エゾサンショウウオ

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エゾサンショウウオ
エゾサンショウウオ
エゾサンショウウオ Hynobius retardatus
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 両生綱 Amphibia
: 有尾目 Urodela
亜目 : サンショウウオ上科 Cryptobranchoidea
: サンショウウオ科 Hynobiidae
: サンショウウオ属 Hynobius
: エゾサンショウウオ H. retardatus
学名
Hynobius retardatus Dunn, 1923
和名
エゾサンショウウオ
英名
Ezo salamander
エゾサンショウウオ

エゾサンショウウオ(蝦夷山椒魚、学名Hynobius retardatus)は、サンショウウオ科サンショウウオ属に分類される有尾類北海道に生息するサンショウウオは、キタサンショウウオと本種のみ。

分布[編集]

日本固有種。北海道全土(離島を除く)に分布。森林と止水域さえあれば、どこにでも生息している。ただし、本種とキタサンショウウオは同じ水域には見られない。

形態[編集]

全長11-19cm。体色は背面が暗褐色、腹面は灰色で、目立つ斑紋はない。体側面に入る肋条は11本。

高密度な環境では幼生は共食いをし、頭部(顎)が巨大化した幼生個体がみられる。第2次世界大戦前の倶多楽湖では、幼生の姿の状態で成熟するネオテニーが確認されたが、現在は確認されていない。

生態[編集]

小さな昆虫類クモを食べる。4-6月の雪解け後に、湖岸や池、水たまり、道路の側溝、用水路等に産卵する。卵嚢はコイル状に巻いた長いひも状で透明だが、産卵直後は白濁している。

捕食被害[編集]

外来種アライグマによるエゾサンショウウオの捕食被害が報告されている[1]。アライグマはエゾサンショウウオを捕食する際、尾を食べ残す。これは尾の基部背側に不味物質を分泌する顆粒腺があるためだと考えられる。

保全状況評価[編集]

LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver. 3.1 (2001))

Status iucn3.1 LC.svg

情報不足(DD)環境省レッドリスト

Status jenv DD.png

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • 内山りゅう・前田憲男・沼田研児・関慎太郎 『決定版 日本の両生爬虫類』 平凡社、2002年9月20日ISBN 4-582-54232-8
  • 徳田龍弘 『北海道爬虫類・両生類ハンディ図鑑』 北海道新聞社、2011年3月31日ISBN 978-4-89453-592-3