エアトレインJFK

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
エアトレインJFK
概要
種別 新交通システム
所在地 JFK空港クイーンズ区
駅数 10
路線 3
1日の乗客数 11,384人(2006年6月)
運行
開業 2003年12月17日
運営者 ボンバルディア・トランスポーテーション
性質 高架鉄道
使用車両 32 ボンバルディア・アドバンス・ラピッド・トランジット
路線諸元
路線総延長 8.1マイル (13.0 km)
最高標高 高架
CONTu
ロングアイランド鉄道
CPICAl CPIC uCPICAra
ジャマイカ駅
CONTf uBRÜCKEa
LIRR
uhAKRZo
リンデン・ブルバード
uhAKRZo
ロッカウェイ・ブルバード
uhAKRZo
ベルト・パークウェイ
uhAKRZo
ナッソー・エクスプレスウェイ
uhKACCa uhSTR
ハワード・ビーチ駅
uhSTRrg uhABZrf uhSTR
uhDST uhSTR uhSTR
エアトレイン車庫
uhSTRlf uhABZlg uhSTR
uhACC uhSTR
レファーツ・ブルバード駅
uhSTRlf uhABZlg
uhACC
フェデラル・サークル駅
uhABZgl+l uhSTRlg
uhACC uhSTR
ターミナル1
uhACC uhSTR
ターミナル2 & 3
uhSTR uhACC
ターミナル8
uhACC uhSTR
ターミナル4
uhSTR uhACC
ターミナル7
uhSTR uhACC
ターミナル5
uhSTRlf uhSTRrf
エアトレインシステムの地図

エアトレインJFK英語:AirTrain JFK)は、ジョン・F・ケネディ国際空港へのアクセスを担うニューヨーク市新交通システム高架鉄道である。3路線あり、長さは8.1マイル (13.0 km)である。このシステムの運営はボンバルディア・トランスポーテーションが空港管理者のニューヨーク・ニュージャージー港湾公社から委託されて行っている。なおボンバルディア・トランスポーテーションはエアトレイン・ニューアーク(AirTrain Newark)の運営も行っている。

路線と駅[編集]

エアトレインは空港ターミナルビルおよび駐車場など付帯施設のある地区とクイーンズロングアイランド鉄道(LIRR)と地下鉄の駅の間を結んでいる。3路線あるが環状部などではそれらはおなじ線路上を走っている。

ハワード・ビーチ線とジャマイカ線は環状線から出て二つの方向に分岐する前に、レンタカー会社、ホテルへのシャトルバス、空港の貨物ターミナルがあるフェデラル・サークル駅に停車する。両ルートは、空港を左回りのループで走り、各ターミナルの駅に停車する。

  • オール・ターミナル・ループは、空港新交通システムであり、6つのターミナルの駅(ターミナル1、ターミナル2/3、ターミナル4、ターミナル5、ターミナル7、ターミナル8)を結んでいるが、時計回りで進み、反対方向に回る。Q3、Q10、B15の路線バスへの接続は、ターミナル5で行っている。

全てのエアトレインJFKの駅は、障害を持つアメリカ人法(ADA)に従い、車椅子でアクセス可能である。

[編集]

バリアフリー・アクセス 路線 接続
バリアフリー・アクセス ハワード・ビーチ
  • ハワード・ビーチルート
バリアフリー・アクセス レファーツ・ブルバード駅
  • ハワード・ビーチルート
バリアフリー・アクセス フェデラル・サークル駅
  • ハワード・ビーチルート
  • ジャマイカ駅ルート
バリアフリー・アクセス ジャマイカ駅
  • ジャマイカ駅ルート
バリアフリー・アクセス ターミナル1駅
  • オール・ターミナルループ
  • ハワード・ビーチルート
  • ジャマイカ駅ルート
バリアフリー・アクセス ターミナル2/3駅
  • オール・ターミナルループ
  • ハワード・ビーチループ
  • ジャマイカ駅ループ
バリアフリー・アクセス エアトレイン4駅
  • オール・ターミナルループ
  • ハワード・ビーチルート
  • ジャマイカ駅ルート
バリアフリー・アクセス ターミナル5駅
  • オール・ターミナルループ
  • ハワード・ビーチルート
  • ジャマイカ駅ルート
バリアフリー・アクセス ターミナル7駅
  • オール・ターミナルループ
  • ハワード・ビーチルート
  • ジャマイカ駅ルート
バリアフリー・アクセス ターミナル8駅
  • オール・ターミナルループ
  • ハワード・ビーチルート
  • ジャマイカ駅ルート

ターミナル4を例外として、全てのエアトレイン駅は、空港ターミナルビルの外に位置し、建物から車道を挟んで反対側にある。車道の上の通路によって、それぞれターミナルビルに接続されている。ターミナル4は、エアトレインJFKの開通後にオープンしたため、駅がターミナル内につくられている。

エアトレインJFKの利用[編集]

エアトレインJFKは、ターミナルエリア内やホテル、レンタカー、シャトルバスのあるフェデラル・サークルまでは無料だが、ジャマイカ又はハワード・ビーチへ、空港を出入りする場合は5$のコストがかかる。

