エターナルアルカディア

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エターナルアルカディア(Eternal Arcadia)とはオーバーワークス制作、セガ販売のドリームキャストロールプレイングゲームである。2000年10月5日発売。北米・ヨーロッパでのタイトルはSkies of Arcadia。通常版に加え、@barai版(後述)も発売された。空飛ぶ帆船が大空を行き交う異世界で、海賊ならぬ「空賊」の主人公が繰り広げる冒険を描いている。

2002年12月26日に様々な要素が追加、強化された『エターナルアルカディア レジェンド』がニンテンドーゲームキューブで発売された。プレイステーション2への移植版発売も告知されていたが、ゲームキューブ版に開発を専念するためという理由で開発中止となった[1]

主人公のヴァイス、アイカ、ファイナの3人は2008年に発売された戦場のヴァルキュリアにサブキャラクターとしてゲスト登場しており、ヴァイスは突撃兵、アイカは偵察兵としてそれぞれ操作可能である。人物設定は遠い異国から来た者となっている。

海外ゲームサイト「IGN」による「2006年版歴代全ゲームソフト名作ランキング」で58位にランクインする等、高い評価を得ている。

目次

[編集] システム

[編集] 戦闘システム

本作の戦闘は、ターン制が採用されたシンプルな形態を取っている。最初に味方キャラクターの行動を決定した後、全体がそれぞれの行動を終了して1ターンが終了する。エンカウントランダムエンカウント方式

陣形
戦闘開始時、バトルフィールドには敵味方で分断して陣形を取っているが、ターンが経過すると次第にバトルフィールドには敵と味方が入り乱れていく。陣形をプレイヤーが手動で変更することが出来ず、一部の攻撃手段が特定の範囲を攻撃する仕様。
属性
本作には緑、赤、紫、青、黄、銀の6つの属性が存在し、プレイヤー側が使用するあらゆる攻撃には属性が割り振られている。通常RPGの「魔法」に相当するもので「煌術(こうじゅつ)」がありこの煌術はそれぞれに割り振られた属性がつけられているが、通常攻撃や技を使用する際には使用する武器に割り振られた属性が適用される。
武器の属性はキャンプメニューや戦闘時のコマンド設定時に変更することが可能で、戦闘時には属性変更ボタンを押すことで“緑→赤→紫→青→黄→銀→緑”の順にチェンジする。武器の属性は武器自体の色かキャラクターの顔アイコンを囲むカラーによって判別が可能。
属性間に対立や循環関係のような物は存在せず、基本的に弱点の設定はモンスターによって個別に違うが、外見や設定上の所属によって固定される傾向にある(バルア帝国の関係者は黄、銀の文明の関係物は銀など)。また、敵の属性は戦闘時に見られる敵のアイコンを囲むカラーで確認が可能。
ガッツシステム
本作のもっとも特徴的なシステムの一つ。戦闘の際、パーティには「ガッツ」というパーティ全体で共有されている能力値が存在する。
各キャラクターにはガッツ基本値というステータスが個別に設定されており、毎ターンの始めにパーティ全体のガッツ基本値を合計した量が溜まる。ガッツ基本値は特定レベルに達することで上昇するため、パーティ全体が成長すればそれだけ毎時のガッツ増加量は増えることになる。また、コマンド設定時に「ガッツ」コマンドを選択することで選択キャラクター1人分のガッツが戦闘中に増加する。ただし戦闘不能あるいは「疲労」状態にかかったキャラクターはガッツを増加させられない。
溜めたガッツは、技か煌術を発動する際に消費される。使用する技、煌術で消費ガッツの量はことなっており、本作におけるガッツの数値は通常RPGにおける「マジックポイント」の概念に非常に近い。
効果が強力な物ほどガッツの消費も激しいため、パーティ全体で共用する仕様もあって計画的な運用が必要になる。
なお、ガッツシステムは後述する砲撃戦においても適用されている。基本的な仕様は通常戦闘と同様だが、回復量などが異なる。
技の習得
当作では各キャラクターは「月の実」というアイテムの必要数に応じて技を覚えていく。ただし、技を覚えるのは順番どおりで1つを覚えないと次を覚えられない。
状態変化
相手から攻撃された際、装備している武器の効果や技、アイテムによってキャラクターはパラメータの変化や、状態異常を付加させることが出来る。また、各状態変化はその状態で戦闘を終えると全て消え去る。
  • 戦闘不能:キャラクターのHPが0になった状態。戦闘不能になったキャラがいる状態で戦闘を終えるか、逃走に成功すると、そのキャラはHP1で行動することになる。パーティ全員が戦闘不能になるとゲームオーバーとなる。
ボス戦や賞金首と戦って全員戦闘不能になった場合、その戦闘を最初からやり直すか、ゲームオーバーするかを選ぶことになる。
  • 疲労:キャラの増加分のガッツが0になり、ガッツコマンドも無効になる。
  • 石化:しばらくの間全ての行動が出来無くなる。
  • 毒:毎ターンの終了時に一定数のHPが減っていく。
  • 睡眠:相手に再び攻撃されるまで行動不能になる。
  • 混乱:敵味方関係無く、近くにいるキャラを攻撃する。
  • 衰弱:キャラの全パラメーターが半減する。
  • 強壮:キャラの攻撃力・守備力が2,5倍になる。
  • 機敏:キャラの素早さが2倍になり、逃走の成功確率も上がる。
  • 滋養:毎ターンの終了時に一定数のHPを自動的に回復する。

