オイスターカード
オイスターカード (Oyster Card) は、イギリスの首都ロンドン市内の公共交通機関で使用されている非接触型ICカードである。2003年に使用開始し、現在までに1,000万枚以上が発行されている。
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概要 [編集]
現在、ロンドン交通局 (Transport for London, TfL) が運営するロンドン市内のすべての地下鉄、バス、DLR、トラムリンク、オーバーグラウンドで利用可能なほか、一部のナショナル・レールでも使用可能である。乗車(もしくは、乗車と降車の両方)の際にカードを改札機の読み取り部にタッチして、精算を行う。 改札がない郊外の駅では、簡易改札機を使う。
地下鉄などの切符を現金で買うよりも割安料金が適用され、自動的に一番安い料金が選択される。例えば、ロンドンの地下鉄のゾーン1の切符を現金で買うと£4.5だが、オイスター・カードだと£2.1となる。(2009年1月2日値上げ)
購入する場合、一部の大規模駅の窓口に設置されている自販機か、窓口でその旨を告げると入手できる。日本でも、通販での購入が可能。
利用方法 [編集]
プリペイド (Pay as you go, PAYG) [編集]
事前に自動券売機等でオイスターカードに入金 (top-up) しておき、乗車ごとにカードから運賃を差し引く利用方法。残額が少なくなったら(£5以下)自動で入金する機能 (Auto top-up) もある。
購入時には、£5のデポジット (deposit) が必要。このデポジットはオイスターカード返却時に返金されるが、市内の地下鉄駅ではウィークエンドには返金に対応しない。ヒースロー空港ではウィークエンドでも返金可能である。
また、1日の利用運賃の合計が一定金額を越えた場合、それ以上は課金されないようになっている(Capping)。この金額は、トラベルカード1日券よりも低く設定されているため、オイスターカード利用者は1日券を別途購入せず利用することが出来る。
日本におけるSuicaやPASMOに近い物であるが、以下のような相違点がある。
- コンビニや売店等での使用が出来ず、鉄道とバスの運賃精算のみの使用に限られる。
(コンビニや売店によっては、運賃の入金 (top-up)は出来る) - 自動改札機によっては、乗降時に利用額や残額が表示されない。
トラベルカード/バスパス (Travelcard/Bus Pass)(定期券) [編集]
指定されたゾーン内で一定期間乗り放題のトラベルカードや、バスが乗り放題のバスパスを、オイスターカードに記録して利用する方法。オイスターカードで利用可能なトラベルカードには、7日間、1ヶ月間、1年間有効なものがあり、各ゾーンの範囲によって値段が異なる。
日本におけるSuica・kitaca・Toica・ICOCA・SUGOCA・といったIC乗車カードに7日間、1ヶ月間、1年間有効の乗り放題機能を付けた物だといえる。
オイスター・カードは、上記のようにロンドン市内の多くの交通機関で利用できるが、ヒースロー・エクスプレスでは使用することができない。また、ナショナル・レールの駅では、一部、オイスター・カードの読み取り機が設置されていない駅があり、これらの駅ではプリペイドでの利用は出来ない。また、ウィンブルドン駅でトラムリンクをプリペイドで利用する際も注意が必要である。
機能の拡充 [編集]
クレジットカード機能の付加(他社との提携) [編集]
バークレイズのキャッシュカード・デビットカードにオイスターカードの機能を付加したカードが2007年9月より取扱を開始することになった。
詳細は「:en:OnePulse」を参照
スチューデントカード (Student cards)(学生オイスターカード) [編集]
30%学生割引のオイスターカード。申請用紙に詳細を記入し自分の写真を貼り申請する。顔写真入りの学割オイスターカード。
詳細は「:en:Oyster card#Oyster photocards」を参照
ビジター・オイスターカード (Visitor Oyster Card) [編集]
旅行者向けのオイスターカードで以下の特徴を持つ。
- カードは£3で買い取り制
- 返却はできない
- お土産として持ち帰れるようカードのデザインに工夫がなされている
- 利用期限が無い
- 通常のオイスターカードは2年間利用が無いとカード内にチャージされた料金を含め無効になってしまうが、このカードは無期限で利用できる。
- 日本でも購入可能(英国観光庁オフィシャルショップにて)
短期間の旅行者でも通常版のオイスターカードは購入可能であり、どちらを買うかは自分で選択する事が出来る。