エア・ギター
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エア・ギター(air guitar)とは、演技の一つでギターの弾き真似。大げさな演奏する身振りと、しばしば実際の歌唱や口パクによって構成される。日本では大地洋輔や金剛地武志、宮城マリオなどが有名。
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[編集] 起源
エア・ギターの起源には諸説あるが、1970年代のハードロックのボーカリストが、ギタリストが長いギターソロを行っている最中に手持ち無沙汰になってしまうのを解消するため、マイクスタンドをギターに見立てて弾く真似をしたのが端緒と見る向きが多い。
1970年前後にエルヴィス・プレスリーが始めたという説もある。エルヴィスはマイクスタンドを用いずに、ギターを弾くマネをしていた。映像で残っているものとしては1969年のウッドストック・フェスティバルにてジョー・コッカーが「With a Little Help From My Friends」の演奏当初からエア・ギターを行っているのが確認できる。その他の映像としては「エルヴィス・オン・ステージ」や「アロハ・フロム・ハワイ」などでも確認できる。
有名なのはエルヴィス・プレスリー、クイーンのフレディ・マーキュリー、フリーのポール・ロジャース、ディープ・パープルのイアン・ギランなど。
[編集] 概要
エア・ギターは一般的には、エレクトリックギターを用いる音楽、特にロックやヘヴィメタルなどの模倣に用いられる。アコースティック音楽をエア・ギターで模倣することも可能ではあるが、伝統的にロックに対して行われてきた。エア・ギターに伴って、ヘッドバンギングもしばしば用いられる。実物のギター奏者が、愛好するアーティストの演奏を聞きながら、それをエア・ギターで正確に模倣する、ということもしばしば起こる。
音楽家には、演奏中に身体を使い、本能的に曲のリズムや雰囲気に乗るということがしばしばある(これは曲の拍子を合わせる手段でもある)。ロック・ミュージックでは、多くのギタリストが、パフォーマンスの一環として大げさな振る舞いを行っている。中にはアクロバット的動作を採り入れている者もあり、これらのパフォーマンスは彼らの個性を示すものとなっている。このような音楽家のファンはしばしば、崇敬するアーティストの動作を模倣し、その音楽に陶酔してしまうこともある。エア・ギターをダンスの特殊な形態と考えることもできる。
ロック・ミュージックにおけるギタリストはバンドの花形であり、ギタリストに憧れるファンは多い。しかしギター演奏に習熟するのは難しいため、実際にギターを演奏することの代替行為としてギターを弾くまね(エアギター)を行うという例も見られる。
人によっては、エア・ギターそのものが趣味になっており、彼らは無数のアーティストの動作を模倣できることを誇りにしている。事実、多くの国でエア・ギターの競技会が組織的に開催されており、1996年からは、フィンランドのオウルで開催されているオウル・ミュージック・ビデオ・フェスティバルの一環として、世界選手権が開かれている。2004年、2005年の大会では、日本の金剛地武志が二年連続で4位に入賞した。2006年の大会では日本のダイノジおおちが初優勝、金剛地武志が5位に入賞した。 クイーンのブライアン・メイは自身選曲の「エアギター」という名のコンピレーションアルバムを出しており、エアギターに使われる曲は一通り収録している。 そのためか、この大会での特別審査員としてダイノジおおちに自身の名前のブランド、ブライアンメイギターズのレッドスペシャルとVOXのアンプを優勝商品として手渡した。また2007年大会では日本のダイノジおおちが優勝、二連覇を果たした。
エア・ギターの競技会が初めて組織的に開催されたのはイギリス(1994年)であり、次いでオーストラリア(2002年)、アメリカ合衆国(2003年)で開催されている。史上最も偉大なエア・ギター奏者が誰であるかについては諸説あるが、ビル・S・プレストンとテッド・セオドア・ローガンの両名であるという説に多くが賛同している。
エア・ギターをまったく新しいレベルにまで引き上げてしまったアーティストも存在する。スウェーデンの過激なメタルバンド、メシュガーの音楽プロモーションビデオ、"New Millennium Cyanide Christ"において、5人のバンドメンバーが彼らのツアーバスの上に乗り、エア・ギターとエア・ドラムで曲を演奏するという描写がなされている。