[編集] 砲撃戦

本作には通常戦闘の他にパーティの所持、搭乗している船に乗り、敵対国や空賊の船、あるいは巨大な怪物との一対一の戦闘を行う「砲撃戦」と呼ばれる戦闘が存在する。通常戦闘とは異なりシンボルエンカウント方式で、敵が接近することでコンパスに「!!」の警告とともに敵の方向が示される。

フェイズ
砲撃戦では1ターンにパーティの人数分の「フェイズ」が存在し、各フェイズで味方と敵が1回ずつ行動する。
各フェイズには敵の行動や敵との距離を予測した上で、こちらの攻撃の命中率や敵側の攻撃の危険性なども示されている。緑、黄、赤の順に安全度が高く、赤いフェイズでは危険な攻撃が飛んでくる可能性がある。逆にこちら側の攻撃が当たりやすいフェイズや必殺砲が撃てるフェイズも表示されるので、行動はこれを参考に取ると良い。
砲撃の種類
砲撃戦の際に武器となるのが、搭乗船に積載している砲台である。砲撃戦においてもガッツシステムが適用されており、砲撃をする際にはそれぞれの砲台に割り振られたガッツを消費する。
必殺砲は搭乗船に予め積載されているが、それ以外の砲台は最大で4つまで装備変更が可能。
  • 主砲 - 使用した1フェイズで命中させる砲台。攻撃力と命中率に優れており、砲撃戦の際の主力武器となる。砲台で唯一砲手の攻撃力が威力に反映される。
  • 副砲 - 使用フェイズを始点に、2~4フェイズにわたって砲撃が出来る砲台。撃つ度に設定ガッツが消費されるため、フェイズを増やせばそれだけ消費も激しくなる。1フェイズ辺りの威力が低い。
  • 魚雷 - 発射後1~3フェイズ後に命中させる砲台。攻撃力が高いが命中率に難があり、装備や搭乗クルーによって強化しないと頼りにならないのが難点。
  • 必殺砲 - 「必殺砲フェイズ」でのみ使用できる、特殊な砲台。多量のガッツを消費するが、必中なのに加えて威力も高い。特に強力な敵を相手にする際は常に高いガッツを維持し、いつでも必殺砲を放てるチャンスを作ることが重要。
搭乗船の強化・クルーシステム
砲撃戦では搭乗船の能力が反映されることになるため、今作では船にもキャラクター同様にステータス値が定められており、船専用の装備品も数多く存在する。これらによって強化していく必要があるが、経験値、レベルと言った物はない。イベントボスなどを倒した際に手に入る「キャプテンマーク」というアイテムの使用がレベルアップに代わる手段となる。
また、シナリオ後半で手に入る船の強化手段の一つとして「クルーシステム」がある。世界各地で招待、あるいは雇用したクルーを船に搭乗させることで搭乗させたクルーに設定された強化効果を砲撃戦時に発揮させる物で、この効果は搭乗させるだけで常時発動される物と戦闘中「クルー」コマンドで発動するコマンドタイプの物がある。
搭乗させるクルーには11種の職業が設定されている。各職業に2人のクルーがおり、合計で22人のクルーが存在する。搭乗させるクルーの変更はキャンプメニューからいつでも可能。また、クルーの雇用には条件が設定されていることが多い。

