ヤマダ・エスバイエルホーム

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株式会社ヤマダ・エスバイエルホーム
YAMADA SXL HOME Co.,Ltd.
種類 株式会社
市場情報
東証1部 1919
本社所在地 日本の旗 日本
530-6005
大阪市北区天満橋1-8-30
OAPタワー5階
設立 1951年6月14日
業種 建設業
事業内容 戸建注文住宅、商業建築、土地分譲、リフォーム
代表者 松田佳紀(代表取締役社長)
資本金 90億6,428万7,143円
(2013年2月28日現在)
発行済株式総数 204,018,184株
売上高 単体:375億84百万円
連結:398億60百万円
(2013年2月期)
純資産 単体:101億12百万円
連結:107億98百万円
(2013年2月28日現在)
総資産 単体:369億68百万円
連結:382億9百万円
(2013年2月28日現在)
従業員数 単体:1,122名、連結:1,297名
(2013年2月28日現在)
決算期 2月末日
主要株主 株式会社ヤマダ電機 50.23%
主要子会社 関連会社の項目を参照
関係する人物 小堀林衛中島昭午荒川俊治
外部リンク http://www.sxl.co.jp/
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株式会社ヤマダ・エスバイエルホームは、大阪市北区天満橋に本社を置く日本住宅メーカー。現在は家電量販店最大手のヤマダ電機連結子会社

概要[編集]

主力商品は木造住宅だが、重量鉄骨建築の商品も持つ。

主力の木造建築住宅では、「PBDM集成材」「ストレストスキンパネル」などの接着集積された木材を主要資材に用いたものが多い。

住宅展示場で自由設計の高級住宅を販売しているほか、ネット販売による坪28万円台からの住まいづくり「ネットdeすまい」も有名である。「ネットdeすまい」は、コスト削減のため、住宅展示場も持たず、営業マンの人数も少ないので、打ち合わせは、電話やメール、もしくは、営業拠点に顧客が出向くことになる。決まったプランがあり、その中から選択するという規格型設計で、大きな変更はできない。しかし、工法などは、住宅展示場で販売しているものと、ほとんど変わらない。

社名の「S×L」の「S」はSpace(空間)、「L」はLife(生活)を表し、人が住まうためのハードとしての生活とソフトとしての空間を掛け合わせる「×」(バイ)の発想で融合させ、新しい生活価値を創造しようというアイデンティティを社名にしたものである。社団法人プレハブ建築協会に加盟。

1990年代には、SXLというホームセンターを運営していたが、2006年に売却し、現在は撤退している。

2011年8月12日、ヤマダ電機が、株式公開買付により、筆頭株主となっている野村ホールディングス系の投資ファンド「ユニファイド・パートナーズ」が保有する株式40%すべてを取得するとともに、第三者割当増資の引き受けを発表[1]。同年10月12日付けでヤマダ電機の連結子会社(50.46%)となった[2]。ヤマダ電機から取締役の派遣を受け[3]、ヤマダ電機と業務提携を結び[4]、「S×L by YAMADA」のブランド名で太陽光発電オール電化などを備えた「スマートハウス」の販売促進に力を注いでいる。2013年6月に商号をヤマダ・エスバイエルホームに変更し、ブランド表記も「YAMADA S×L HOME」になった。

なお、ヤマダ電機傘下となった後も東京証券取引所1部への上場と自主的な経営は維持する方針。

沿革[編集]

