エイヤ=リーサ・アハティラ

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エイヤ=リーサ・アハティラEija-Liisa Ahtila1959年 - )は、フィンランドアーティスト。おもにビデオ・アーティストフォトグラファーとして知られる。カナ転写はエイヤ=リーサ・アッティラとも。

経歴[編集]

教育[編集]

1959年、フィンランドのハメーンリンナに生まれる。1980-85年、ヘルシンキ大学法学部。1981-84年、インディペンデント美術学校。1990-91年、ロンドン印刷大学(現・ロンドン コミュニケーション大学)メディア・マネジメント学部フィルム・ビデオ学科。1994-95年、カリフォルニア大学ロサンゼルス校フィルム・テレビ・映画・マルチメディア研究プログラム。1994-95年、アメリカ映画協会先端技術プログラム特別コース。[1]

展示・受賞[編集]

1990年、フィンランド タンペレにて初個展を開催。1998年、マニフェスタen:Manifesta)2に参加。1999年、ワコールアートセンター「Spiral TV」展出品。2000年、韓国光州ビエンナーレen:Gwangju Biennale)出品。同年、フィンセント賞en:The Vincent Prize)を受賞した。[2]

2002年、テート・モダンにて個展。[3]2003年、NTTインターコミュニケーション・センター「Future Cinema 来たるべき時代の映像表現に向けて」展出品。2005年、森美術館「ストーリーテラーズ」展出品。[4]2006年にはニューヨーク近代美術館にて《風》の展示を行った。[5]同年、ウェールズカーディフにてアルテス・ムンディ賞を受賞、40,000ポンドの賞金を獲得した。[6]

作品[編集]

日本では多数のスクリーンを使ったビデオ・インスタレーション作品でよく知られる。人格をもった複数の登場人物があり、実在の社会状況のなかに配置されて、演劇作品のような体裁を取ることが多い。

収蔵状況[編集]

テート・ギャラリーのコレクションに加えられている。[7]

出典・脚注[編集]

  1. ^ "Eija-Liisa Ahtila: Fantasized Persons and Taped Conversations". Kiasma Museum of Contemporary Art, 2002. テート・モダンにおける展示の図録である。
  2. ^ Vincent Award winners”. 14 7月 2021閲覧。
  3. ^ tate.org.uk”. 14 7月 2021閲覧。
  4. ^ ICC ONLINE - アーカイヴ - 2003年 - FUTURE CINEMA─来たるべき時代の映像表現に向けて - 展示作品”. www.ntticc.or.jp. 14 7月 2021閲覧。
  5. ^ moma.org”. 14 7月 2021閲覧。
  6. ^ International Herald Tribune, April 4, 2006.”. 14 7月 2021閲覧。
  7. ^ Tate. “Eija-Liisa Ahtila born 1959”. Tate. 14 7月 2021閲覧。

外部リンク[編集]