[編集] 発見物

ワールドマップ上には町やダンジョンなどの他にゲームの世界において「未知なる存在」とされているオブジェクトが多数存在し、これらを「発見物」と呼ぶ。存在する場所に船が接近するとコンパスが突如回転しだし、ここで決定ボタンを押すことで発見物を見つけることが出来る。発見したオブジェクトはキャンプメニューの「航海日誌」に記録され、情報をギルドに売却することが可能。

発見物ははじめから目視できる物と発見することで初めて目視が可能になる物の2つが存在。また止まっている物と広範囲を動き回っている物も存在し、数も多いため全てを発見するのは困難を極める。

一部シナリオ進行上必ず探すことになる発見物があるが、基本的にはシナリオ本筋との関係は全くないやり込み要素の一つ。また、GC版『~レジェンド』では発見物の総数が増加。既存の発見物よりも発見が困難な物が多く、コンプリートの難易度は一層高くなっている。また、サブイベントと連動している発見物も一つだけ存在する。

[編集] キャラクター

[編集] メインキャラクター

ヴァイス・イングルバード 関智一
本作の主人公である17、8歳の少年。軍艦や武装した船しか襲わない青の空賊「ダイン一家」の一員で、クルーとしては敵船へ直接乗り込む切り込み役を担当している。好奇心旺盛な性格で、世界中の誰も行ったことのない未知の領域を駆けることを夢見ている。
また「どんなときも絶対にあきらめない」ことを信条に、どんなに困難な状況も打破する能力をも有する。武器はカトラスという二刀流で愛用。趣味は地図の収集。
右目に着けている片眼のゴーグルは、レンズを通して望遠鏡のように離れている場所にあるものを大きく見ることができる。
戦闘では高い攻撃力を活かし、強敵に大ダメージを与えるアタッカーとして活躍できる。特に始めから覚えている技の「カトラスダンス」は序盤はボスなどへの強いダメージソースに、中盤以降はガッツ消費の効率から通常攻撃に代わる攻撃手段として活用の幅が広い。
戦場のヴァルキュリアにて正式なフルネームが設定された。
  • カトラスダンス(初期)消費ガッツ7 効果:敵単体にダメージ。
  • リヴェンジ(月の実1つ)消費ガッツ2 効果:1ターンのみ常に「防御」状態になり、通常攻撃を受けた時に必ず反撃する。
  • エアロスマッシュ(月の実2つ)消費ガッツ14 効果:敵全体にダメージ。
  • スカルシールド(月の実2つ)消費ガッツ5 効果:1ターンのみ味方全員が敵から受けた通常攻撃のダメージを0にし、                        必ず反撃する。攻撃を受けた際に追加で発生する状態異常は残る。
  • ジョリーロジャー(月の実4つ)消費ガッツ21 効果:敵単体に大ダメージ。
キャプテン技(ヴァイスが「デルフィナス」を入手した状態でガッツが最大まで溜まっている時に「逃走」のコマンド         が変わって使えるようになる)
  • クルークルー 消費ガッツ全部 効果:集めたクルーのうち「乗船」させているクルーが現れ、敵全体にダメージを与                    え、その後「戦闘不能」状態でない味方全員の体力と不利な状態異常を回復。
  • バッカニアーズ 消費ガッツ全部 効果:パーティが一人も「戦闘不能」になっていない時のみ発動可能。敵全体に特大                    のダメージを与える。
アイカ・トンプソン 声:川上とも子
ヴァイスの幼馴染みの少女で相棒。彼の夢を理解し、信頼する人物の1人。ストレートで回りくどいことは大嫌い。明朗快活な性格。お宝とおいしい食べ物が大好きで、幽霊ゴキブリが苦手。また幼い頃に故郷の空賊島の井戸に落ち、それがトラウマで泳げなくなった。
