エアーコンバット

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エアーコンバット[AC]
エアーコンバット22[AC22]
ジャンル フライトシューティングゲーム
対応機種 アーケードゲーム
開発元 ナムコ
発売元 ナムコ
人数 1人
発売日 [AC]1993年7月
[AC22]1995年3月
その他 [AC]SYSTEM21基板を使用
[AC22]SYSTEM SUPER22基板を使用
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エアーコンバット』(英語表記はAIR COMBAT)は、1993年ナムコ(現:バンダイナムコゲームス)よりアーケード用にリリースされたフライトシューティングゲームSYSTEM SUPER22を使用してグラフィックが大幅に改善され、1995年にリリースされた『エアーコンバット22』についても本記事で説明する。

概要[編集]

プレイヤーは自機を上下左右360度自由な方向に飛行させ、登場する敵機と空中戦を繰り広げるフライトシューティングである。

筐体は、50インチの液晶プロジェクターに、戦闘機の操縦席の計器や座席を模したデザインの座席を組み合わせたDX筐体と、通常のCRTモニタを使用して、全体的にデフォルメされたデザインでコンパクトに纏めたSD筐体の2種類。 計器類はダミーなので、SD筐体でもゲームには影響を及ばさない。どちらの筐体も座席は固定式で、可動機構は無い。 僚機との無線交信など、随所で英語が飛び交う演出がある。

『エアーコンバット』にはSYSTEM21が使用されているが、1995年にはリッジレーサーなどで用いられているSYSTEM22の改良型、SYSTEM SUPER22を使用してグラフィックの大幅な改善が行われた『エアーコンバット22』がリリースされた。 タイトル末尾の「22」は、SYSTEM SUPER22を使用していることに基づくものである。 但し、ゲーム内容については大きな変更は行われていない。

なお、一般にはエースコンバットシリーズ1作目の位置付けとなっている『エースコンバット』は、もともと『エアーコンバット22』をコンシューマ向けに移植する計画がきっかけとなって作成された作品で、海外版は名前もAir Combatである。

本作には、ドップラー効果(敵機とすれ違う場合は超高音、敵機を追いかける場合は低音で飛行音が演出される)の演出など、後発のエースコンバット1作目よりも一歩先の演出を実現している部分もある。

ゲーム内容[編集]

エアーコンバット[編集]

自機は、F-16

ゲーム開始時に初級、中級、上級の難易度選択がある。

ゲームは6機の敵を制限時間内に撃破すればクリアとなる。

敵機は1機ずつ出現し、撃破する度に制限時間が少し増える。


初級 ゲームクリアとなる敵全6機の内訳は、爆撃機が3機。戦闘機が3機。戦闘機は上下左右にせわしなく動いてプレイヤー機の攻撃を回避するが、爆撃機はほぼ真っ直ぐ飛ぶので機銃でも狙い易い。

中級 爆撃機は2機、戦闘機は4機。爆撃機の出現数が減り、敵機がプレイヤー機のミサイルをチャフの射出で自衛してくるのは初級と変わりないが、自衛率が高くなりミサイルを使ってもなかなか命中しなくなってくる(残弾は減るが、しつこく撃ちまくれば当たる)ので、初級より難しくなっている。

上級 6機とも戦闘機。敵機のチャフによる自衛が9割位成功し、ミサイルでの撃破はほぼ不可能となる。


初級は自機が出撃した基地上空近辺が戦場となるが、中級は4機、上級は3機撃破した時点で、戦場が海上に移る。(この時、僚機がプレイヤー機の左右に出現し編隊を組んで移動する演出がなされる)


6機撃破するとゲームクリアとなり、初級、中級の場合は「ステップアップしましょう」と表示され通常のプレイ料金は200円(DX筐体)だが、100円の追金で上の難易度を最初からプレイする事が出来る。

上級の場合は空母に着艦する様指示され、これに成功するとエクストラミッションに進める。

エクストラミッションは1機のエースパイロット相当の敵機を制限時間内(60秒)に撃破すればエンディングとなる。つまり上級はクリアまで計7機の撃破が必要となる。エクストラミッション開始時のミサイルの持ち数は2発。


プレイ後の画面では得点と共に撃墜した機種と撃墜方法(機銃とミサイルのどちらか)が表示され、その後点数によってプレイヤーが獲得した階級が表示される(同社製のメタルホークにも同様の演出がある)。

エアーコンバット22[編集]

