エッジ・オブ・サニティ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
エッジ・オブ・サニティ
Edge of Sanity
基本情報
出身地 スウェーデンの旗 スウェーデン
エステルイェータランド県
フィンスポング
ジャンル メロディックデスメタル
デスメタル
プログレッシブメタル
活動期間 1989年 - 1999年
2003年
レーベル ブラック・マーク・プロダクション
ビクター・エンタテインメント
日本クラウン
メンバー
ダン・スワノ (ボーカルギターベースキーボードドラム)
旧メンバー
ロバート・カールソン (ボーカル)
サミ・ネルバーグ (ギター)
アンドレアス・ドレッド・アクセルソン (ギター)
アンダース・リンドバーグ (ベース)
ベニー・ラーソン (ドラム)

エッジ・オブ・サニティ(Edge of Sanity)はスウェーデン出身のバンド。メロディック・デス・メタル(メロデス)の誕生・発展に多大な貢献を果たした。基本的には五人組だが、アルバム中の曲ごとに、楽器を担当しているメンバーが異なるものもあるなど、ほかのバンドとは異なる活動の形態を採っていた。そのため、中心人物のダン・スワノさえいればエッジ・オブ・サニティは成り立つ、との見方が一般的である。ただし、スワノが参加していないアルバム、楽曲も存在する。

メロデスに分類されつつも、現在の「メロデス」とは一線を画すバンドである。ダン・スワノの音楽的実験の場として活用されてきたためだろう。

略歴[編集]

1989年11月にレコーディングスタジオを所有するダン・スワノ(Vo)とそのスタジオを使っていた人を中心に結成。当初は、単なるセッションバンドで本格的な活動を視野に入れていなかった[1]1990年に、ブラック・マーク・プロダクションと契約。1991年に1stアルバム『Nothing But Death Remains』をリリースしデビュー。その後も、デモをリリースしつつ、2ndアルバム『Unorthodox』、3rdアルバム『The Spectral Sorrows』をリリースする。1994年にリリースされた、4thアルバム『Purgatory Afterglow』で、ビクター・エンタテインメントから日本盤がリリースされ、日本デビューを果たす。このとき、1stから3rdアルバムまでのアルバムも日本盤がリリースされた。そして、1996年に40分以上に及ぶ超大作“Crimson"1曲のみで構成された問題作、5th『Crimson』がファンから総スカン食らい1997年リリースの6thアルバム『Infernal』からは再び軌道修正を図り、やり過ぎ大作主義から一転、何れもコンパクト且つストレートにまとめられ、Keyやアコギ等の凝った装飾を排したアレンジも、至ってシンプルな作風に変わっていった。その後も、破壊的な音色で刻まれる図太いリフ&リズムが強調された作風になっている。また、6thアルバムは、各楽曲ごとに奏者がクレジットされており、各楽曲ごとに関わっている人が異なっている[2][3]。しかし、同年中に音楽的意見の相違によってダン・スワノは脱退してしまう。その代わりに、ロバート・カールソンがボーカリストとして参加しして、同1997年に、7thアルバム『Cryptic』をリリースしている。

その後、1999年前後に解散。2003年にダン・スワノによって再結成。再結成とはいっても、メンバーは、ダン・スワノ一人である。同年に、8thアルバム『Crimson II』をリリース。同アルバムでは、基本的には、すべてのパートをダン・スワノ一人が担っている。また、ボーカリスト2人とギタリスト2人がゲストで参加している。アルバムタイトルから分かるように、問題作とされた、5thアルバム『Crimson』に通じる作品で、前述の"Crimson"を超える、43分の超大作"Crimson II"1曲で構成されている。ただし、今作では、その1曲を9つのパートにわけ、それを更に1トラック2分未満に分割して収録しており、44トラックで43分というアルバムになっている。同年中に、再び解散した。

メンバー[編集]

最終メンバー[編集]

マルチプレイヤーで様々な楽器の演奏を行うことができる。
結成時はボーカル専任だったが、5thアルバム『Crimson』よりギター、キーボードを担うようになる。6thアルバムの一部楽曲では、ベースも兼任した。そして再結成後は、全ての楽器を一人で担った。
音楽プロデューサーとしても活動しており、結成当時フィンスポングにスタジオを所有していた。同スタジオは、その後エッジ・オブ・サニティ活動中に、エレブルー県エレブルーに移転している。

過去のメンバー[編集]

  • ロバート・カールソン Roberth Karlsson - ボーカル (1997 - 1999)
インキャパシティでも活動していた。スカー・シンメトリーフェイスブレイカーなどで活動中。
  • サミ・ネルバーグ Sami Nerberg - ギター (1989 - 1999)
6thアルバム『Infernal』には不参加。
  • アンドレアス・ドレッド・アクセルソン Andreas "Dread" Axelsson - ギター (1989 - 1999)
3rdアルバム『The Spectral Sorrows』では、ベースも兼任した。3rdアルバムより、ドレッド(Dread)名義でクレジットされるようになった。
マーダックインキャパシティではボーカリストとして活動していた。
  • アンダース・リンドバーグ Anders Lindberg - ベース (1989 - 1999)
3rdアルバム『The Spectral Sorrows』では、兵役の関係で参加できなかった。
  • ベニー・ラーソン Benny Larsson - ドラム (1989 - 1999)

セッションメンバー[編集]

  • アンダース・マレービ Anders Måreby - チェロ
『Crimson』に参加。
  • ミカエル・オーカーフェルト Mikael Åkerfeldt - ボーカル、リードギター
『Crimson』に参加。オーペスで活動。
『The Breakness Of It All』(『Infernal』収録)に参加。
  • ロジャー・ヨハンソン Roger Johansson - リードボーカル
『Crimson II』に参加。
『Crimson II』に参加。ウィズアウト・グリーフで活動。
  • マイク・ウェッド Mike Wead - リードギター
『Crimson II』に参加。キング・ダイアモンドマーシフル・フェイトキャンドルマスバイブルブラックなどで活動。
『Crimson II』に参加。バイブルブラックなどで活動。

ディスコグラフィ[編集]

アルバム[編集]

EP[編集]

コンピレーション[編集]

デモ[編集]

  • Euthanasia [1989]
  • Kur-Nu-Gi-A [1990]
  • The Dead [1990]
  • The Immortal Rehearsals [1990]
  • Dead But Dreaming [1992]
  • Darkday [1993]
  • Lost [1993]
  • The Spectral Sorrows Demos [1993]
  • Infernal Demos [1996]

脚注[編集]

  1. ^ 奥村裕司 (1994年). "ナッシング・バット・デス・リメインズ" [CDライナー]. エッジ・オブ・サニティ 『Nothing But Death Remains』のアルバム・ノーツ 日本東京都渋谷区: ビクター・エンタテインメント (VICP-23108).
  2. ^ ギタリストのサミ・ネルバーグは参加していないが、作曲には携わった。
  3. ^ 一部の楽曲では、ダン・スワノの参加していない楽曲も存在する。

外部リンク[編集]