エウシュリー

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エウシュリー
ジャンル アダルトゲーム
企業名 株式会社エウクレイア
審査 ソフ倫
特記事項 北海道えろげー組合加盟ブランド
デビュー作 戦女神
1999年1月29日
最新作 神のラプソディ
2015年4月24日
公式サイト エウシュリー&アナスタシア直轄地
アナスタシア
デビュー作 魔法が世界を救います!
2006年5月26日
最新作 蒼海のヴァルキュリア 〜孤高の皇女ルツィア〜
2009年12月4日
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エウシュリー (Eushully) は、株式会社エウクレイアのアダルトゲームブランドである。北海道札幌市に拠点を置く。姉妹ブランドに「アナスタシア (Anastasia) 」がある。

代表取締役社長は藤原行宏で、「組長」と呼ばれている。藤原はゲームプロデュースの際には「つるぎゆきの」と名乗る。空帝戦騎 〜黄昏に沈む楔〜等外部から原画家を募る場合もあった。原画は鳩月つみき一人で切り盛りしていたが、現在は鳩月の他にやくり、みつきが担当している。シナリオライターには松江旺來(あきら)、高杉九郎、若葉、システムデザイナーにはJENNIがいる。

沿革[編集]

チームカラー[編集]

自他共に認める「大艦巨砲主義ゲームメーカーである。主にRPGシミュレーションRPGを製作しているが、一周(一回)のプレイで40時間を越えるシナリオ、登場するアイテム(拾得・売買・合成含む)の多さなど、やり込み要素が強い作品が多い。そのためか、1年にゲームソフト1本を製作するのが精一杯という状況である。

しかしながら、製作するゲームのほとんどがRPGやシミュレーションRPGであるというスタイルは、アダルト「ゲーム」と銘打ってはいるものの、ほとんどが「紙芝居」とも揶揄されるアドベンチャーゲームで占められている18禁ゲーム業界では特異な存在である。

エウシュリー、及びアナスタシアのゲームシステムは、「萌えゲーアワード」(旧美少女ゲームアワード)で2006年度〜2010年度のプログラム賞を受賞した[1][2][3][4][5][6]。この実績と個人的な親交もあって、同業界のCIRCUSからヴァルキリーコンプレックスの監修を請け負っている[7]

エウシュリーの製作するゲーム作品は「ディル=リフィーナ」(古代エルフ語で「二つの回廊の終わり」という意味を持つ)という架空のファンタジー世界の、特にラウルバーシュ大陸と呼ばれる場所を舞台にしたものがほとんどであり、「空帝戦騎」や同社別チームのアナスタシア製作の各タイトルとは異なる世界を舞台にしている。

マスコットキャラクター[編集]

ゲーム2周目(まれに1周目またはアペンドから)から出てくるマスコットキャラクター。後発だが、彼女らが登場しないゲーム(蒼海の皇女たちなど)もあり、近年のゲーム(創刻のアテリアル以降)では該当マスコットキャラクターの声優が使われないためか登場しなくなっていた時期もあった(しかし、2014年の「天秤のLa DEA。戦女神MEMORIA」で全員揃い踏みで再登場)。ちなみに、ゲームによってマスコットキャラクターの役割は様々。

エウシュリーちゃん(『戦女神』より)
- ダイナマイト亜美
最も古参のメイド天使。ブラックエウシュリーちゃん登場からは区別のため「白メイド天使」(白エウ娘)と呼ばれる。掃除・洗濯・料理などの家事が大好きである。初登場のときは、箒とタワシを武器にして使っていた。この箒とタワシは想像を絶する破壊力で、一撃で倒れる敵キャラが多かった。『幻燐の姫将軍2』以降では装備が箒と魔導鎧による砲弾に変更されやや弱体化しているが、それでも破壊力は抜群である。砲弾はスカートの中から発射される。どういう構造になっているのかは不明。戦女神MEMORIAではエウシュリーちゃんだけが衣装一新されて、いつもの純粋なメイド服から海兵隊セーラー服チックな衣装(帽子付)となっている。
ブラックエウシュリーちゃん(『戦女神2』より)
声 - 青山ゆかり(姫狩りダンジョンマイスターのみ琴蕗麗子[8]
無愛想で投げやりな口調が特徴のメイド天使。エウシュリーちゃんに対して「黒メイド天使」(黒エウ娘)と呼ばれる。カップめんが大好き。家事一般は苦手で、そのためややズボラであり、エウシュリーちゃんとの関係が改善されてからは練習を積んでいるというが…。『戦女神2』においてエウシュリーちゃんの因縁の相手として当初は敵として登場する。攻撃力が異常なほど高くタワシやヤカンを一発当てられるだけで倒れてしまう。プレイヤーキャラとしても、箒、雑巾、タワシ、ヤカン、下着、ビールなどを使うといった通常ではありえない破壊力の高い攻撃をする。最近では、カップめんの個性からか武器がヤカンが主体となっている。
エウクレイアさん(『峰深き瀬にたゆたう唄』より)
声 - なし
最も新しいメイドマスコット。悩ましい巨乳のお姉さん。メイド天使長。両手に装備した木刀で瞬時に大根を輪切りにするなど武術の能力がズバ抜けている様子(『戦女神VERITA』でも物理攻撃能力が極めて高いキャラとなっている)。侍なイメージが強いためか、和服ベースのメイド衣装となっている。長い間、エウクレイアさんの家事などの描写は一切なかったが、「天秤のLa DEA。戦女神MEMORIA」にてはじめて4人勢ぞろいで掃除する描写(イベントCG)があり、エウクレイアさんがはたきで掃除する姿が描かれている。極度の恥ずかしがりやでしゃべる声がほとんど聞き取れず、主にエウシュリーちゃんが通訳する。そのためキャラクターボイスがあてられていない。じつは冥色の隷姫のスタッフルームにいたりする。Eカップ。
アナスタシア(ナス)(『空帝戦騎』より)
声 - 大波こなみ
空帝戦騎においては船の精霊として登場したが、雰囲気に合わない名前だったので、名前を縮められてしまった。その後は、マスコットキャラクターの仲間入りを果たすが、メイド見習いという肩書き上、他の3人に比べるとその地位は低いようである(4人同時登場する『戦女神VERITA』でも一番能力が低い)。本人は「ナス」の名前が気に入らないようで、他人が少しでも名前の話題に触れようものなら恐ろしいほどの殺気を放つ。また、ゲーム(『魔法が世界を救います!』『姫狩りダンジョンマイスター』など)によっては精霊体での登場のケースもある。戦女神VERITA内の情報によると、人間型(メイド)は仮の姿で、精霊体の方が本来の姿のようである。ただし、魔法が世界を救います内では、本人が「魔法でこんな姿(精霊体)にされちゃって……」と発言し、かかっていた魔法を解くことによって人間型に戻る描写がある。

