ウルフ・ホール (テレビドラマ)

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ウルフ・ホール
ジャンル 歴史劇
ドラマ
原作 ヒラリー・マンテルの『ウルフ・ホール』と『罪人を召し出せ』
脚本 ピーター・ストローハン英語版
監督 ピーター・コスミンスキー英語版
出演者
国・地域 イギリスの旗 イギリス
言語 英語
シーズン数 1
話数 6
各話の長さ 60–65 min (episode)
製作
製作総指揮 Colin Callender
プロデューサー Mark Pybus
撮影監督 Gavin Finney
製作 Company Pictures
放送
放送チャンネルBBC Two
BBC 公式サイト(英語)
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ウルフ・ホール』(Wolf Hall)は、ヒラリー・マンテルの小説『ウルフ・ホール』および『罪人を召し出せ』に基づく、イギリスBBC制作の全6回のミニシリーズ・ドラマである。第73回ゴールデン・グローブ賞作品賞ミニシリーズ・テレビ映画部門を受賞した。

日本ではAXNミステリーにて、2016年1月9日に全4回に編集して放送された[1]

あらすじ[編集]

低い身分の生まれのトマス・クロムウェル大法官トマス・ウルジーの右腕に上りつめる。だがウルジーはヘンリー8世の寵愛を失い、没落の憂き目に会う。クロムウェルは熱病で妻と娘2人を失いながらも危機を乗り越え、王の寵臣となる。王を助けて王妃キャサリン・オブ・アラゴンとの結婚の無効化とアン・ブーリンとの再婚、そしてイングランド国教会ローマ教会からの離脱と修道院の没収を成し遂げる。だが男子を産めないアンからヘンリーの心は離れ、クロムウェルはアンを冤罪に陥れてヘンリーの再婚をお膳立てする。

キャスト[編集]

主要キャスト[編集]

役名 俳優 説明
トマス・クロムウェル マーク・ライランス 主人公。低い身分からウルジーに仕え、やがて王の寵臣となる。
ヘンリー8世 ダミアン・ルイス テューダー朝第2代の王
アン・ブーリン クレア・フォイ ヘンリー8世の2番目の妻
トマス・ブーリン デイヴィッド・ロブ英語版 アンの父
トマス・ハワード バーナード・ヒル アンの叔父の大貴族
トマス・モア アントン・レッサー ヘンリー8世に仕える法律家、思想家
スティーブン・ガードナー マーク・ゲイティス ウルジーの秘書
ユースタス・シャプイ英語版 マチュー・アマルリック 神聖ローマ帝国大使
キャサリン・オブ・アラゴン ジョアンヌ・ウォーリー スペイン出身のヘンリー8世の最初の妻
トマス・ウルジー ジョナサン・プライス ヘンリー8世の寵臣、トマス・クロムウェルの主人
ラルフ・サドラー英語版 トーマス・サングスター クロムウェルに仕える若者
グレゴリー・クロムウェル英語版 トム・ホランド トマスの息子
ヘンリー・パーシー英語版 ハリー・ロイド アン・ブーリンの婚約者
ジェーン・ブーリン ジェシカ・レイン英語版 アンの弟ジョージの妻
ジョアンヌ・ウィリアムソン サスキア・リーヴス トマス・クロムウェルの義理の姉妹
メアリー・ブーリン チャリティー・ウェイクフィールド英語版  アンの姉妹

エピソード[編集]

すべて脚本はピーター・ストローハン英語版、監督はピーター・コスミンスキー英語版

No. / Year 原題 英国放送日 英国視聴者数
(million)
1–1529"Three Card Trick"2015年1月21日 (2015-01-21)5.99[2]
2–1529"Entirely Beloved"2015年1月28日 (2015-01-28)4.46[2]
3–1531"Anna Regina"2015年2月4日 (2015-02-04)4.13[2]
4–1533"The Devil's Spit"2015年2月11日 (2015-02-11)4.29[2]
5–1535"Crows"2015年2月18日 (2015-02-18)3.72[2]
6–1536"Master of Phantoms"2015年2月25日 (2015-02-25)3.74[2]

AXNミステリーでは全4話に編集され、それぞれ以下のタイトルで放送。

  • Three Card Trick
  • Entirely Beloved
  • The Devil's Spit
  • Master of Phantoms

受賞[編集]

テレビドラマ賞 対象 結果
2016 第73回ゴールデングローブ賞 作品賞(ミニシリーズ/テレビ映画部門) 受賞
主演男優賞(ミニシリーズ/テレビ映画部門) マーク・ライランス ノミネート
助演男優賞(テレビ部門) ダミアン・ルイス ノミネート

脚注[編集]

  1. ^ ウルフ・ホール”. AXNミステリー. 2015年12月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月6日閲覧。
  2. ^ a b c d e f Weekly Top 10 Programmes – Broadcasters' Audience Research Board

外部リンク[編集]