良い土壌を好む。このような場所でよく早く育つ。風には強いが、大気汚染には弱い。また、寒さにも耐える。水の少なさにもある程度は耐える。[5]
この特徴から街路樹として非常によく使われている。[4]また、観賞用としてもよく使われている。[8]
歴史 [編集]
もともと日本にあったものが1908年にアメリカや英国に紹介された。
オオヤマザクラの名所・名桜 [編集]
幅が二十間(約36m)あることから二十間道路と呼ばれる通りに、約3,000本の桜が直線約7kmに及んで咲き渡り、見渡す限り一直線に続く桜並木となっている[9]。「日本のさくら名所100選」「日本の道百選」「新・日本街路樹100景」「北海道遺産」に選定され、毎年多くの花見客で賑わう[9]。
- 国泰寺の老桜樹・子野日(ねのひ)公園(北海道厚岸町)
国泰寺境内には、厚岸町の天然記念物である樹齢170年を越える老桜樹(オオヤマザクラ)を見所に、チシマザクラなど約120本の桜が花開く[10]。近くの子野日公園では、厚岸湖を望み約1,200本のオオヤマザクラが開花する[10]。
「どうせ作るなら世界一の桜並木にしたい」という地元草案者のもと、1985年(昭和60年)から始まった桜並木づくり[11]。総延長20kmにも渡る長い道を、オオヤマザクラを中心とした6,500本もの桜が植樹され、どこまでも続く桜並木となっている[11]。
標高800mの高台に広がる亀ヶ森牧場では、樹高約6m、幹囲約3.5m、枝張り約15mとなるオオヤマザクラが、支柱もなく枝を大きく広げた姿を見られる[12]。
標高600mの西蔵王高原に開かれた放牧場では、広い敷地内にオオヤマザクラが自生し、点在する野生のオオヤマザクラ郡を見ることができる[13]。
推定樹齢300年、樹高10m、幹回り5.2m、枝幅17mの見事な枝ぶりの巨木である[14]。群馬県の天然記念物に指定されている[14]。
境内にある野中ザクラは、オオヤマザクラが天然変形したものである[15]。花は径約6cm、花序ごとに2個から3個の濃紅大輪の美しい花を咲かせる。植物学上でも貴重な品種のため、国の天然記念物に指定されている[15]。
推定樹齢130年、樹高約20m、幹周り5.1mにもなる巨木で、花は色濃い紅紫色の鮮やかな桜を咲かせる[16]。 長野県の天然記念物に指定されている[16]。
脚注・参照 [編集]
- ^ a b c 日本花の会(公益財団法人)2012年4月2日 閲覧
- ^ 松村明 「大辞林」第二版 三省堂 1999年
- ^ Royal Horticultural Society, What's On, Harlow Carr, October 2007, last access 31 May 2008.
- ^ a b c Evans, Erv (2000-2003). “Prunus sargentii” (English). Plant Fact Sheets. North Carolina State University. 2008年7月4日閲覧。
- ^ a b Brand, Mark (1997-2001). “Prunus sargentii” (English). UConn Plant Database of Trees, Shrubs, and Vines. University of Connecticut. 2008年7月4日閲覧。
- ^ Gilman, Edward F.; Dennis G. Watson (1994年10月). “Fact Sheet ST-514, Prunus sargentii, Sargent Cherry” (English). Forestry Service, Department of Agriculture. 2008年7月7日閲覧。
- ^ Common Trees of Hokkaido, pg 104
- ^ “Prunus sargentii Rehder” (English). USDA, ARS, National Genetic Resources Program, Germplasm Resources Information Network - (GRIN). National Germplasm Resources Laboratory, Beltsville, Maryland.. 2008年7月7日閲覧。
- ^ a b 新ひだか町公式ホームページ 「二十間道路桜並木」 2012年4月2日 閲覧
- ^ a b 北海道厚岸町公式ホームページ 「老桜樹」「桜の名所子野日公園」 2012年4月2日 閲覧
- ^ a b 弘前市公式ホームページ 「世界一の桜並木」 2012年4月2日 閲覧
- ^ 東北・夢の桜街道公式ホームページ 「亀ヶ森牧場の一本桜」 2012年4月2日 閲覧
- ^ 東北・夢の桜街道公式ホームページ 「西蔵王放牧場の大山桜」 2012年4月2日 閲覧
- ^ a b 群馬県公式ホームページ 「針山の天王ザクラ」 2013年4月28日 閲覧
- ^ a b にいがた観光ナビ(新潟県公式観光情報サイト) 「極楽寺の野中ザクラ」 2012年4月2日 閲覧
- ^ a b 信州飯綱町(飯綱町観光協会) 「地蔵久保の大山桜」 2012年4月2日 閲覧