ウロコルディルス

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ウロコルディルス
Urocordylus wandesfordii
地質時代
石炭紀 - ペルム紀
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 両生綱 Amphibia
亜綱 : 空椎亜綱 Lepospondyli
: ネクトリド目 Nectridea
: ウロコルディルス科 Urocordylidae
: ウロコルディルス属 Urocordylus
学名
Urocordylus
Huxley, 1867

ウロコルディルス (Urocordylus) は石炭紀後期からペルム紀初期のヨーロッパに生息していた絶滅両生類ディプロカウルスを同じくするが、より特殊化の程度が低い。

特徴[編集]

外見的には現生の水生有尾類に類似し、小さな手足と円筒形の比較的短い胴体、縦に平たい長い尾を持つ。体長8cm程度。

頭骨は上から見ると三角形をしており扁平だが、ディプロカウルスのように翼状に発達はしておらず、後者では失われている頭蓋の可動関節を有し、迷歯亜綱の頭骨とよく似ている。また多数の顆粒があるという。円錐状の長いを持つ。

手足は5指で、前足より後足がやや大きい。貧弱で陸上ではほとんど役に立たなかっただろう。

尾はディプロカウルス同様に尾椎の上下端が拡張されており、幅の広い大きな推進力を生む形態になっていた。