素早い身のこなしと熟練されたブーメランの腕で強敵相手にも果敢に立ち向かっていく。
早くに両親を亡くし一軒家に一人暮らしだが、ヴァイスと彼の両親とは家族ぐるみの付き合い。
素早さが高いため、戦闘では誰よりも先手を取ることが多い。この長所を活かし、全体を攻撃する技を撃ってザコを一気に殲滅する役割に適している。また、ボス戦などにおいてはあらゆる煌術を無効化する「デルタシールド」が重宝する。覚える技が非常に便利なため、率先して技を習得させたい。
なお、「アルファストーム」は武器の属性に関係なく攻撃は赤属性で固定されている。
戦場のヴァルキュリアにて正式なフルネームが設定された。
  • アルファストーム(月の実1つ)消費ガッツ4 効果:敵単体とその周囲にいる敵に赤属性のダメージ。特定の敵には効                          かない。
  • デルタシールド(月の実2つ)消費ガッツ2 効果:1ターンのみ、味方全員にかかる全ての煌術を無効化する(回復など                         の煌術も受け付けなくなる)。
  • ラムダバースト(月の実2つ)消費ガッツ8 効果:敵全体にダメージ。特定の敵には効かない。
  • ユプシロンミラー(月の実3つ)消費ガッツ10 効果:アイカの減ったkpを最大10まで回復し、その後1ターンのみ敵の                      通常攻撃・技・煌術・不利な状態異常を全て無効化する無敵状態になる。
  • オメガサイクロン(月の実4つ)消費ガッツ12 効果:敵全体に大ダメージ。
ファイナ 声:堀江由衣
ある日ダイン一家が襲撃したアルフォンソの戦艦に拉致されていた、異国の服を着た少女。艦に乗り込んだヴァイスらによって救出された。
最初の頃は出生、目的を語ろうとしなかったが、バルアに襲撃されて囚われたところをヴァイスたちに助けられて心を開き、信頼して実は古代文明・銀の文明の民の若き生き残りであることと、自分の旅の目的をを告白する。古代の知識に詳しいが地上に降りたことが無かった為、世間知らず。
普段は腕輪になっている、あらゆるものに姿を変える銀の文明の生物「キュピル」を幼い頃から連れており、戦闘ではこのキュピルを武器に戦う。また、キュピルは好物である「チャム」を食べることで強化されていく。
基本的に非力であり攻撃力は期待できないため、アイテムやガッツの使用による補助にまわる事が多い。ただし、素早さがそこそこに高いため働きは良い。技も補助系の物が多く、ピンチに陥ったときの起死回生の手段となる。
「戦場のヴァルキュリア」では衛生兵として登場し、さらにマイナ・シャイナという三つ子の姉妹と一緒に働いているという設定になっている。
  • 月の恵み(月の実1つ)消費ガッツ12 効果:味方全員を「滋養」にする。
  • 月の封印(月の実2つ)消費ガッツ3 効果:敵一体に銀属性のダメージを与え、高確率で「石化」状態にする。
  • 月の波動(月の実2つ)消費ガッツ6 効果:敵全体に銀属性のダメージを与え、敵全員についている有利な状態を全て                  打ち消す。特定の敵にはダメージを与えられないが、状態を打ち消す効果はある。
  • 月の浄化(月の実3つ)消費ガッツ6 効果:味方全員の「戦闘不能」以外の不利な状態異常を打ち消す。
  • 月の大いなる煌き(月の実4つ)消費ガッツ18 効果:味方全員の「戦闘不能」を含む全ての不利な状態異常と、体力を                          全快する。
ドラクマ 声:麦人
船乗り達の間で恐れられている巨「モービス」を愛船「リトルジャック号」で追い続けている「モービス追いのドラクマ」。
ヴァイスらが襲われていたところを救出し、以後行動を共にする。