ゲームを開始すると、プレイヤー機の選択と、難易度選択を行う。

プレイヤー機はF-14Su-35F-22からの選択となるが、どの機種を選択しても機体性能差異は無い。

難易度選択は初作と同様、初級、中級、上級に加えゲーム的に別モードとなるドッグファイトの4種から選択する。


初級~上級は今作的なゲームモードで、初作と異なりステージ中に複数機存在する敵機を制限時間内に全機撃破するとステージクリアとなり、次のステージに進む。

敵機を撃破すると制限時間が少し増えるのは前作と同様で、ステージクリアした時の制限時間は以降のステージに持ち越しとなり、制限時間内に全てのステージをクリアすると、ゲームクリアとなる。

撃破するべき敵機は最初から全機がステージ中に存在しているわけではなく、最初からステージに出現している敵機をある程度撃破すると援軍という様な感じでステージ中に新たに現れる。

上級は序盤のステージ終了後に滞空していた高度でルート分岐が発生する。判定されるタイミングはステージのクリアデモに切り替わるタイミングなので全機撃破後に高度調整の若干の猶予時間がある。

分岐により出現する敵機の構成は異なるが、どの分岐ルートでも一通りステージクリアすると、初作と同様にエクストラステージ(という表示は今作には無い)相当という構成は変わらない。


残るドッグファイトは、初級~上級とは別モードのゲームといえるもので、スコアの概念があるが撃破数を競うものである。

1ステージ4機で初作と同様に敵機が1機ずつ出現する。4機撃破する毎にステージクリア。32ステージ都合128機撃破するとゲームクリアとなる。

操作方法[編集]

操縦桿で移動。ラダーが無いタイプで、操縦桿の左右でヨーとある程度のロールが同時に行われるものである。

スロットルレバーは手前に引くと減速、奥に押し込むと加速。これはセガ社のアフターバーナーIIとは逆だが、実際の航空機と同一のものである。

右手で操縦桿を握った状態で人差し指位置がバルカン(機銃)、親指の位置がミサイルの発射トリガーになっている。

エアーコンバット22のみ、スタートボタンで視点切替が出来る。

登場する機体[編集]

自機[編集]

どの機体を選んでも難易度に変化はない。

F-14
F-22
当時生産型のF-22Aの実機デザインは発表されておらず、F-22Aでは廃止されたエアブレーキがある試作型のYF-22を基本にゲームの演出上、空母運用能力、米海軍機等で使用されているプローブアンドドローグ方式受油装置を追加したものと思われる。
Su-35
艦上機Su-33系のダブルタイヤ化された前脚、短いテールコーン、主翼および水平尾翼の折り畳み機構は取り入れられておらず、Su-35に演出上、空母運用能力を追加したものと思われる。

敵機[編集]

F-4
F-14
F-16
F-22
AV-8B
A-10
AC-130 
左側から接近すると攻撃される
B-52
B-2
実機ではあり得ない高機動を行う事がある
E-2C
C-2
Su-35
MiG-21
ラファール

エアーコンバット22の、初代との相違点[編集]

  • システム基板にSYSTEM21ではなくSYSTEM SUPER22が用いられており、オープニングアニメーションなどの演出において、グラフィックの向上が見られる。
  • 初代では決定はスタートボタンでしかできなかったが、AC22では機銃及びミサイルトリガーでもできるようになった。
  • スタートボタンで初作同様のHUD視点と、ビハインドビューの視点切替が選択可能になった。
  • 敵機との衝突が無い。
  • 敵機に接近していても、ミサイルが発射可能。
  • 機銃の命中判定が甘くなった(ライト層向け調整)ので、1対1のドッグファイトの観点では初作の方が玄人向けである。

その他[編集]

  • 初級では機銃が2連装になる。

関連作品[編集]

LD、VHS エアーコンバット
VILL-90(LD版)、VIVL-117(VHS版) 1枚1面、CAV、26分07秒  上級を基に通常のゲーム展開をゲームでの視点以外の視点からの映像も組み入れて収録している。初級と中級の収録は無し。下記エアーコンバット22のビデオソフトも同様だがスターブレードから始まる、この時期のナムコゲームのビデオソフトは環境ビデオの扱いなので、スーパープレイの収録は行われておらず、攻略ビデオの作りでもない。
LD、VHS エアーコンバット22
VILL-103(LD版) 1枚1面、CLV、44分46秒 上級の全分岐ルートを収録。初級、中級の収録は無し。ドッグファイトは通しで収録されていない。完全にゲーム画面の収録であり、初作のビデオソフトの様に他視点の挿入は無い。
CD未収録2曲、LD/VHS用アレンジ2曲(オープニング、エンディング)収録。
ナムコ・ビデオ・ゲーム・グラフィティVol.10
B000UVIGBE CD2枚組 全13タイトルのゲームが収録されているが、この中にエアーコンバットがある。
ナムコゲームサウンドエクスプレス VOL.18 エアーコンバット22

関連項目[編集]