オウレン

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オウレン
Coptis japonica、5026696、黄蓮・丹波市立薬草薬樹公園.JPG
黄連 (生薬、丹波市立薬草薬樹公園)2010年5月撮影)
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: キンポウゲ目 Ranunculales
: キンポウゲ科 Ranunculaceae
: オウレン属 Coptis
: オウレン C. japonica
学名
Coptis japonica
和名
オウレン

オウレンとはキンポウゲ科植物の一種。学名Coptis japonica。常緑の多年草で、根茎は漢方薬としても使われる。

目次

[編集] 特徴

小型の多年生草本。葉は根出状に出て、葉質はやや硬くてつやがある。葉の形には変異が多く、変種が認められる。標準のものは一回三出複葉で、小葉は卵形で荒い鋸歯があり、三出状に裂けることもある。

花期は早春で、高さ15-40cmの花茎が葉を抜いて立ち、上方で分枝して、三つほどの小さな白い花を咲かせる。花茎の葉は目立たない。花は径10mm、五枚の細長い萼片は白くて花弁状、花弁はより小さくて数が多い。

雌蘂は花後に柄が伸びて、果実は車輪状の軸の先に袋がついたような形になる。先端部分は口が開いている。これは雌蘂の段階から開いているもので、果実時に裂開するものではない。

北海道本州四国の山地の木陰に自生する。針葉樹林に多く、杉植林などにもよく出現するという。

[編集] 種内変異

葉の形に変異が多く、変種名もそれにちなんで与えられている。

  • C. japonica var. japonica:オウレン・キクバオウレンとも。一回三出複葉。
  • C. japonica var. dissecta:セリバオウレン。二回三出複葉。本州と四国に分布。
  • C. japonica var. major:コセリバオウレン。三回三出複葉。本州太平洋側に分布。

[編集] 利用

薬用植物のため栽培もされる。播種より収穫するまでに最低5~6年を要する。

[編集] 生薬

本種、および同属のC. chinensisC. deltoideaC. deltoideaの根をほとんど取り除いた根茎は黄連(オウレン)という生薬で、苦味健胃、整腸、止瀉等の作用がある。この生薬には抗菌作用、抗炎症作用等があるベルベリン(berberine)というアルカロイドが含まれている。

黄連湯黄連解毒湯三黄丸三黄瀉心湯温清飲などの漢方方剤に使われる。

[編集] 参考文献

  • 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他『日本の野生植物 草本II 離弁花類』,(1982),平凡社、p.87。

[編集] 外部リンク

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