かつてモービスによって片目と片腕、そして大事な一人息子・ジャックと漁師仲間を奪われて以来、モービスを追うことだけを生き甲斐にしている。
頑固で無愛想なため仲間は少なく、長い間ただ一人で行動していた。
戦闘時は失った腕のかわりの鋼鉄でできた義手を武器に戦い、これは手の部分と腕の部分がワイヤーのようなもので繋がっていて、離れたところからも攻撃できる。
ゲーム序盤で頼りになる戦力。鈍重なので戦闘では後手に回りがちだが一撃の威力が高いため、ボス戦などで力を発揮する。通常攻撃や技による大ダメージもさることながら、「怒!」によるガッツ2倍回復によるパーティへの恩恵も大きい。ちなみに全メンバー中最強の強さを誇る。特に「滅!」はキャプテン技のバッカニアーズすら上回るダメージを与えることができる。
  • 噴!(月の実1つ)消費ガッツ10 効果:敵単体にダメージ。
  • 怒!(月の実2つ)消費ガッツ0 効果:ガッツを通常の2倍溜め、その後「防御」状態になる。MAXで40まで溜める。
  • 滅!(月の実4つ)消費ガッツ25 効果:敵単体に大ダメージを与え、一定確立で即死させる。即死耐性がある敵にはダ                    メージのみ。
ギルダー 声:若本規夫
無人島へ漂着したヴァイスを救った青の空賊団の頭目。
自分の気の向くままに生き、日々を楽しむことをモットーにしている。お宝、女、ムチャな冒険など「胸を躍らせるモノ」を求めて愛船「クラウディア号」で大空を駆け回る。
ノリの軽い男のようだが空賊としての実力は高く、「気まぐれのギルダー」の二つ名で黒の空賊は勿論、バルア帝国にまで恐れられている。
ドラクマと同様、高い攻撃力で強敵を圧倒するパワー型だが、ドラクマほどの破壊力はない。代わりに命中率が高い銃での攻撃で確実に敵の体力を削っていけるのが売り。
複数に高いダメージを与える技を持つため、厄介な敵が多い戦闘などで力を発揮。
GC版では明確なCEROレーティング実施以前に発売されたにも関わらず戦闘後の勝利のデモなどで見られる葉巻をふかす表現が削除されている。
  • ハデにやろうぜ!(月の実1つ)消費ガッツ9 効果:敵一体を中心に、その周辺にいる敵を広い範囲で巻き込んでダメー                         ジ。
  • 効かねえな!(月の実2つ)消費ガッツ3 効果:1ターンのみ味方全員にかかる全ての不利な状態異常を無効化する。
  • 俺様がギルダーだ!(月の実4つ)消費ガッツ18 効果:敵全体に大ダメージ。
エンリック 声:保志総一朗
バルア帝国の皇太子。
軍事国家バルアの方針にただ1人異を唱え、近隣国家とは従属でなく友好な関係を築くべきと主張を続けている。
ガルガンチュアに幽閉されたヴァイスらの脱走の手助けをし、国の外側からバルアを変えるためにと行動を共にする。ヴァイスに自分の為に造られたバルア最新鋭戦艦「デルフィナス」を托し、以後ヴァイス一味の搭乗船として活躍する。
一振りの剣から放たれる華麗な剣術で戦う。能力はバランス型でヴァイスに比較的近いステータスを持つ。
撃要因としてはヴァイスほどの火力もなく技のガッツがやや多いことからいまいち頼りにならないが、味方全員に防御効果をもたらす「エスクード」の存在意義は大きく、これがあるだけで戦闘時の安全度は飛躍的に上がる。ゲーム中盤の、かなり長い時間にわたって旅を続ける大事な戦力。
名前の由来はエンリケ航海王子からと思われる。
  • ミル・エスパーダ(月の実1つ)消費ガッツ8 効果:敵一体にダメージ。
  • エスクード(月の実2つ)消費ガッツ4 効果:1ターンのみ味方全員に防御効果を宿し、敵の攻撃を半減させる。
  • ラ・コロナシオン(月の実4つ)消費ガッツ16 効果:敵一体に大ダメージ。

