エゼキエル

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システィーナ礼拝堂フレスコ画の預言者エゼキエル。1510年ミケランジェロ作。

エゼキエル(Ezekiel)は「神が強くする」の意味。紀元前6世紀頃の預言者。祭司ツァドクの子孫ブジの子で、預言者の中では最も祭司的色合いが濃い。紀元前597年ユダ王のエホヤキンと共に、バビロン捕囚人として移住させられ、5年後に預言者として召命を受けたといわれる。当時のユダはゼデキヤ王時代であり、エレミヤが預言の活動を行っていた。

エゼキエルはバビロニアにおいて、およそ20年間、預言活動をしたが、彼はパレスチナ以外の地で活動した最初の預言者である。エレミヤが精神や人間の内面の領域を重視し、波乱の生涯を送ったのとは対称的に、エゼキエルは割合、静的人生の中で預言活動を行っていたようである。

祭司の家系に育った為か、祭儀にも大きな関心を寄せている。形而上的、黙示的な預言、表現も多く散見され、後のユダヤ教成立にも、影響を大きく残している。しかし、これら神秘的表現は、神秘そのものに対する憧れよりも、むしろ国家再建への熱意と受け取るのが良識的であるという考えもある。

預言の中にはエルサレムのことも数多く書かれ、エルサレムで活動した時期もあったといわれる。終焉はバビロニアとされる。エルサレム滅亡、バビロニア捕囚など、時代的な困難を生き抜いた為、ユダヤ教の父と称され高く認識される。

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