エビスザメ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
エビスザメ
Notorynchus cepedianus monterey.jpg
Notorynchus cepedianus
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 軟骨魚綱 Chondrichthyes
亜綱 : 板鰓亜綱 Elasmobranchii
: カグラザメ目 Hexanchiformes
: カグラザメ科 Hexanchidae
: エビスザメ属 Notorynchus
: エビスザメ N. cepedianus
学名
Notorynchus cepedianus
Poey, 1861
英名
Broadnose sevengill shark

エビスザメ Notorynchus cepedianus (恵比寿鮫、恵比須鮫、英名:Broadnose sevengill sharkブロードノーズ・セブンギル・シャーク)は、カグラザメ目カグラザメ科に属するサメ。現生のエビスザメ属 Notorynchus は本種のみ。

現生のほとんどのサメが5対の鰓裂をもつのに対し、エビスザメは7対の鰓裂をもつ。他に7対の鰓裂をもつサメは、エドアブラザメ Heptranshias perlo が知られているだけで、本種を含めた2種はいずれもカグラザメ科に属する。

なお、関東地方などの方言で、ジンベエザメを指して「えびす鮫」と呼ぶことがある。

分布・形態・生態[編集]

Notorynchus cepedianus 2.jpg

世界中の温帯域に生息する。水深150 m 以浅の表層を泳ぎ、浅い湾やサンゴ礁の外で生活する。

全長3 m に達する。雄は1.5 m、雌は2.2 m で成熟する。体型は流線型に近い円筒形。体色は背側が暗褐色~黒色または灰色で、腹側は白色。体中に多数の黒色または白色の斑点が見られる。背鰭は1基しかなく、体の後方に位置する。臀鰭を備える。化石種と形態的に類似しており、古いタイプのサメであると考えられている。

エビスザメは群れで狩りをすることが知られている。仲間と共同でアザラシイルカ、他のサメなどを追い詰めて捕食する。古代のサメも同じ方法で狩りをしていたと考えられている。

近縁種[編集]

エビスザメとともに "Sevengill shark" (セブンギル・シャーク)と呼ばれる7対の鰓裂をもつサメ。全長は1.4 m にしかならず、生息深度も1,000 m と深い。

水族館[編集]

参考文献[編集]

  • A&A・フェッラーリ 『サメガイドブック-世界のサメ・エイ図鑑』 御船淳・山本毅訳、谷内透監修、ティビーエス・ブリタニカ、2001年、256頁。

関連項目[編集]