エレーナ・ベスニナ

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エレーナ・ベスニナ
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エレーナ・ベスニナ
基本情報
ラテン文字名 Elena Vesnina
フルネーム Elena Sergeevna Vesnina
国籍 ロシアの旗 ロシア
出身地 ウクライナ・リヴィウ
居住地 ロシア・ソチ
生年月日 1986年8月1日(27歳)
身長 176cm
体重 60kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2002年
ツアー通算 12勝
シングルス 2勝
ダブルス 10勝
4大大会最高成績・シングルス
全豪 4回戦(2006・13)
全仏 2回戦(2009)
全英 4回戦(2009)
全米 3回戦(2009)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 準優勝(2014)
全仏 優勝(2013)
全英 準優勝(2010)
全米 ベスト8(2009・10・13)
優勝回数 1(仏1)
4大大会最高成績・混合ダブルス
全豪 準優勝(2012)
全仏 ベスト4(2012)
全英 準優勝(2011・12)
全米 ベスト4(2011)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 21位(2013年7月22日)
ダブルス 4位(2013年8月19日)
2014年1月28日現在

エレーナ・ベスニナElena Vesnina, ロシア語: Елена Сергеевна Веснина, 1986年8月1日 - )は、ロシアの女子プロテニス選手。現ウクライナリヴィウ生まれで、ロシアのソチに在住している。2013年全仏オープン女子ダブルスでエカテリーナ・マカロワとペアを組んで優勝した。ダブルスの得意な選手として知られ、これまでにWTAツアーでシングルス2勝、ダブルス10勝を挙げている。自己最高ランキングはシングルス21位、ダブルス4位。

来歴[編集]

ベスニナがリヴィウの地に生まれたのは、ソ連崩壊の5年前にあたる。エレーナは母親の勧めで7歳からテニスを始め、現在はロシア領となったソチのスポーツ専門学校に通った。2002年に16歳でプロ入り。2005年10月末のカナダケベックシティ大会のダブルスで、同じロシアのアナスタシア・ロディオノワと組んでツアー初優勝を果たす。2006年全豪オープン4大大会本戦にデビューし、いきなりナディア・ペトロワとの4回戦まで勝ち進んだ。この年から女子テニス国別対抗戦・フェドカップのロシア代表選手に選ばれる。

2007年1月、ベスニナは全豪オープン前哨戦のオーストラリアホバート大会でエレーナ・リホフツェワと組み、決勝でスペインペアのビルヒニア・ルアノ・パスクアル&アナベル・メディナ・ガリゲス組を破ってツアー2勝目を挙げた。この年はウィンブルドンでシングルス3回戦進出があり、第1シードのジュスティーヌ・エナンに 1-6, 3-6 で完敗している。2008年3月、ベスニナとディナラ・サフィナインディアンウェルズ・マスターズの女子ダブルスで優勝した。インディアンウェルズの決勝戦で破った相手は、中国ペアの鄭潔&晏紫組であった。大規模なトーナメントでツアー3勝目を挙げた後、ベスニナは北京五輪のロシア代表選手に選ばれ、ベラ・ズボナレワと組んで女子ダブルスに出場した。このペアはベスト8まで勝ち進み、ビーナスセリーナのウィリアムズ姉妹組(アメリカ)に 4-6, 0-6 で敗退した。

2009年1月のニュージーランドオークランド大会で、エレーナ・ベスニナは初めてシングルスの決勝戦に進んだが、同じロシアのエレーナ・デメンチェワに 4-6, 1-6 で敗れて初優勝を逃した。5月のローマ・マスターズで初めてビクトリア・アザレンカベラルーシ)とペアを組んだベスニナは、このコンビで全仏オープンに出場し、第12シードから決勝戦に進出した。全仏女子ダブルス2連覇を目指したビルヒニア・ルアノ・パスクアル&アナベル・メディナ・ガリゲス組に 1-6, 1-6 のストレートで完敗し、ベスニナは全仏女子ダブルス準優勝者になった。この後ウィンブルドンで初の4回戦進出があり、同じロシアのエレーナ・デメンチェワに 1-6, 3-6 で敗退した。

2010年のウィンブルドンではダブルスでベラ・ズボナレワと組んで決勝に進出したが、バニア・キングアメリカ)&ヤロスラワ・シュウェドワカザフスタン)組に 6-7, 2-6 で敗退し、2009年全仏に続き準優勝となった。

2011年4月のファミリー・サークル・カップでシングルス5度目のツアー決勝に進出したが、キャロライン・ウォズニアッキデンマーク)に 2–6, 3–6 で敗れた。ダブルスではサニア・ミルザインド)と組んでインディアンウェルズとチャールストンの2勝を挙げた。全仏オープンで2年ぶりの決勝に進出。決勝ではノーシードのアンドレア・フラバーチコバ&ルーシー・ハラデツカ組に 4–6, 3–6 で敗れ、4大大会3度目の準優勝となった。

