オイルヒーター

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オイルヒーター

オイルヒーターとは暖房器具の一種である。

目次

[編集] 概要

オイルヒーターは密閉容器内の難燃性の電熱器で暖めて循環させてフィン(放熱板)から放熱し、輻射熱によって部屋を暖める暖房器具である。空気の循環は自然対流による。

ヨーロッパを中心に普及しており、高額であったせいもあって日本ではあまり普及していなかったが、近年の低価格化に伴い広く使われるようになった。

なお一部製品では、すぐに温まる温風ファン(熱源はメインのヒーターとは別回路)が装備されている。

[編集] 利点

オイルヒーターの利点としては以下のものがある。

  • 安全性が高い。
    • 燃焼を伴わずフィンも高温にはならないため、火災一酸化炭素中毒の心配が無く、火傷の可能性も低い(低温火傷の可能性はある)。そのため、子供や老人の居る家庭で好まれる。
  • 部屋の空気を汚さない。
    • 上述の通り燃焼を伴わないため、一酸化炭素・二酸化炭素などが発生しない。そのため、換気の必要はない。またエアコンなどのように風を発生させないため、埃が立つことも無い。
  • 騒音が無い。
    • 運転音がほとんど無いため、非常に静かである。
    • ただし機械式サーモスタットのON/OFF音、タイマーの動作音などがする機種もある。
  • メンテナンスの必要がない。
    • 密閉容器内の油は交換の必要がなく、またフィルターもないため、定期的なメンテナンスの必要がない。たまに埃を取るぐらいである。
  • 部屋全体が暖まる。
    • 自然対流によって暖気が部屋中に広がるため、部屋全体が暖まる。また、スイッチを切ってもしばらくの間は部屋が暖かい。

[編集] 欠点

オイルヒーターの欠点としては、以下のものがある。

  • 暖かくなるのが遅い。
    • 自然対流によって部屋を暖めるため、部屋が暖かくなるまでに時間がかかる。これはサーキュレーターを併用することである程度改善される。ただし送風により埃が舞う欠点も発生する。
  • 低い場所が温まりにくい
    • イス生活の場合は足元が寒く、頭部が暑くなる(頭寒足熱とは逆になる)。畳や床に座る生活の場合や高いベッドを使わずに寝る場合は、体全体が寒く感じる。厚手のカーペットや電気カーペットと併用したり、サーキュレーターを併用することで大きく改善することができる。
  • 電気代が高くつく。
    • 暖かくなるまでに時間がかかる上、そもそも効率が良い暖房器具ではないため、電気代が高くなる傾向にある。
  • 日本式の家屋にあまり向いていない。
    • 日本式の家屋はの蒸し暑さの対策のために換気のよさが重視され、窓や障子・ふすまの面積が広く作られている。しかしオイルヒーターは暖めた空気を自然対流で循環させる方式のため、換気によって効率が悪くなる。また日本式の家屋は木造住宅が主流で、ヨーロッパに多いレンガ住宅に比べて断熱性が低い。そのため、オイルヒーターでは部屋が暖まりにくい。逆に言えば、断熱性が高い住宅で効果を発揮する暖房器具と言える。

[編集] 関連項目

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