[編集] サブキャラクター

ヴァイス達が行く先々で関わることになるキャラクター達。直接戦闘には参加しないが、何らかの形でパーティへ助力してくれる。また、中には当初敵として登場するキャラクターも存在する。

ダイン
オーシャンを拠点に活動をする「ダイン一家」の頭目で、ヴァイスの父親。自分たちよりも強大な敵に挑む姿は同業者達の間でも評価が高く、また一家を押しも押されもせぬ空賊に育て上げた実力によって部下から篤い人望を得るに至っている。リーダーとしての実力もあり、空賊の頭と同時に本拠地である空賊島の長の役目も兼任。
愛船は大型帆船の「アルバトロス号」。だがアルマダに島を襲撃されたときに沈められてしまい、新しく「アルバトロスII世号」を造船する。
クローネ
恋に生きる女青空賊。旅先で出会ったギルダーに一目惚れし、それ以来彼に自分の思いを伝えるために空を飛び回っている。空賊としての腕はかなりのもので、彼女の恋路を邪魔する者は愛船「プリムローズ」からの猛攻撃を喰らうことになる。
サンチーム
青空賊「サンチーム一家」の頭目。温厚な人柄で夫婦で空賊稼業を営む傍ら、孤児達を拾って面倒を見ている。機械いじりのエキスパートである彼は育てている孤児達にもその技術を与え、独立させていく。
「マニュファクチュア」はそんな彼の機械技術の粋を集めて作られた船で、外見からは想像もつかぬほどの実力を有する。
ダイゴ
東の果ての国「ヤフトマー」を統べる国王ミカドの息子。豪快な性格で自由を好み、宮廷を抜け出して町で遊び回ることも多い。才はあり次期国王としての活躍が大いに期待されていたが、国の悪臣・カンガンとムラジという親子の策略にはまり、謀反の罪に問われて流刑にされたが、それは自分が自由を得たいが為に喜んで受け入れていた。しかし流刑先を拠点としていた東方空賊「テンコウ」を破り、その後その頭目に。
ジャオ&マオ
東方空賊「テンコウ」の双子の頭目だったが、ダイゴに叩きのめされて彼を受け入れ現在は副頭目に。
「一千の武器を狩り集める」というテンコウの目的のためヤフトマーへと到着したヴァイスらを襲撃するが破れ、その後ダイゴと共に力を貸しにやって来る。2つの船体を合体させた船「イン・ヤン」を駆り、話し言葉までも二人で共用する。
ピアストル
GC版『~レジェンド』の追加キャラクター。
手に持つ巨大なで、賞金がかけられた空賊達を片っ端から始末する17歳の女賞金稼ぎ。船の名は「リヴェンジャー号」。あまりに腕が立つことから、ついには「死神のピアストル」として恐れられるようになった。ヴァイスに恨みを持ち、執拗にその命を狙う。
ゲームが進んでいくごとに各地の船乗りギルドで「ブラックスポット」を渡され、全4回まで戦うことになる。
マリア
GC版『~レジェンド』の追加キャラクター。
7年前にバルア提督だった父・メンドーサと家族が乗った船が何者かによって襲撃され、目の前でその船が沈んだことのショックで感情を失い、話すこともままならなくなってしまった少女。
「ムーンフィッシュ」しか食べないハマチョウという鳥を拾ってピッコロと名付けて可愛がっており、ピッコロが大きくなるたびに、マリアも感情を取り戻していく。
ドク
GC版『~レジェンド』の追加キャラクター。
昔はバルア帝国で軍医をしていたが、7年前の事件以後、世話になっていたメンドーサの遺児であるマリアと暮らしながら、オーシャン付近でフリーの船医をしている男性。
「ムーンフィッシュ」の採取をヴァイスらに依頼する。
バルボア
オーシャン付近を拠点に活動する、戦う術を持たない商船などの非武装船を無差別に襲う黒の空賊「バルボア一家」の頭目。愛船「ブラックベアード」を駆り、商船などを手当たり次第に襲撃。船を見かけては襲いかかり、奪える者は残らず奪い取る。
ヴァイスに叩きのめされたことで、ヴァイスのことを勝手にライバル視している。
ドブラ
ノースオーシャン付近を拠点とする美食空賊。黒の空賊だが、バルボアほどの非道さはない。しかし美味しい物には目がなく、食料をたっぷり積んでいそうな輸送船などを見つけると愛船「ゴルゴンゾーラ」で襲いかかって食料、食材を根こそぎ奪い取っていく。「戦うことと食べることは同じ」というドブラの人生哲学のもとに害を被った人の数は多い。

