エレンスゲ

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エレンスゲ

エレンスゲ(herensuge)は、バスク地方に伝わるの名前である。元々は竜というよりは姿はに近かったものであるが伝承化されるにつれて竜に固定化したという。イラウンスゲとも言う。「7つの頭を持つエレンスゲ」の竜退治が最も有名な説話で竜退治の証拠として7つの竜の頭から引き抜いた7枚の舌の話が有名である[1]。凶暴な性格である一方、卵を額で割ると簡単に死んでしまうというスペインおよびバスク独特の竜退治説話も残されている。

アラサーテの別名は「モンドラゴン」である。モンドラゴンとは「ドラゴンの山」という意味だがこのドラゴンとはエレンスゲの事である。サンタ・バルバラ山に棲んでいたという。労働社会学的にも有名な「モンドラゴン協同組合企業」の名もここから来ている。

  • なお、アララール山のエレンスゲ伝承に関しては本記事ではなく「アララーの龍」にて説明する。

脚注[編集]

  1. ^ 「二人の兄弟」型説話の典型例である。

参考文献[編集]

  • 竹原威滋・丸山顯德編「世界の龍の話」三弥井書店、2002、p200-208.

関連項目[編集]