また、プロレスラーのハルク・ホーガンは、リング入場の際に、自身の入場音楽(ジミ・ヘンドリックスの曲、「Voodoo Chile(Slight Return)」のイントロ)に合わせてエア・ギターを行うことで知られている。若き日のホーガンはロックバンドのギタリストとして活動していたこともあるのは有名。
最近では男性アイドルグループ、嵐がGの嵐!内でエア・バンド「嵐」を結成したほか、2007年6月28日放送のNHK総合テレビ「スタジオパークからこんにちは」で金剛地武志が「エア・ギター講座」を行い、今までエア・ギターを知らなかった多くの人に知られることとなった。
[編集] 玩具
以上のようにエア・ギターは何も持たずに行うのが通例だが、日本国内では玩具メーカーによるさまざまな商品が発売されている。あくまで雰囲気を楽しむための「おもちゃ」だが、ファンから見れば「邪道」との声もある。
- エアギターPRO エレキギター(タカラトミー)
- ギターのネック部分を模した本体を握り、赤外線による「見えない弦」に触れると内蔵された曲が流れる。
- エアギターウクレレ リロ&スティッチ(タカラトミー)
- 基本構造は上記のエレキギターと同じ。モチーフがウクレレでありながらエア『ギター』という名称がつけられている。
- ROCK TAMASHII エアギターしようぜ!!(ハピネット)
- ピックを模した本体を手に持ってパフォーマンスをする(体を動かす)と内蔵された曲が流れる。
- エアーミュージシャン(メガハウス)
- リストバンド状の本体を手にはめて振ると内蔵された曲が流れる。手に何も持たないため、メーカーは「パフォーマンス重視」であることを強調している。
- エアギター(ユーメイト)
- ギターの形をした、ほぼ原寸大の透明なエアクッション。玩具というよりはジョークグッズに近い。
- 直感ギター(タイトー)
- NTTドコモの直感ゲーム対応機種で、センサー部分のカメラの前でパフォーマンスをすると、曲に合わせてギター音が流れる。これを使用した杉元聖子 with 直感バンドもデビューした。
- ちなみに同様の直感ドラムバージョンも登場しており、セッションも可能。
[編集] 関連項目
[編集] 関連人物
- かながわIQ(放送作家) - エアギタージャパン会長、日本エアギター選手権オーガナイザー。「世界エア・ギター選手権2006」第16位
- 大地洋輔(ダイノジ) - 「世界エア・ギター選手権2006/2007」 優勝
- 金剛地武志 - 「世界エア・ギター選手権2004/2005」ともに第4位、「世界エア・ギター選手権2006」第5位(2007年8月、引退を表明)
- 市川・ザ・ロック - エアギターリスト。「2005日本エアギター選手権」4位、「2006日本エアギター選手権」出場、「2007日本エアギター選手権」優勝
- 松原静香 - 「ミス・エアギタージャパン・コンテスト 2006」グランプリ
- 相澤仁美 - 「ミス・エアギタージャパン・コンテスト 2006」準グランプリ
- 西内裕美 - 「ミス・エアギタージャパン・コンテスト 2007」グランプリ
- 倉橋沙由梨 - 「ミス・エアギタージャパン・コンテスト 2007」準グランプリ
- 鈴木礼央奈 - 「ミス・エアギタージャパン・コンテスト 2007」準グランプリ
- 宮城マリオ - エアギターリスト(宮城氏のブログ)
- 嵐(ジャニーズグループ) - 番組「Gの嵐!」でエアギターを普及。エア・バンド「嵐」結成
- リッキー・フジ(プロレスラー) - サマーソニック2006のエアギター選手権に出場
- ガチャピン(TVキャラクター) - エアギター2007第二回東京地区予選に出場。参加者17人中2位の成績で8月11日に開催されるジャパンファイナルへの出場資格を獲得。「2007日本エアギター選手権」3位
- 吉田カレー味 - エアギターリスト。「2005日本エアギター選手権」5位、「2006日本エアギター選手権」3位 、「2007日本エアギター選手権」2位
- ゴー☆ジャス (お笑い芸人)- サマーソニック2006、2007エアギター選手権出場
- KOHSUKE - ギタリスト。「2006日本エアギター選手権」大阪チャンピオン、「2007日本エアギター選手権」6位([1])

