エクスプローラー4号

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エクスプローラー4号
所属 アメリカ陸軍弾道ミサイル局
主製造業者 ジェット推進研究所
任務 地球科学
周回対象 地球
周回数 ~5,930
打上げ日時 1958年7月6日15時07分(UTC
打上げ機 ジュピターC
任務期間 71日
軌道減衰 1959年10月3日
COSPAR ID 1958-005A
公式サイト NASA NSSDC Master Catalog
質量 25.5 kg
軌道要素
軌道長半径 7,616.2 km
離心率 .127936
軌道傾斜角 50.3°
遠点高度 2,213 km
近点高度 263 km
軌道周期 110.2分
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エクスプローラー4号: Explorer 4Satellite 1958 Epsilon)は1958年7月6日に打ち上げられたアメリカ合衆国人工衛星

アメリカ国防総省国防高等研究計画局は当初、地球の磁気圏、特にヴァン・アレン帯とその帯上での核爆発の影響の研究目的で2つの人工衛星を打ち上げることを計画していた。しかし、実際打ち上げられたのはエクスプローラー4号のみであった。

エクスプローラー4号は円柱状の形をしており、初めてエネルギー粒子(陽子/電子)の詳細な観測を行うための装置を搭載していた。予期せぬ衛星の回転運動により、検出器データの解釈が非常に困難になった。

低出力送信機とプラスチック・シンチレーター探知器は、1958年9月3日に故障した。2本のガイガー・ミュラー管ヨウ化セシウム鉱石検波器は、1958年9月19日まで正常に作動した。高出力送信機は、1958年10月5日に信号を停止。電動バッテリーの消耗がこれらの原因だと考えられている。衛星は、454日後の1959年9月3日に軌道減衰した。

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