[編集] バルア帝国

最大の軍事国家・バルア及びその軍事艦隊「アルマダ」に所属するキャラクター。ヴァイスらの前に敵として立ちはだかる。強大な軍事力を持つ彼らは、パーティにとって最大の強敵となる。

テオドーラ 声:小宮和枝
バルア帝国の女帝。征服欲と独占欲が強い典型的な独善主義者。ヒステリックで、自らの意にそぐわない物があることを許さない。バルア帝国の名の下に世界を征服する野望を持つ。
ガルシアン 声:有本欽隆
バルア帝国の軍事指揮権全てを担う護国卿。アクの強い性格が集まったアルマダ提督達を率いるほどの卓越した采配力は近隣諸国にまで轟き、バルア帝国にその人ありと言いしめるほどの稀代の将。表向きにはテオドーラに従っている素振りを見せるが、根底には大きな野望を抱いている。
旗船の名はサーペント。船体の左右に蛇の様な模様がある。
アルフォンソ 声:置鮎龍太郎
バルア帝国屈指の名門貴族の血統を持つアルマダ第一艦隊提督。特権階級意識に凝り固まった高慢な性格で、時に貴族でなければ人を人とも思わない態度をとる。家系だけで提督になったために実力は低いが、本人はそれに気づかず帝国一の実力者であるとさえ思っているナルシスト。
旗船の名はキグナス。白鳥を模した色をしていて見掛けはよいが、戦力は未知数。
グレゴリオ 声:小山武宏
アルマダ第二艦隊提督、同時に皇太子・エンリックの教育係も兼任。先代皇帝の代からバルアに仕える老将で、帝国への忠誠心は誰よりも強い。しかし同時に平和を愛する穏健派でもあり、帝国の軍事政策への疑問と、君主への忠誠心との板挟みに深い悩みを抱く。鉄壁の防御力を誇り、守りの戦いをさせれば帝国随一との評判が高い。
旗船の名はアウリーガ。全体を分厚い装甲で固めた軍艦で、直接相手に「体当たり」攻撃をすることを得意としている。
ビゴロ 声:菅原正志
身の丈2メートルの全身を筋肉で武装したアルマダ第三艦隊提督。徹底した攻撃主義で「攻撃は最大の防御なり」を信条に繰り出される攻撃の破壊力はアルマダ随一。また無類の女好きとしても知られ、「男の強さは抱いた女の数で決まる」という根拠なき家訓を胸に美女を追い続けている。
旗船の名はドラコ。先端に巨大なブローバック式の大砲「ビゴロ砲」を装備している。
べレーザ 声:天野由梨(ドラマCD:井上喜久子
アルマダ第四艦隊の提督を務める、アルマダの紅一点。ビゴロとは正反対に頭脳戦を得意とし、情報を駆使して戦わずして勝利するのが彼女のスタイルである。幼い頃、父親を戦争で喪った過去から戦争を嫌悪し「バルアが世界を統一すれば戦争はなくなる」ことを信じて帝国に仕える。ガルシアンへ想いを秘めている。
旗船の名はリンクス。強力な煌術を船から発射する「煌術砲」を備えている。
デ・ロッコ 声:二又一成
アルマダ第五艦隊提督と同時に、バルアの特殊兵器開発も担当。性格が歪んでおり、表面上は上司に対し遜った態度をとりつつも内心では自分こそが天才で他人は全て無能だと思っている。自分が作り出す機械には絶対の自信を持ち、それを傷つけた者は地の果てまで追いかけて弄り殺しにする陰湿な一面もある。
旗船の名はカミュレオン。パーツを付け替えることで大砲の種類を自在に変えられるようになっている。
ラミレス 声:緑川光
ガルシアンに仕える副官にして、新設されたアルマダ第六艦隊の提督。ガルシアンに対し盲信的とまで言えるほどの忠誠心を持ち、彼の覇道を遮る者は容赦なく切り伏せる。並々ならぬ剣の腕を持ち、目にもとまらぬ光速の剣技は一撃必殺の威力を持つ。実は銀の文明の民の血をひく、ファイナの幼馴染み。
元々はファイナより先に月晶を探す旅に出ていたが、事故に遭ってバルアに助けられた過去がある。
旗船の名はモノケロス。最新型の「デルフィナス」に近い高性能な戦艦。

