エイムズ・クレーター

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座標: 北緯36度15分 西経98度12分 / 北緯36.250度 西経98.200度 / 36.250; -98.200 エイムズ・クレーター(Ames crater)は、アメリカ合衆国オクラホマ州メジャー郡東部(N 36°15'/W 98°12')にあるクレーターである。

直径約16 kmで、約4億7000万±3000万年前(オルドビス紀)に隕鉄が衝突してできたと推定されている。厚さ約3 kmのオルドビス紀中期以降の堆積物がクレーターの上を覆っているため、地表には露出していない。アナダルコ盆地の北縁に位置し、エイムズの町はクレーターのおよそ中央にあたる。

エイムズ・クレーターは米国に17ヶ所ある石油を産出する隕石衝突クレーターのうちの一つである[1]。1991年に約3 kmの深さに油田が発見され、米国有数の産出量をほこる石油産地となった[2]。クレーターははじめ穿掘調査によって円形構造として認識され、地震調査はこの構造が太古の隕石衝突クレーターであることを支持した。産出する石油と天然ガスは、広範囲に角礫化し、破砕化し、亀裂の入った基盤岩類(カンブリア紀~オルドビス紀のドロマイトなど)の隙間に貯まっている。隕石の衝突で岩が破壊され多くの間隙ができ、石油をトラップする構造を作ったと考えられている[3]

2007年8月、エイムズ・クレーター博物館(Ames Crater Museum)がオープンした[4][5]

脚注[編集]

  1. ^ NHK (2001-4-29), NHKスペシャル 宇宙 未知への大紀行 第1集 ふりそそぐ彗星が生命を育む, NHK 
  2. ^ “Astrobleme Museum a big hit”. The Petroleum Age (The American Oil and Gas Historical Society) 4 (3): 11. (2007). http://www.aoghs.org/pdf/AOGHS_AstroMuseum.pdf. 
  3. ^ Donofrio, R. R. (2007年). “Arbuckle oil production at Ames impact crater approaches 11 million barrels”. Parwest Land Exploration, Inc.. 2008年11月17日閲覧。
  4. ^ Barron, R. (2007年7月29日). “Ames Astrobleme Museum records meteor crater history”. The Enid News. http://www.enidnews.com/localnews/local_story_210234329.html 2008年11月17日閲覧。 
  5. ^ Ames Crater Museum”. 2008年11月17日閲覧。

外部リンク[編集]