オウカンミカドヤモリ

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オウカンミカドヤモリ
Gekkoninae Rhacodactylus ciliatus orange.png
オウカンミカドヤモリ Rhacodactylus ciliatus
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : トカゲ亜目 Sauria
下目 : ヤモリ下目 Gekkota
: ヤモリ科 Gekkonidae
亜科 : イシヤモリ亜科
Diplodactylinae
: ミカドヤモリ属 Rhacodactylus
: オウカンミカドヤモリ
R. ciliatus
学名
Rhacodactylus ciliatus
(Guichenot, 1866)
和名
オウカンミカドヤモリ
英名
New caledonian crested gecko

オウカンミカドヤモリ(王冠帝守宮、Rhacodactylus ciliatus)は、爬虫綱有鱗目ヤモリ科ミカドヤモリ属に分類されるトカゲ。別名クレステッドゲッコー

分布[編集]

ニューカレドニア南部固有種

形態[編集]

全長20cm。体色には変異がある。

種小名ciliatus「縁毛のある、睫毛(まつげ)のある」の意で、眼上部から背面にかけて並ぶ棘状の鱗を睫毛に見たてたことが由来と思われる。和名や英名はこの突起状の鱗を王冠(Crest)に見たてたと思われる。尾にも趾下薄板と同じような吸着機能がある。尾を自切すると、元のような再生尾は2度と生えてこない。

生態[編集]

森林に生息する。夜行性だが、日光浴も行う。発見例が少ないため野生での生態はあまりわかってはいない。

食性は動物食傾向の強い雑食で、昆虫類節足動物果実等も食べる。植物質を摂取するのは獲物の少ない環境に対する適応だと考えられている。

繁殖形態は卵生で、1回に2個ずつの卵を5-9回に分けて地中に産む。卵は60-90日で孵化する。孵化した幼体は通常、最初の脱皮を行うまでは餌を食べず、卵黄の栄養分で過ごす。

人間との関係[編集]

本種は1866年に記載されてから数例の発見例があったのみで、1994年に再び発見されるまでは発見例がなく絶滅したと考えられていた。

ペット用として飼育されることもあり、日本にも輸入されている。ニューカレドニアに生息する野生動物の輸出は禁止されているため、研究用に輸出された個体から繁殖した個体のみが流通する。発見例こそ少ないものの飼育下での繁殖が容易だったためミカドヤモリ属内で最も流通の多い種となっている。以前は高価だったが、繁殖個体の流通が増加しつづけたため価格が落ち着き、専門店等では店頭で普通に見かけられる種となっている。流通するのはオスが大半で、メスは少なく高価。高さのあるテラリウムで飼育される。枝や流木、コルクバークを組み合わせて足場や隠れ家にする。日光浴を行うため紫外線が必要になり、日光に当てたりそれに変わる照明が必要になる。雑食のため餌としては昆虫類だけではなく果実、昆虫ゼリー、専用の人工飼料も与える。樹上棲ヤモリの中でも人気が高く、飼育入門種とされることもある。

品種[編集]

飼育の歴史こそ短いものの、赤や黄色等の様々な体色をした個体を掛け合わせたものが品種として産出されている。

  • オレンジ
  • タイガー
  • ダルメシアン
  • ファイア
  • レッド

画像[編集]

参考文献[編集]

  • 海老沼剛『爬虫・両生類ビジュアルガイド トカゲ2 ヤモリ上科&スキンク上科』、誠文堂新光社、2004年、47-48項

関連項目[編集]