  • 1951年6月14日 - 三成建築工業株式会社設立。
  • 1951年12月 - 三成工業株式会社に社名変更。
  • 1955年9月 - 小堀興業株式会社に社名変更。
  • 1961年5月 - 小堀住研興業株式会社に社名変更。
  • 1973年9月28日 - 大証2部上場。
  • 1975年10月 - 東証2部上場。
  • 1978年9月 - 東証、大証1部指定替え。
  • 1990年10月 - エス・バイ・エル株式会社に社名変更。
  • 2005年11月 - ユニファイド・パートナーズ株式会社と資本提携。
  • 2006年2月6日 - 子会社である株式会社軽井沢倶楽部(ホテル軽井沢1130・軽井沢倶楽部ホテル石垣島・社員寮)と株式会社宜野座カントリークラブの2社を、米・投資ファンドのエートスグループに売却(2006年2月10日に引き渡し)し、リゾート事業から撤退すると発表[5]
  • 2007年6月 - 大阪市北区曽根崎の本社ビルを売却、大阪市北区天満橋に本社移転。
  • 2009年6月 - 大証上場廃止。
  • 2011年10月12日 - ヤマダ電機による株式公開買付の決済と第三者割当増資の払込が行われ、同社の子会社となる[2]
  • 2011年11月25日 - 三栄建築設計と狭小地住宅に関する業務提携を締結[6]
  • 2013年6月1日 - 株式会社ヤマダ・エスバイエルホームに社名変更。

商品[編集]

注文住宅
  • コンサルティング邸別設計
    • 「E-CHERIE(E-シェリエ)」(ヤマダ・エスバイエルホーム商号変更後の創立記念日である2013年6月14日に販売を開始した中高級価格帯の注文住宅)
    • 「esmile+(eスマイル・プラス)」
    • 「小堀の住まい」
    • 「MINCA.」
    • 「アステア」
    • 「SIMPLE & MODERN」
    • 「NEW Authent(ニューオーセント)」
  • スマートハウス
    • 「スマートハウジング」
    • 「太陽と中庭のある住まい」
  • 長期優良住宅
    • 「家族謳歌」
  • 都市型3階建住宅
    • 「villenzz(ヴィレンツ)」
  • 暮らし方提案住宅
    • 「ハイパーエコロジー住宅」
賃貸住宅「St'LOUER(セントロイエル)」
  • 「elsis garden(エルシス ガーデン)」
  • 「elsis(エルシス)」(2階建賃貸住宅)
  • 「albeux(アルベーユ)」(3階建賃貸住宅)

かつてはシンボル的存在の高級注文住宅「新桂」と主力商品の低価格企画住宅「House55シリーズ」があった。

住宅メーカーの中でも屈指の設計力を持ちながら、低価格企画住宅の「House55シリーズ」中心の受注となり、安価なイメージが先行していた。近年「New Authent」など中高級商品を充実させ、技術と設計力を活かす戦略に転換している。一方で坪単価28万円からの低価格住宅「ネットdeすまい」を発売。ネット販売で営業コストを削減して低価格を実現している。

2013年4月に「ネットdeすまい」は「Gスマート」・「Aスマート」と共に統合・バージョンアップされ、坪単価39.8万円(標準地域における40坪の場合)からの低価格でありながらプラン変更の自由度を高め、アイテムや外観バリエーションを充実させた「esmile+」となった。

構造・性能[編集]

木質パネル一体構法[編集]

木造住宅建築の主力商品は、工場生産される「ストレストスキンパネル」と名づけられた木質パネルを組み合わせたプレハブ工法住宅である。

この工法の特徴[編集]

工場生産された高強度な木質接着パネルを組み立てて六面体の「箱」を作るという方法で筐体を組み立てる。木質パネルは角材を組み立てた枠の片面に構造用合板(5.5mm)を接着した片面パネルを使用している。また、一部に二階まで達する「通しパネル」と呼ばれる長尺のパネルを使用し、二階建ての建物の一階二階部分を一体のものとする構造を採用する場合がある。

通常規模の住宅の場合、2日程度で屋根まで完成させることができるため、天候による工程遅れの可能性が少ない(ただし、現在のプレハブ工法の場合、いずれの方法を用いても大差はない)。

