ペガスス座イプシロン星

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エニフから転送)
移動: 案内検索
ペガスス座ε星[1]
Epsilon Pegasi
星座 ペガスス座
視等級 (V) 2.404[1]
変光星型 脈動変光星[1]
位置
元期:J2000.0[1]
赤経 (RA, α) 21h 44m 11.15614s[1]
赤緯 (Dec, δ) +09° 52′ 30.0311″[1]
赤方偏移 0.000011[1]
視線速度 (Rv) 3.39km/s[1]
固有運動 (μ) 赤経: 26.92 ミリ秒/年[1]
赤緯: 0.44 ミリ秒/年[1]
年周視差 (π) 4.73 ± 0.17 ミリ秒[1]
距離 689.22 ± 25.69光年[注 1]
(211.42 ± 7.88パーセク)[注 1]
絶対等級 (MV) -4.222[注 2]
物理的性質
半径 150 R
質量 10-11 M
自転速度 17km/s
スペクトル分類 K2Ib [1]
光度 6,700 L
表面温度 4,460 K
色指数 (B-V) +1.53[2]
色指数 (U-B) +1.70[2]
別名称
別名称
ペガスス座8番星[1]
BD +09 4891[1]
FK5 815[1], HD 206778[1]
HIP 107315[1], HR 8308[1]
SAO 127029[1]
■Project ■Template

ペガスス座ε星は、ペガスス座恒星で2等星。

概要[編集]

この星からα星を辿っていくと、ペガサスの胴部(ペガススの大四辺形)に当たる。

特徴[編集]

オレンジ色の超巨星恒星進化論では、老年期の星から星の死に近い辺りだろうと推測される。おそらくあと数百万年の寿命であるようだ。この星は、超新星爆発を起こすか、ゆっくりしぼんでいき、白色矮星となるかの境目くらいの規模である。白色矮星になった場合、珍しいネオン酸素白色矮星になるだろうと考えられる。

この星には、何度か強い輝きが観測されており、太陽フレアを吹き上げながら、巨星化し、白色矮星になるだろうという推測を裏付けるものとなっている。

視等級は最大で2.39の変光星。変光星としては非常に奇妙な光度変化を示す。 Lc型の脈動変光星として分類されているが、1970年代には突然0.7等まで明るくなったり、逆に3.5等まで暗くなったりする等、まるで爆発変光星のような変光をしたこともある。近年は2.4等前後で推移しており、光度変化も眼視観測ではほとんど認められないくらい小さい。

名称[編集]

固有名エニフ (Enif) は、語源はアラビア語の「馬の鼻」を意味し、ペガススのに位置する。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ a b パーセクは1 ÷ 年周視差(秒)より計算(誤差も同様)、光年はパーセク×3.26より計算。各有効桁小数第2位
  2. ^ 視等級 + 5 + 5×log(年周視差(秒))より計算。有効桁小数第3位

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s SIMBAD Astronomical Database”. Results for V* eps Peg. 2013年1月31日閲覧。
  2. ^ a b イェール輝星目録第5版

関連項目[編集]