料金は、メトロカードで払わなければならない。このカードは、現金、クレジットカード又はATMカードにより、ジャマイカ、ハワード・ビーチの駅の自動券売機で購入できる。JFKエアトレインのための40$乗り放題のメトロカードもある。このカードには、2つのタイプがある。1つは、その月いっぱいが利用可能であり、もう一方は、初乗車から30日間有効である。JFKエアトレイン10回乗車メトロカードは、25$で、初乗車から1年(365日)後の真夜中まで10回の乗車ができる。使用したものは控除され、エアトレインJFKのみで認められている。ジャマイカかハワード・ビーチの駅を発着する場合のみ料金(現在は1回あたり5.00$)を徴収される[1]。空港ターミナルビルと駐車場、レンタカーまでの乗車は無料となる。

歴史[編集]

ターミナル4の2つの車両
車窓から見たフェデラル・サークルのエアトレイン
ヴァン・ウィック・エクスプレスウェイの上の高架橋を走るエアトレイン

長い間、出入りする主要道路の交通渋滞に悩まされていたJFK空港への鉄道による連絡が望まれていた。しかし、システムをつくろうとする運動には、実を結ぶまでに時間がかかった。現在のエアトレインJFKも当初計画されていたものより、はるかに小規模なものである。路線は、クイーンズボロ橋の袂にあるミッドタウン・マンハッタンで始まり、道路の横を通ってイースト川を渡る以前の路面電車の使用が計画されていた。その後、これはラガーディア空港への鉄道用地としてサニーサイド・ヤードに使用された。ここから、エアトレインはLIRRの旧ロッカウェイ・ビーチ支線へ接続し、ハワード・ビーチへと南に向かって、JFK空港に至る予定であった[要出典]

別の計画では、LIRRの路線を回避して、代わりにフラッシング線の駅へ接続、グランド・セントラル・パークウェイヴァン・ウィック・エクスプレスウェイ、ジャマイカの南へと続く予定であった。結局、ジャマイカとハワード・ビーチをJFK空港へ接続する部分のみが承認され、建設に至った。

エアトレイン・システムの建設は1998年に始まり、2002年に終わって開業する予定であったが、2002年9月27日に起こり、運転手が死亡した、試運転列車の脱線により遅れた[2]。システムは最終的に、2003年12月17日にオープンした。

19億$をかけたエアトレイン建設プロジェクトは、特に脱線事故後、見せかけだけの工事に必要以上の公金を使っていると疑った南東クイーンズの住民によって批判に直面した。これに対し、港湾公社は、事故や大きな建設事業に関する厳しい規則を課し、建築によって損害を受けた家の所有者へ素早く賠償する合理的なプロセスを導入して、住民に対応した[要出典]

エアトレインは、連邦パッセンジャー・ファシリティー・チャージによる一部(事実上全ての国際線の料金として4.50$ずつ集められた)から出資された。この資金は、単なる空港の改良に使用することもできた。この資金提供には、FAAの承認が必要となる。いくつかの航空会社は、このプロジェクトのためのPFC資金を使用することに反対し、私立探偵を雇った。さらに、これらの会社は、少数のオゾン・パーク居住者と共に資金提供の決定に対して上訴を行った。

航空会社は、法廷で論争を続け、港湾公社との交渉に行き着いたが、訴訟から身を引いた。港湾公社は、ジャマイカの修復のために1億$、プロジェクトの残りの資金3億8700万$をジャマイカの修復を行うニューヨーク州にそれぞれ寄与した。この修復には、エアトレインの接続を促進させるための目的もあった。州はさらに、ハワード・ビーチ駅を一新させるために7500万$を費やした。これにより、ADAに従い、乗客のJFK間の利用を促進した。

港湾公社と契約を執り行ったボンバルディアによって運営されるエアトレインJFKは、その運転費用のために州や市から補助金を受け取っていない。これは、比較的高い料金の理由の1つに挙げられる[要出典]

提案されるロウアー・マンハッタン-ジャマイカ/JFK輸送プロジェクトは、LIRRのダウンタウン・ブルックリンへ向かう大西洋支線やロウアー・マンハッタンへの新しいトンネルを使用する予定である。これは、ジャマイカ経由でロウアー・マンハッタンへと向かうJFK経由のロングアイランド鉄道の路線に対してより貢献できる。この提案では、マンハッタンで手荷物チェックを行い、空港で飛行機に直接乗り換えることができる可能性がある。

車両[編集]

エアトレインJFKは、ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバースカイトレイン、マレーシア・クアラルンプールクラナ・ジャヤ線と同じボンバルディアアドバンス・ラピッド・トランジット(以前のインターメディエイト・キャパシティー・トランジット・システム)の技術を使用している。これは第三軌条から受電し、車上のリニア誘導モーターが軌道中央のアルミニウム製リアクションプレートを磁力で押す形で推進力を得ている。コンピューター化された列車は自動で、車掌や運転手なしで運営される。32のそれぞれの車両はマークIIの変形である。

エアトレインJFKでのアナウンスのテープは、ニューヨーク市トラフィック・レポーターのバーニー・ワーゲンブラストによる[3]

乗客数[編集]

年間乗客数
2004 2,606,422
2005 3,411,762
2006 3,937,041
2007 4,393,449
2008 5,058,711
2009 5,301,801

関連項目[編集]

出典[編集]

外部リンク[編集]