片面パネルを採用することで、湿気に弱い断熱材の充填を屋根を葺いた後にできる利点がある(ただし、断熱材の充填などは、現場作業となる)。

よく似ている構法で比較されるミサワホームはあらかじめ工場で断熱材等も充填する両面パネル構法である。また、セキスイハイムの木造も片面パネルであるが、幅広の角材を使用した商品が主体(2×6)であり、工場で80%前後まで工事を終了させて現場に持ち込むユニット建築方式となっている。

壁体内換気システム[編集]

気密性・断熱性の高い住宅では、壁の中の内部結露が生じ、住宅の性能を劣化させることがある。

ヤマダ・エスバイエルホームは、壁の枠組みとなる角材に小さな通気口を設け、また壁の構造用合板と断熱材の間にプラスチック製のスペーサーを入れ、通気をはかり、壁パネル内に侵入した湿気を追い出すという方法を採用している。通気は、屋根に受けた太陽熱で暖められた小屋裏の空気が抜けることによって行われる。ヤマダ・エスバイエルホームでは、これを「壁体内換気システム」と呼んでおり、木質パネルの含水率を低く維持し続けることができるとしている。この方法は以前特許を取得していたが、この特許が切れたことから、その後はセキスイハウス等の他社でも同様のシステムを採用したものが登場した。また、構造用合板とサイディングの間にも通気層を設けている。

耐火・防火性能[編集]

外壁には防火サイディングやモルタル壁を使用して外部延焼を、耐火性の高い断熱材のロックウール石膏ボードやファイヤーストップ材によって内部火災の拡大を防いでおり、住宅金融支援機構の「省令準耐火構造」・「準耐火構造」の承認や認定を受けている。

他の構造[編集]

LIXILトステムブランド)のSWパネルを使った商品、木造軸組み系の商品なども扱っている。また、一時期は、工場で大半の部材をブロック状になるまで組み立て、現場ではそのブロックを組み合わせるだけという商品(商品名:コモハウス)も製造していた。

事業所[編集]

提供番組[編集]

小堀住研」「エス・バイ・エル」「ヤマダ・エスバイエルホーム」名義での単独提供番組のみ記載

現在[編集]

ラジオ[編集]

以下に記すラジオ局はいずれも、本社の地元(大阪市)にあるJRN・NRNクロスネット局。

MBSラジオでは、現社名への変更直後から、小堀住研がルーツの会社であることを訴求する独自のスポットCMを随時放送。2014年4月1日からは、時報CMのスポンサーにも付いている。

過去[編集]

テレビ[編集]

ラジオ[編集]

など

関連会社[編集]

  • エス・バイ・エル住工株式会社
  • エス・バイ・エルハウジング株式会社
  • コングロエンジニアリング株式会社
  • エス・バイ・エル・カバヤ株式会社 - 自社とカバヤ食品が共同出資した住宅販売会社。カバヤ食品のグループ会社。岡山県内での住宅販売を行っている。ヤマダ・エスバイエルホームに社名変更後も、旧エス・バイ・エルのブランドはそのまま残っている。
  • エースホーム株式会社

かつて存在した子会社・関連会社[編集]

脚注・出典[編集]

  1. ^ 株式会社ヤマダ電機による当社株式に対する公開買付けに関する賛同意見表明のお知らせ (PDF) - エス・バイ・エル ニュースリリース2011年8月12日
  2. ^ a b 親会社、その他関係会社及び主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ (PDF) - エス・バイ・エル ニュースリリース2011年10月5日
  3. ^ 取締役の異動に関するお知らせ (PDF) - エス・バイ・エル ニュースリリース2011年10月13日
  4. ^ 株式会社ヤマダ電機との業務提携に関するお知らせ (PDF) - エス・バイ・エル ニュースリリース2011年11月8日
  5. ^ 子会社株式及び固定資産等の譲渡に関するお知らせ (PDF) - エス・バイ・エル 2006年2月6日
  6. ^ エス・バイ・エル株式会社と株式会社三栄建築設計との業務提携に関するお知らせ (PDF) - エス・バイ・エル 2011年11月25日

外部リンク[編集]