オウレン
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黄連 (生薬、丹波市立薬草薬樹公園)2010年5月撮影)
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| 分類 | |||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||
| Coptis japonica | |||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||
| オウレン |
オウレンとはキンポウゲ科の植物の一種。学名Coptis japonica。常緑の多年草で、根茎は漢方薬としても使われる。
目次 |
[編集] 特徴
小型の多年生草本。葉は根出状に出て、葉質はやや硬くてつやがある。葉の形には変異が多く、変種が認められる。標準のものは一回三出複葉で、小葉は卵形で荒い鋸歯があり、三出状に裂けることもある。
花期は早春で、高さ15-40cmの花茎が葉を抜いて立ち、上方で分枝して、三つほどの小さな白い花を咲かせる。花茎の葉は目立たない。花は径10mm、五枚の細長い萼片は白くて花弁状、花弁はより小さくて数が多い。
雌蘂は花後に柄が伸びて、果実は車輪状の軸の先に袋がついたような形になる。先端部分は口が開いている。これは雌蘂の段階から開いているもので、果実時に裂開するものではない。
北海道、本州、四国の山地の木陰に自生する。針葉樹林に多く、杉植林などにもよく出現するという。
[編集] 種内変異
葉の形に変異が多く、変種名もそれにちなんで与えられている。
- C. japonica var. japonica:オウレン・キクバオウレンとも。一回三出複葉。
- C. japonica var. dissecta:セリバオウレン。二回三出複葉。本州と四国に分布。
- C. japonica var. major:コセリバオウレン。三回三出複葉。本州太平洋側に分布。
[編集] 利用
薬用植物のため栽培もされる。播種より収穫するまでに最低5~6年を要する。
[編集] 生薬
本種、および同属のC. chinensis、C. deltoidea、C. deltoideaの根をほとんど取り除いた根茎は黄連(オウレン)という生薬で、苦味健胃、整腸、止瀉等の作用がある。この生薬には抗菌作用、抗炎症作用等があるベルベリン(berberine)というアルカロイドが含まれている。
黄連湯、黄連解毒湯、三黄丸、三黄瀉心湯、温清飲などの漢方方剤に使われる。
[編集] 参考文献
- 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他『日本の野生植物 草本II 離弁花類』,(1982),平凡社、p.87。