作品一覧[編集]

エウシュリー
# 発売日 タイトル 原画 シナリオ 備考
1 1999年1月29日 戦女神 ぱぴよん、麒麟麦酒、
TAC(T∀C)
KAI
2 2000年6月9日 めいどいんばに〜 山本定吉
3 2001年4月27日 幻燐の姫将軍 鳩月つみき 小泉裕、鶴来カスミ 廉/ダ
4 2002年10月25日 戦女神2 〜失われし記憶への鎮魂歌〜 秋谷里夫、天崎カケル 廉/ダ
5 2003年12月19日 幻燐の姫将軍2 〜導かれし魂の系譜〜 松江旺來 ダ/ア
6 2004年11月26日 空帝戦騎 〜黄昏に沈む楔〜 鳩月つみき、さえき北都
やくり、かにょ
高杉九郎
7 2005年9月16日 冥色の隷姫 〜緩やかに廃滅する青珊瑚の森〜 鳩月つみき 左右田たかひろ(仮) 廉/ダ/ア[9]
8 2006年8月25日 峰深き瀬にたゆたう唄 松江旺來
9 2008年6月13日 戦女神ZERO 矢田影見、松江旺來
10 2009年4月24日 姫狩りダンジョンマイスター やくり、鳩月つみき、
みつき
高杉九郎、若葉、
八雲意宇
ア/ダ
11 2010年4月23日 戦女神VERITA 鳩月つみき 藤原組長、矢田影見、高杉九郎 ア/ダ
12 2011年4月22日 神採りアルケミーマイスター やくり、鳩月つみき、
みつき
高杉九郎、若葉、
八雲意宇
13 2012年4月27日 創刻のアテリアル みつき、やくり、鳩月つみき 若葉、八雲意宇
14 2013年4月26日 魔導巧殻 〜闇の月女神は導国で詠う〜 やくり、みつき、
鳩月つみき、よしだたくま
福山貴紀、箱十、
平安京、飛行候補生
15 2014年4月25日 天秤のLa DEA。戦女神MEMORIA 鳩月つみき、やくり、
みつき、よしだたくま
ろう
高杉九郎、矢田影見、
箱十
16 2015年4月24日 神のラプソディ みつき、やくり、
うろ、よしだたくま
高杉九郎、箱十、
悠誠

※ 備考欄の「廉」は廉価版、「ダ」はダウンロード版、「ア」はアペンドディスクがあることを示す。

アナスタシア

2ヵ年計画[編集]

2004年7月より、「2ヵ年計画」と銘打って、2年間で「空帝戦騎」、「冥色の隷姫」、「峰深き瀬にたゆたう唄」、「戦姫 EPISODE-4(開発コード)」の計4本のゲームソフトを世に送り出す計画を展開した。しかし、結果は上述の「作品一覧」に照らし合わせればわかる通り、2年間で発売2本(開発中1本)というものだった。

これには幾つかの理由が存在する。当時のエウシュリーは少人数の製作チームであり、手の掛かるプログラム等を外注で賄っていた。しかし、2ヵ年計画中に外注先の会社が大幅なリストラを行い、多くの人員が解雇されるという事態が起こった。その際に、そのリストラされた人員の一部を受け入れ、エウシュリーは有限会社エウクレイアへと移行することとなる。もともとのチーム自体が大作を作成するには明らかに人数不足であったため、移行以前よりも製作、進行を自由に行う事が出来るようになった。が、結果としてエウクレイアの発足、新たな体制での開発を行うための下準備等、開発外の事に多くの時間が割かれてしまい、上記のような結果となった。

現在のエウクレイア(エウシュリー+アナスタシア)はエウシュリー時代よりも早いスピードで開発を進めており、当初発表された4本のうち最後のタイトルとなった「戦女神VERITA」(開発コード:戦姫 EPISODE-4)については、2010年4月に発売となった。

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]