エキスパンションジョイント

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エキスパンションジョイント (Expansion joint) とは、異なる性状を持った構造体どうしを分割して力を伝達しないようにする継目のことをいう。 一般的にエキスパンションジョイントが必要となるケースは①水平力に対する場合②地盤の沈下に対する場合の2種類である。

①は、2階建てと平屋のように揺れ方が異なる建物が隣接する場合、互いの水平変形量が最大となったときでも、ぶつからないように隙間をあけておくものである。 ②は軟弱地盤上に重さの異なる建物が載る場合に上部構造だけでなく、基礎も分割してそれぞれの沈下量が異なっても不同沈下を生じさせないために設けるものである。

また、コンクリート温度差によって膨張や収縮を繰り返す。このため、にひびが入り、建物の寿命を短くしてしまう。横に細長い巨大な建造物等ではこれが顕著である為、これを防ぐ為に、20〜100mmの隙間(クリアランス)を設け、アルミステンレスなどの金属のカバーを取り付けて建物同士を接合する。また、平面的にL字型、凹型の建物や渡り廊下でも、部分的に大きな荷重がかからないようにエクスパンションジョイントが設けられていることが多い。

歴史[編集]

かつては建物同士を結ぶためだけの部材であり、板金工が製作していたが、1980年代に入ると規格化され、メーカーから発売されるようになった。エキスパンション (expansion) とは、拡大・膨張を意味する。 多くのメーカーの製品は水平方向の荷重のみを考慮したものがほとんどであったが、1995年平成7年)の兵庫県南部地震阪神・淡路大震災)より、鉛直方向の荷重も考慮した製品が標準となった。

免震構造を採用する建物は地震時に大きく揺れるため、クリアランスが500mmほど必要となる。

外部リンク[編集]