エヴァン・ウィリアムズ

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エヴァン・ウィリアムズ
ツイッター本社オフィスにて(2012年7月)
生誕 1972年3月31日(42歳)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ネブラスカ州
住居 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 カリフォルニア州
職業 実業家
著名な実績 Blogger
Twitter
公式サイト
evhead.com

エヴァン・ウィリアムズ(Evan Williams、1972年3月31日 - )はアメリカ起業家実業家。これまでにいくつかのインターネット系の企業を設立してきており、その中にはPyra Labs(ブログ作成サービスのBlogger)や、CEOを務めたTwitterがある。

少年時代と学歴[編集]

ウィリアムズはネブラスカ州クラークスの農場に生まれ育った。夏には農作物用の灌漑作業を手伝っていたという。 ネブラスカ大学に1年半通ったのち、キャリアを追求するためにキャンパスを去った[1][2]

キャリア[編集]

最初の頃[編集]

大学を離れた後、ウィリアムズはテキサスダラスオースティン、キーウェストといった地域にあったベンチャー企業でいくつかの技術系の仕事を経験して、しばらくした後またネブラスカの家族が待つ農場に戻ることとなる。1996年に彼は技術系の出版会社で働くためにカリフォルニア州のソノマ群にあるセバストポールという町に移り住んだが、これがティム・オライリーが設立したオライリーメディアだった。彼は最初はオライリーにマーケティングのポジションで入社したが、後にプログラム・コードを書くフリーランスプログラマーとなり、それが後に彼がインテルヒューレット・パッカードなどとのフリーランス契約を関係をもつきっかけとなった[2]

Pyra Labs とブロガー(Blogger)[編集]

ウィリアムズとMeg Hourihanは共にプロジェクト管理ソフトをつくるためにPyra Labsを立ち上げる。これはノートテイキングの機能が主たる機能であり、後にまだ当時珍しかったブログを作成し管理するウェブ・アプリとなる。Bloggerとなる。ウィリアムズは「ブロガー」という言葉を発明して、これがブログが世界で流行する牽引役を担ったとされる[3]。後にPyraは主要な従業員が去った後も生き残り、2003年2月13日最終的にグーグルに買収されることになる[4]

ウィリアムズはBloggerを普及させた功績として、HourihanやPaul BauschらといったPyraの元主要メンバーたちと共に2004年のPC Magazineの"People of the Year"に選ばれた[5]

オデオ(Odeo)[編集]

2004年にウィリアムズはグーグルを去り[6]、ポッドキャスト会社であるOdeoを共同設立する。2006年の後半にはまたObvious Corp.という新会社をビズ・ストーンと他の元Odeoの従業員たちと共に立ち上げ、この時Odeoの所有者からOdeoの全ての財産を買い戻している[7]。2007年4月にOdeoはソニック・マウンテンに買収された[8]

ツイッター(Twitter)[編集]

Obvious Corp.のプロジェクトの一つがTwitterであった。これは無料のソーシャルネットワーク兼マイクロブログサービスである。Twitterはウィリアムズを共同創設者兼取締役兼投資家として、単体でスピンアウトして2007年4月に新しい法人が設立される[9]。2008年10月、ウィリアムズは取締役会の議長になった前任のジャック・ドーシーの代わりにTwitterのCEOに就任した[10]。この交代については、ドーシーとウィリアムズとの間にあった確執が原因であり、ドーシーはウィリアムズにCEOの座を奪われたと言われている[11]。2009年2月までには、「Compete.com」は自社の統計を基にTwitterを最も利用されているソーシャルネットワークの三番目にランクさせたが、この時の統計値は月間600万人のユニークビジター数と月間5500万人のサイト訪問だったとされる[12]。Twitterは2010年4月14日の時点で世界に105,779,710人の登録ユーザーをもっており、毎日30万人の新規ユーザーを獲得している。ユニークビジター数は今や月間1.8億に達しており、そのトラフィックの75%はTwitter.comの外部からきているとされる。[要出典] 2010年10月4日、ウィリアムズはCEOの座を降りた。(後任はディック・コストロ

Medium[編集]

エヴァン・ウィリアムズとビズ・ストーン (Blogger, Odeo, Twitterの共同創業者) で2012年8月にブログサービス Medium を立ち上げた。

私生活について[編集]

ウィリアムズは菜食主義者である[2]。現在は妻であるサラ・モリシゲと一人の子供と共にサンフランシスコベイエリア近郊に住んでいる[13]

脚注[編集]

  1. ^ Williams, Evan (2009年3月7日). “For Twitter C.E.O., Well-Orchestrated Accidents”. New York Times. http://www.nytimes.com/2009/03/08/jobs/08bosses.html?_r=1 2009年8月16日閲覧。 
  2. ^ a b c Malone, Michael S. (2009年4月18日). “The Twitter Revolution”. Wall Street Journal: p. A11. http://online.wsj.com/article/SB124000817787330413.html 2009年8月16日閲覧。 
  3. ^ Baker, John (2008年4月20日). “Origins of "Blog" and "Blogger"”. American Dialect Society Mailing List mailing list.. http://listserv.linguistlist.org/cgi-bin/wa?A2=ind0804C&L=ADS-L&P=R16795&I=-3 2009年8月16日閲覧。 
  4. ^ Gillmor, Dan (2003年2月15日). “Google Buys Pyra: Blogging Goes Big-Time”. SiliconValley.com. 2003年3月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年8月16日閲覧。
  5. ^ “People of the Year”. (2004年12月22日). http://www.pcmag.com/article2/0,2817,1744185,00.asp 2009年8月16日閲覧。 
  6. ^ Festa, Paul (2004年10月5日). “Blogger founder leaves Google”. CNET. http://news.cnet.com/Blogger-founder-leaves-Google/2100-1038_3-5397556.html 2009年8月16日閲覧。 
  7. ^ Malik, Om (2006年10月25日). “Odeo RIP, Hello Obvious Corp”. GigaOm. http://gigaom.com/2006/10/25/odeo-rip-hello-obvious-corp/ 2009年8月16日閲覧。 
  8. ^ Marshall, Matt (2007年5月10日). “SonicMountain acquires podcasting company Odeo, reportedly for more than $1M”. VentureBeat. http://deals.venturebeat.com/2007/05/10/sonicmountain-acquires-podcasting-company-odeo-reportedly-for-more-than-1m/ 2009年8月16日閲覧。 
  9. ^ Williams, Evan (2007年4月16日). “Twitter, Inc.”. Obviously. Obvious Corp.. 2009年8月16日閲覧。
  10. ^ McCarthy, Caroline (2008年10月16日). “Twitter CEO Jack Dorsey steps down”. CNET. http://news.cnet.com/8301-13577_3-10068368-36.html 2009年8月16日閲覧。 
  11. ^ “Twitter共同創設者J・ドーシー氏、創設当時のウィリアムズ元CEOに対する心情を告白”. CNET. (2013年10月15日). http://japan.cnet.com/news/service/35038487/ =2013-10-15閲覧。 
  12. ^ Kazeniac, Andy (2009年2月9日). “Social Networks: Facebook Takes Over Top Spot, Twitter Climbs”. Compete.com. http://blog.compete.com/2009/02/09/facebook-myspace-twitter-social-network/ 2009年8月16日閲覧。 
  13. ^ @Evan Williams: It's a boy!”. San Francisco Examiner (2009年8月11日). 2009年8月16日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

スピーチ[編集]

インタビュー[編集]