エルドレット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

エルドレット(Eldoret)は、ケニアの都市。2012年の推定人口は269,574人[1]。ケニア中部の高原地帯、標高2100mの地点にあり、リフトバレー州に属する。ナイロビモンバサナクルに次ぎ、ケニアで4番目に大きな街である。住民はカレンジン人が中心で、少数のキクユ人も住む。

エルドレットには大きな市場があり、物資の集散地となっている。周辺ではコムギトウモロコシ除虫菊などが栽培され、また繊維産業も盛んである。また、1984年設立のモイ大学があり、学生も街の人口の大きな部分を占めている。

エルドレット周辺はポール・テルガトなど著名なアスリートを数多く輩出し、ケニアのマラソン競技の隆盛を大きく支えた。

2007年-2008年のケニア危機で、エルドレットでは大暴動が起き、ムワイ・キバキ大統領の出身民族であるキクユ人と、野党候補のライラ・オディンガを支持したカレンジン人が対立して多数の死傷者が出た。近郊で農園を経営していた元オリンピック選手のルーカス・サングも、この事件の際殺害された。

エルドレットが建設されたのは1910年で、当時は「64」とだけ呼ばれていた。1912年に現在のエルドレットという名に改称された。1924年にはウガンダ鉄道がエルドレットまで開通し、以後付近の農産物・畜産物の集散地として発展した。

モンバサからナイロビを経由してエルドレットまで石油製品パイプラインが伸びており、ここから石油がトラック輸送され、ウガンダの需要を満たしている。カンパラまでのパイプライン延伸計画がある。

市内

脚注[編集]

  1. ^ World Gazetteer : Kenya - largest cities”. 2012年9月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年7月1日閲覧。