エスプレンドー・ジオメトリコ

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エスプレンドー・
ジオメトリコ
基本情報
出身地 マドリード
ジャンル インダストリアル
活動期間 1980年 - 現在
レーベル Geometrik
事務所 Rotor
共同作業者 Most Significant Beat
公式サイト Esplendor
メンバー
アルトゥーロ・ランス
サベリオ・エバンヘリスタ
旧メンバー
ガブリエル・リアサ
フアン・カルロス・サストレ

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エスプレンドー・ジオメトリコ (西:Esplendor Geométrico) はスペインインダストリアル・ミュージックのバンド。スペイン語読みでは「エスプレンドール・ヘオメトリコ」。

スペインのグループ Aviador Dro (El Aviador Dro Y Sus Obreros Especializados)に参加していた、アルトゥーロ・ランス(Arturo Lanz)、ガブリエル・リアサ(Gabriel Riaza)、フアン・カルロス・サストレ(Juan Carlos Sastre)により、1980年代初頭に結成。 グループ名 Esplendor Geométrico (幾何学的なきらめき)は、イタリア未来派詩人F. T. マリネッティのエッセイ『幾何学的および機械的かがやきと数的感受性』(:Lo splendore geometrico e meccanico e la sensibilità numerica)からとられている。

略歴[編集]

1981年、ファーストシングル Necrosis en la PoyaTic Tac label よりリリース。次いでデビューアルバムとなる 『政党の鉄則』El acero del partido/Héroe del trabajo1982年にリリースしている。 1985年、グループのプライベートレーベルとなる Esplendor Geométrico Discos を設立。セカンドアルバム 『栄光のコミッサー』Comisario de la luz/Blanco de fuerza はこのレーベルからリリースされた。

ハーシュノイズインダストリアルリズムによる独自のスタイルは続く2枚のアルバム、1987年の 『コスモス・キノ』Kosmos Kino1988年の 『メカノ・ターボ』Mekano Turbo でさらに深められていく。特に後者の 『メカノ・ターボ』 はエスプレンドー・ジオメトリコのスタイルを決定付けたアルバムとされている。

この後、1989年ライブ・アルバム 『ライブ・イン・ユトレヒト』Live in Utrecht を経て、続く作品群は "Geometrik label" からリリースされることになる。1991年Sheikh Aljama ではアラブ音楽を作品に取り入れ、Veritatis Splendor (1994年) と Balearic Rhythms (1996年)では従来からのノイズを部分的に抑えて使用するなど音楽的な変化も現れた。この頃のメンバー構成は、アルトゥーロ・ランスとサベリオ・エバンヘリスタ(Saverio Evangelista)の2名。1990年にグループに加わったエバンヘリスタは、自身のプロジェクト Most Significant Beat でも並行して活動していた。ちなみに1995年には初来日を果たしており、この様子は翌1996年に発表されたライブ・アルバムTokyo Sin Finで聴くことができる。

1997年Polyglophone で以前の作品のような荒々しいノイズを取り戻したエスプレンドー・ジオメトリコは、他のアーティストとのコラボレーションを行う。彼らのクラシックトラックのリミックスアルバム EN-CO-D-Esplendor には、コイルクリス&コージーが参加している。2002年には、中国の影響を強く受けたアルバム Compuesto de Hierro をリリース。また、2枚組CDの Anthology 1981 - 20032005年にリリースされている。

2007年8 Traks & Live には過去作品のリミックスを含む音楽作品8曲と、2006年6月マドリードでの DeciBELIO フェスティバルで披露したパフォーマンスを収録したDVDがパッケージされている。

2009年には最新作 Pulsion を発表。1曲目の Japo では日本政治活動家外山恒一2007年東京都知事選挙政見放送をサンプリングして用いていたり、他にもチェ・ゲバライスラム主義団体のリーダーのスピーチを用いているが、グループによるとこれは政治的かつイデオロギー的な意図をもったものではなく、彼らの言葉の強さに共鳴し用いたとしている。

現在、ランスは北京に、エバンヘリスタはローマに在住しているが、グループとしての活動は精力的に行われている。

最近では2007年4月に、スロッビング・グリッスルピーター・クリストファーソンDAFのロベルト・ゲアル、CoHことイワン・パブロフらとともに来日、京都東京でライブを行っており、攻撃的なパフォーマンスを見せ高い評価を得た。また日本では2009年から2010年にかけて初期作品の再発が行なわれ、2010年6月には3度目の来日公演を行った。

過去作の再発、CD化が進んでいるものの、作品が入手困難ということもあって、インダストリアルおよび電子音楽を語る際に見過ごされることも多いが、オウテカパン・ソニックなどのアーティストの作品では彼らの音楽からの影響が顕著に見られる。エスプレンドー・ジオメトリコはインダストリアルのみならず電子音楽の分野に多大な痕跡を与え続けているグループである。

ディスコグラフィー[編集]

ガブリエル・リアサ ローマ 1986年.

日本語訳されているタイトルは日本盤として発売されたものである。

  • Necrosis en la poya 7インチシングル (1981年)
  • EG-1 cassette (1981年, 2000年にCDで再発)
  • 政党の鉄則 El acero del partido/Héroe del trabajo LP (1982年, 2000年にCDで再発)
  • 栄光のコミッサー Comisario de la luz/Blanco de fuerza LP (1985年,2009年にCDで再発)
  • 1980-1981アーリー・レコーディングス 1980-1981 カセット (1986年,2009年にCDで再発)
  • エン・ローマ En Roma カセット (1986年,2009年にCDで再発)
  • エン・ディレクト・マドリード&トロサ En directo: Madrid y Tolosa カセット (1987年,2010年にCDで再発)
  • コスモス・キノ Kosmos kino LP (1987年, 1996年にCDで再発)
  • メカノ・ターボ Mekano-turbo LP (1988年, 1994年にCDで再発)
  • マドリード・V・'89 Madrid mayo '89 カセット (1989年,2010年にCDで再発)
  • ライブ・イン・ユトレヒト Live in Utrecht LP (1990年, 1999年にCDで再発)
  • テン・イヤーズ・オブ Diez años de esplendor 2本組カセット (1990年,2010年にCDで再発)
  • Sheikh aljama (jeque de aljama) CD (1991年)
  • 1980-1982 2本組カセット (1993年)
  • Arispejal astisaró (powerful metal) CD (1993年)
  • Veritatis splendor CD (1994年)
  • 1983-1987 CD (1994年)
  • Nador CD (1995年)
  • Tokyo sin fin CD (1996年)
  • Treinta kilómetros de radio CD/EP (1996年)
  • Balearic rhythms CD (1996年)
  • 80's tracks CD (1996年)
  • Tarikat 2枚組CD (1997年)
  • Polyglophone CD (1997年)
  • Syncrotrón mini-LP (1998年)
  • EN-CO-D-Esplendor (remixes) CD (1998年)
  • Compuesto de hierro CD (2002年)
  • Moscú está Helado (remixes) CD (2004年)
  • Anthology 1981-2003 2枚組CD (2005年)
  • 8 traks & live CD / DVD (2007年)
  • Pulsion CD / LP (2009年)
  • Desarrollos geométricos CD (2011)

外部リンク[編集]