[編集] ギガス

古代人が開発した破壊兵器。6つの月の下に1つずつあり、封印されているものは、それぞれの月晶によって起動。それを使った者の命令のみに従う。

レドキュラム(猛き赤の月晶)
砂漠の国・ナスル王国のピュラミス神殿に封印されていた、赤のギガス。
4本の埴輪のような首に半球型の体と4本の足を持つ。口から放たれる「レッドレイ」という光線が武器。
グリデ・ガルデ(麗わしき緑の月晶)
南国・サウスオーシャンに封印されていた、緑のギガス。
3本の指に2本足の巨人型をしている。岩をも砕く「鉄拳」と「岩とばし」を使う。
武龍鵬(ブリュウホウ)(魁し青の月晶)
東方の国・ヤフトマーのフガクという火山湖に封印されていた、青のギガス。
青の月煌石の風と波動の力をもつ巨大な鳥。
技である「神の大風」は、ヤフトマー人には「悪しき者を払う神の風」と言われている。
パプ二ール(澄みし紫の月晶)
氷の大陸のクラゾア神殿をねぐらにしている、紫のギガス。
古代人が普通のクジラに紫の月晶を埋め込んで創り出した、唯一の生物から生まれたギガス。
後に、巨鯨・モービスの事と判明する。
イェラーガ(捷き黄の月晶)
バルア帝国のタルタスの穴という洞窟の最深部に、強大な力ゆえに封印されずに古代人によって月晶とともに永い眠りに着かされていた黄のギガス。
サソリのような姿をしている。
ジェロス
アトランティア大陸に封印されていた、銀のギガス。
銀の文明の民の先祖が愚かな地上人たちを滅亡させる為創り出した。重力を自在に操り「滅びの雨」を降らせる。
全ての月晶と銀の文明の民の命と引き換えに起動する。初期の球体の形から、全体に牙が生えた姿へ変形する。
ゲームのラスボス。

[編集] 関連商品

ドラマCD
  • vol.1
  • vol.2
  • vol.3
小説
  • ファミ通文庫 エターナルアルカディア 空賊ヴァイス参上!
作・細江ひろみ 絵・星樹

[編集] @barai

本作のドリームキャスト版では通常版に加えてある程度まで遊べるゲームを1000円で購入し、先に進めたくなったら残りのお金を払ってインターネットからメモリーカードにデータをダウンロードして制限を解除する@barai(あっとばらい)版が販売された。@barai版を付録にしたゲーム雑誌もあった。

安く購入したソフトを体験版感覚で遊び、気に入ったら残りの代金を「後払い」するというシステムだったがユーザーには受け入れられず、本作と『ハンドレッドソード』の2作で採用されたのみで、2002年3月31日にサービスを終了している。

[編集] 参考

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  1. ^ プレイステーション2版『エターナルアルカディア』発売中止(ファミ通.COM)

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