エル・サロン・メヒコ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

エル・サロン・メヒコ西語El Salón México)は、アメリカ合衆国作曲家アーロン・コープランドが作曲した単一楽章の管弦楽曲メキシコの民謡を素材としている。メキシコ・シティにある同名のダンスホールの描写であり、副題に「メキシコ・シティで人気のダンスホール "A Popular Type Dance Hall in Mexico City" 」とわざわざ掲げている。1932年に着手されたが、1936年になって完成された。世界初演は1937年に、カルロス・チャベスの指揮により、メキシコ交響楽団が行なった。アメリカ初演は1938年であった。

コープランドは1930年代初頭にメキシコを訪れているものの、現地で聞いた民謡によらずに、(少なくとも4曲は)入手した民謡の譜例によって本作を作曲した。しばしば「いくつかの部分から構成されている」と評されているが、聴いて分かるように、はっきりした境目はなく、次々と旋律が切れ目なく織り重ねられてゆく。

コープランドは後に本作を発展させて、1947年の映画音楽「フィエスタ」を作曲した。レナード・バーンスタインが本作をピアノ用に編曲している。

楽器編成[編集]

フルート2、ピッコロオーボエ2、コーラングレ*、E♭管クラリネット*、B♭管クラリネット2、バス・クラリネット*、ファゴット2、コントラファゴット*、ホルン4、トランペット3(第3奏者*)、トロンボーン3、チューバティンパニ打楽器シロフォンシンバル(合わせ、吊り)、ブラシ、ギロテンプル・ブロック(高・低)、ウッドブロック大太鼓小太鼓プロヴァンス太鼓ピアノ弦五部

*は省略可

演奏時間[編集]

約10分