エンリキージョ湖

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エンリキージョ湖
北東から南西を見た空中写真(1993年9月撮影)
位置 北緯18度30分 西経71度35分 / 北緯18.500度 西経71.583度 / 18.500; -71.583座標: 北緯18度30分 西経71度35分 / 北緯18.500度 西経71.583度 / 18.500; -71.583
流入河川 ジャケ・デル・スル
流出河川 なし
流域国 ドミニカ共和国
面積 [1]375km2
平均水深 52m
水面の標高 -45m
湖沼型 塩湖
カブリートス島 (湖にはさらに2つの島があるが、2011年12月の洪水で消失した)[2]
沿岸自治体 ボカ・デ・カチョン、ラ・デスクビエルタ、ポストレール・リオ、ネイバドゥベルヘヒマニ
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エンリキージョ湖(スペイン語: Lago Enriquillo, 英語: Lake Enriquillo)は、ドミニカ共和国にある。ドミニカ共和国最大の湖であり、塩湖である。湖面標高は-45mであり、大陸以外の地域、またカリブ海地域の最低標高地点である[3]

地理[編集]

ネイバ山脈を見渡せる湖の南岸(ドミニカ共和国インデペンデンシア州

西に79mil(約127km)の位置にはハイチの首都ポルトープランスが、東岸にはドミニカ共和国のネイバがある。ワニが生息できる世界でも数少ない塩湖である。湖はエンリキージョ=プランタイン・ガルデン断層帯によって形成された地溝帯に位置しており、この断層は2010年ハイチ地震を引き起こした。湖の名称は、16世紀初頭にスペイン人征服者に反旗を翻したタイノ族の首長エンリキージョに由来している。

かつてこの地域は大西洋にある海峡だったが、約1万年前に水位が低下し、ヤケ・デル・スール川の堆積物が海峡に堆積して海峡が消滅したことで地溝が形成された。湖の幅は9-12mil(15-20km)である。地溝はハイチではCul-de-Sac低地と、ドミニカ共和国ではエンリキージョの穴として知られており、地溝の一部分は海面下にあって巨大な塩湖で覆われている。湖の表面積は375km2(145mil2)であり[1]、湖面標高は-45m(-148ft)でカリブ海地域の最低標高地点である[4]

湖の集水域には10の小河川が流れている。北側のネイバ山脈方向から流れる川の流れは絶えることがないが、南側のバオルコ山脈方向からの川の流れは季節によって途切れることがある。エンリキージョ湖から流れ出る川はない。湖の水位は嵐の発生による降水や高い蒸発率などが組み合わさり、時期によって異なる。塩分濃度は33pptから100ppt以上までの間で変動する。この地域では地震はありふれている。地溝にはソマートル池という別の巨大な塩湖もあり、ソマートル池は全域が国境を越えてハイチにある。湖にはカブリートス島というひとつの島があり、ワニとフラミンゴが生息することで有名である。乾季に水位が低下すると、島はたいてい砂州で本土とつながる。バルバリータ島、イスリータ島という2つの島もあったが、2011年12月の洪水で消失した[2]。一帯は暑く、降水量は年平均約24in(約610mm)の半乾燥気候である。サボテンのような乾燥地で繁栄する植物を見つけることができる。

湖面積の増大[編集]

2000年代後半以降、湖の表面積は劇的に増大している。2004年の記録では164km2だったが、2011年の測定では350 km2となった。湖面の上昇は湖に接する町に住む住民数百人に影響を与えている。かつては耕作に適した土壌の質に湖の塩分が損害を与え、仮に水位が低下した場合でも、広大な農地が耕作できなくなるとされる[5]。湖面積増大の理由が議論されているが、近年のこの地域の降水量が増加したことや、湖底の上昇につながる堆積物が森林伐採によって増加したこと、湖面からの蒸発速度を低減している温和な気候など、いくつかの理由が組み合わさった結果だとされている[6]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b “UE otorga 200.000 euros a afectados por la crecida Lago Enriquillo” (Spanish). Listín Diario. (20 October 2011). http://www.listin.com.do/la-republica/2011/10/20/207956/UE-otorga-200000-euros-a-afectados-por-la-crecida-Lago-Enriquillo 2012年7月19日閲覧. "(...) según el Instituto Nacional de Recursos Hidráulicos (INDHRI), su superficie ha alcanzado 37.500 hectáreas." 
  2. ^ a b Peguero, Adriana (2011年12月8日). “Lago Enriquillo amenaza casas de sus alrededores” (Spanish). Listín Diario. http://listindiario.com/la-republica/2011/12/7/213888/Lago-Enriquillo-amenaza-casas-de-sus-alrededores 2011年12月21日閲覧. "Previo a presentar el estudio, el investigador Jorge E. Rodríguez resaltó que han encontrado que el lago Enriquillo ha aumentado en 100%, duplicando su tamaño desde el año 1984, ya que registra una superficie de 350 kilómetros cuadrados, frente a 172 kilómetros cuadrados." 
  3. ^ Baker, Christopher P.; Gilles Mingasson (2008). Dominican Republic. National Geographic Books. p. 190. http://books.google.com/books?id=toEFe48MD1IC&pg=PA190&lpg=PA190&dq=&source=bl&ots=g8OAevPLoN&sig=3M05xw9v9VFf-eXjVDZhqLztjvw&hl=en&ei=m-Q7S4WCLtCztgfU--2MCQ&sa=X&oi=book_result&ct=result&resnum=39&ved=0CH8Q6AEwJg. 
  4. ^ Eva Joelisa Romero Luna (2011年8月). “Water Level Fluctuations of Lake (PDF)”. コルネル大学. 2012年12月4日閲覧。
  5. ^ Ramírez, Mariana (2012). La vida después del agua. Diario Libre. http://www.diariolibre.com/destacada/2012/01/16/i318627_actualidad-lago-enriquillo.html. 
  6. ^ Ramírez, Mariana (2012). La vida después del agua. Diario Libre. http://www.diariolibre.com/destacada/2012/01/16/i318627_actualidad-lago-enriquillo.html. 

参考文献[編集]

  • Buck et al.. Physical and chemical properties of hypersaline Lago Enriquillo, Dominican Republic (2005).
  • Van Der Helm, Rien. Reis-handboek Dominicaanse Republiek (Elmar, 1991).

外部リンク[編集]