エタンチオール

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エタンチオール
エタンチオールの構造式エタンチオールの分子モデル
IUPAC名 エタンチオール
別名 エチルメルカプタン
分子式 C2H6S
分子量 62.13
CAS登録番号 [75-08-1]
密度 0.839 g/cm3, 気体
融点 −144 °C
沸点 35 °C
SMILES CCS

エタンチオール(ethanethiol)は示性式 CH3CH2SH で表される有機硫黄化合物であり、エチルメルカプタン (ethylmercaptan) とも呼ばれる。チオールの一種でSH基にエチル基が結合した構造である。他の多くのチオール類と同様に強い刺激臭を持つ。極めて引火性が高く、また、体内に吸入すると有害である。

臭い[編集]

エタンチオールはニラやタマネギのものに類似した強い刺激臭を持つ。ごく低い濃度でも人が嗅ぎ付けられるほどの悪臭を放つため、ガスが漏れたときにすぐわかるように燃料用ガス、特にLPG付臭剤として微量に含まれている。つまり、都市ガスの臭いはエタンチオールを含めたチオール類の臭いである。エタンチオールは現在、ギネスブックにおいて世界一臭い物質として認定されている。

関連項目[編集]

参考文献[編集]