エースナンバー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

エースナンバー(ace number)とは、野球サッカーなどのスポーツにおいて、伝統的にチームのエース(野球ならば投手、サッカーならばストライカー)がつけるとされている背番号である。チームの顔、柱となる選手に与えられるものであり、これをつけることは精神的に大きな重みを持つ。このため実績のない者に安易に与えられることは少なく、ふさわしい選手が現れるまでは欠番にされるなどの措置が執られることも多い。

目次

[編集] 野球

[編集] アマチュア野球

  • 高校野球以前においては投手の守備番号である1番がエースナンバーとされ、10番が二番手投手とされることが多い。
  • 大学野球では1番、11番、18番が中心である。早稲田大学では右腕投手が11番、左腕投手が18番であり、明治大学では11番がエースナンバーとされる。また東都大学野球リーグなどでは1番が主将番号のため、各大学で10番台がエースナンバーとなっている。

[編集] プロ野球

  • 日本では習慣的に主力投手は10番台をつけるケースが多いが、18番は特に有名で、通常「エースナンバー」といった場合18を指すことが多い。その他、球団によって17番,20番,21番などをエースナンバーとみなしているところもある。また近年では、11番がエース級の番号として重みを増してきている。

[編集] 18番

  • 現在、「エースナンバー」として最も有名な番号である。プロ野球初期の大投手である若林忠志野口二郎らがこの番号をつけて活躍したこと、また歌舞伎でいう「十八番」の連想からきているともいわれる。
  • 韓国では「史上最高の投手」といわれる宣銅烈18番を現役時代に着けており、起亜タイガースの永久欠番となっている。

[編集] 20番

[編集] 21番

  • また、読売ジャイアンツでは伝統的に左のエース番号とされ、高橋一三、宮本和知高橋尚成らがこの伝統を受け継いでいる。

[編集] 17番

[編集] 11番

[編集] 左投手

[編集] その他

  • 1番は守備番号で投手の番号ということもあり、特別な意味合いを持って投手が背負うこともある。過去には鈴木啓示が代表的で、現在は大嶺祐太など。また、王貞治愛甲猛のように、野手として活躍する選手が投手として入団時に背負ったものが続いた場合もある。

[編集] 海外

  • アメリカでは特定の番号がエースナンバーとされるといった概念は薄く、せいぜいノーラン・ライアン34を希望する投手が多いという程度である。アメリカでは移籍が多く特定の選手の番号という意識が残りにくい、もしくは個人が背番号に対する意識が強いためである。ただし、49は変則スタイルのピッチャー(ナックル・ボーラー、または横手及び下手投げピッチャー)に与えることはよくある。
  • アメリカ、台湾などでは10番台は野手の番号と見なされ、投手がつけることはそれほど多くない。
    ただし近年松坂大輔桑田真澄黒田博樹らがメジャー進出を果たした際に18番を着けており、日本での風習が尊重された形となった。また、野茂英雄(1611など)、石井一久(17)など、他の投手も10番台の背番号をつける例が多い。しかし、依然として他の国の出身選手の中で10番台の背番号をつけるピッチャーは珍しい。日本人でない投手の中では、サンフランシスコ・ジャイアンツの投手マット・ケインが18番をつけている事が上げられる。
  • 韓国では90年代までは、日本と同じくピッチャーが1の入る背番号(10番台および1で終わる数字)を選択することが多かったが、最近は野手が10番台の背番号を選ぶこともよく見られる。また、韓国最初のメジャーリーガーである朴賛浩の影響で、本来2軍の若手が背負うとされた61番が投手の間で人気のある背番号になった。

[編集] サッカー

ペレジーコマラドーナプラティニなど、一般にフォワード、ミッドフィールダーの番号である910などがエースナンバーといわれる。ただしマンチェスター・ユナイテッドでは7がエースナンバーとされている(カントナベッカムクリスティアーノ・ロナウドなどが付けている)。

[編集] バスケットボール

マイケル・ジョーダンの番号である23レブロン・ジェームスはジョーダンに憧れ23をつける)、マジック・ジョンソンの番号である32ラリー・バードの番号である33、などがエースナンバーといわれる。

[編集] 関連項目