2013年1月のモーリラ・ホバート国際で7度目のシングルス決勝に進出。モナ・バルテルを 6–3, 6–4 で破りベスニナはシングルスツアー初優勝を果たした。全仏オープンではエカテリーナ・マカロワとペアを組んだ女子ダブルスでサラ・エラニ&ロベルタ・ビンチ組を 7-5, 6-2 で破り優勝し初の4大大会ダブルスタイトルを獲得した。

ベスニナは混合ダブルスでも2011年ウィンブルドン選手権2012年ウィンブルドン選手権2012年全豪オープンで準優勝がある。

WTAツアー決勝進出結果[編集]

シングルス: 8回 (2勝6敗)[編集]

結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2009年1月10日 ニュージーランドの旗 オークランド ハード ロシアの旗 エレーナ・デメンチェワ 4–6, 1–6
準優勝 2. 2009年8月29日 アメリカ合衆国の旗 ニューヘイブン ハード デンマークの旗 キャロライン・ウォズニアッキ 2–6, 4–6
準優勝 3. 2010年7月31日 トルコの旗 イスタンブール ハード ロシアの旗 アナスタシア・パブリュチェンコワ 7–5, 5–7, 4–6
準優勝 4. 2010年9月25日 ウズベキスタンの旗 タシケント ハード ロシアの旗 アーラ・クドゥリャフツェワ 4–6, 4–6
準優勝 5. 2011年4月10日 アメリカ合衆国の旗 チャールストン クレー デンマークの旗 キャロライン・ウォズニアッキ 2–6, 3–6
準優勝 6. 2012年5月5日 ハンガリーの旗 ブダペスト クレー イタリアの旗 サラ・エラニ 5-7, 4-6
優勝 1. 2013年1月12日 オーストラリアの旗 ホバート ハード ドイツの旗 モナ・バルテル 6–3, 6–4
優勝 2. 2013年6月22日 イギリスの旗 イーストボーン アメリカ合衆国の旗 ジェイミー・ハンプトン 6–2, 6–1

ダブルス: 25回 (10勝15敗)[編集]

