エピトープ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エピトープ (epitope) は、抗体が認識する抗原の一部分のこと。抗体は病原微生物や高分子物質などと結合する際、その全体を認識するわけではなく、抗原の比較的小さな一部分のみを認識して結合する。この抗体結合部分を抗原のエピトープと呼ぶ。エピトープは抗原性のための最小単位であり、抗原決定基 (antigenic determinant) とも呼ばれる。ある特定抗原の侵入により生成された抗体は,その抗原と同一あるいは類似のエピトープを持つものとしか反応しない。
通常、複数のエピトープが1つの抗原に含まれており、またハプテンはエピトープを1つだけ持っている。エピトープはT細胞レセプターに結合する抗原部分を指すこともあり、その場合は特にT細胞エピトープと呼ぶ。エピトープに対応する語として、抗体上の抗原に結合する部分をパラトープ(paratope)と呼ぶ。
関連項目 [編集]
参考文献 [編集]
- 鹿江雅光ほか編集 『最新家畜微生物学』 朝倉書店 1998年 ISBN 4254460198