結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
優勝 1. 2005年11月6日 カナダの旗 ケベックシティ ハード
(室内)
ロシアの旗 アナスタシア・ロディオノワ ラトビアの旗 リガ・デクメイエレ
アメリカ合衆国の旗 アシュリー・ハークルロード
6–7(4), 6–4, 6–2
準優勝 1. 2006年2月19日 インドの旗 バンガロール ハード ロシアの旗 アナスタシア・ロディオノワ 南アフリカ共和国の旗 リーゼル・フーバー
インドの旗 サニア・ミルザ
3–6, 3–6
準優勝 2. 2006年9月24日 中華人民共和国の旗 北京 ハード ロシアの旗 アンナ・チャクベタゼ スペインの旗 ビルヒニア・ルアノ・パスクアル
アルゼンチンの旗 パオラ・スアレス
2–6, 4–6
優勝 2. 2007年1月13日 オーストラリアの旗 ホバート ハード ロシアの旗 エレーナ・リホフツェワ スペインの旗 アナベル・メディナ・ガリゲス
スペインの旗 ビルヒニア・ルアノ・パスクアル
2–6, 6–1, 6–2
準優勝 3. 2007年2月18日 ベルギーの旗 アントワープ カーペット (室内) ロシアの旗 エレーナ・リホフツェワ ジンバブエの旗 カーラ・ブラック
アメリカ合衆国の旗 リーゼル・フーバー
5–7, 6–4, 1–6
準優勝 4. 2007年5月6日 ポーランドの旗 ワルシャワ クレー ロシアの旗 エレーナ・リホフツェワ ロシアの旗 ベラ・ドゥシェビナ
ウクライナの旗 タチアナ・ペレビニス
5–7, 6–3, [2–10]
優勝 3. 2008年3月22日 アメリカ合衆国の旗 インディアンウェルズ ハード ロシアの旗 ディナラ・サフィナ 中華人民共和国の旗 鄭潔
中華人民共和国の旗 晏紫
6–1, 1–6, [10–8]
準優勝 5. 2008年4月13日 アメリカ合衆国の旗 アメリアアイランド クレー ベラルーシの旗 ビクトリア・アザレンカ アメリカ合衆国の旗 ベサニー・マテック
チェコの旗 ブラディミラ・ウーリロバ
3–6, 1–6
準優勝 6. 2008年7月20日 アメリカ合衆国の旗 スタンフォード ハード ロシアの旗 ベラ・ズボナレワ ジンバブエの旗 カーラ・ブラック
アメリカ合衆国の旗 リーゼル・フーバー
4–6, 3–6
準優勝 7. 2009年5月24日 フランスの旗 全仏オープン クレー ベラルーシの旗 ビクトリア・アザレンカ スペインの旗 アナベル・メディナ・ガリゲス
スペインの旗 ビルヒニア・ルアノ・パスクアル
1–6, 1–6
準優勝 8. 2010年7月5日 イギリスの旗 ウィンブルドン ロシアの旗 ベラ・ズボナレワ アメリカ合衆国の旗 バニア・キング
カザフスタンの旗 ヤロスラワ・シュウェドワ
6–7(6), 2–6
優勝 4. 2011年3月19日 アメリカ合衆国の旗 インディアンウェルズ ハード インドの旗 サニア・ミルザ アメリカ合衆国の旗 ベサニー・マテック=サンズ
アメリカ合衆国の旗 メガン・ショーネシー
6–0, 7–5
優勝 5. 2011年4月9日 アメリカ合衆国の旗 チャールストン クレー インドの旗 サニア・ミルザ アメリカ合衆国の旗 ベサニー・マテック=サンズ
アメリカ合衆国の旗 メガン・ショーネシー
6–4, 6–4
準優勝 9. 2011年6月3日 フランスの旗 全仏オープン クレー インドの旗 サニア・ミルザ チェコの旗 アンドレア・フラバーチコバ
チェコの旗 ルーシー・ハラデツカ
4–6, 3–6
優勝 6. 2011年10月16日 オーストリアの旗 リンツ ハード
(室内)
ニュージーランドの旗 マリナ・エラコビッチ ドイツの旗 ユリア・ゲルゲス
ドイツの旗 アンナ=レナ・グローネフェルド
7–5, 6–1
準優勝 10. 2012年2月25日 アラブ首長国連邦の旗 ドバイ ハード インドの旗 サニア・ミルザ アメリカ合衆国の旗 リーゼル・フーバー
アメリカ合衆国の旗 リサ・レイモンド
2–6, 1–6
準優勝 11. 2012年3月17日 アメリカ合衆国の旗 インディアンウェルズ ハード インドの旗 サニア・ミルザ アメリカ合衆国の旗 リーゼル・フーバー
アメリカ合衆国の旗 リサ・レイモンド
2–6, 3–6
準優勝 12. 2012年5月12日 スペインの旗 マドリード クレー ロシアの旗 エカテリーナ・マカロワ イタリアの旗 サラ・エラニ
イタリアの旗 ロベルタ・ビンチ
1-6, 6-3, [4-10]
準優勝 13. 2012年5月20日 イタリアの旗 ローマ クレー ロシアの旗 エカテリーナ・マカロワ イタリアの旗 サラ・エラニ
イタリアの旗 ロベルタ・ビンチ
2-6, 5-7
優勝 7. 2012年10月6日 中華人民共和国の旗 北京 ハード ロシアの旗 エカテリーナ・マカロワ スペインの旗 ヌリア・リャゴステラ・ビベス
インドの旗 サニア・ミルザ
7-5, 7-5
優勝 8. 2012年10月21日 ロシアの旗 モスクワ ハード
(室内)
ロシアの旗 エカテリーナ・マカロワ ロシアの旗 マリア・キリレンコ
ロシアの旗 ナディア・ペトロワ
6–3, 1–6, [10–8]
優勝 9. 2013年3月16日 アメリカ合衆国の旗 インディアンウェルズ ハード ロシアの旗 エカテリーナ・マカロワ ロシアの旗 ナディア・ペトロワ
スロベニアの旗 カタリナ・スレボトニク
6–0, 5–7, [10–6]
優勝 10. 2013年6月10日 フランスの旗 全仏オープン クレー ロシアの旗 エカテリーナ・マカロワ イタリアの旗 サラ・エラニ
イタリアの旗 ロベルタ・ビンチ
7-5, 6-2
準優勝 14. 2013年10月27日 トルコの旗 イスタンブール ハード
(室内)
ロシアの旗 エカテリーナ・マカロワ チャイニーズタイペイの旗 謝淑薇
中華人民共和国の旗 彭帥
4-6, 5–7
準優勝 15. 2014年1月24日 オーストラリアの旗 全豪オープン ハード ロシアの旗 エカテリーナ・マカロワ イタリアの旗 サラ・エラニ
イタリアの旗 ロベルタ・ビンチ
4-6, 6-3, 5-7

4大大会シングルス成績[編集]

略語の説明
W  F  SF QF #R RR Q# LQ A WG Z# PO SF-B S G NMS NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加
WG=デビスカップワールドグループ, Z#=デビスカップ地域ゾーン, PO=デビスカッププレーオフ, SF-B=オリンピック銅メダル, S=オリンピック銀メダル, G=オリンピック金メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, NH=開催なし.

大会 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 通算成績
全豪オープン A 4R 2R 3R 1R 1R 1R 1R 4R 1R 9–9
全仏オープン A 1R 1R 1R 2R 1R 1R 1R 1R 1–8
ウィンブルドン A 2R 3R 2R 4R 1R 2R 2R 2R 11–7
全米オープン LQ 1R 1R 2R 3R 1R 1R 2R 2R 5–8

外部リンク[編集]