ウラジロナナカマド

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ウラジロナナカマド
Sorbus matsumurana 01.jpg
朝露を浴びたウラジロナナカマド
中央アルプス 空木岳・2008年7月撮影
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : バラ亜綱 Rosidae
: バラ目 Rosales
: バラ科 Rosaceae
亜科 : ナシ亜科 Maloideae
: ナナカマド属 Sorbus
: ウラジロナナカマド
S. matsumurana
学名
Sorbus matsumurana (Makino) Koehne
和名
ウラジロナナカマド(裏白七竃)

ウラジロナナカマド(裏白七竃、学名:Sorbus matsumurana)はバラ科ナナカマド属落葉低木高山植物

特徴[編集]

樹高は1-3mになる。は帯紫色で、若枝にも毛がない。葉状の托葉があり、花時にも残存する。は互生し、長さ10-20cmの奇数羽状複葉で、葉軸はふつう無毛。小葉は9-13個つき、長楕円形で、長さ2-6cm、幅1-2cm、先端は鈍頭または鋭頭、基部は、頂小葉は切形から鈍形、側小葉は円形になり、縁は上部に鋸歯があるが下部は全縁になる。葉の両面は無毛で光沢がなく、裏面は粉白色になり、ウラジロナナカマドの名がある。

花期は6-8月。枝先に複散房花序を直立させ、白色のを多数つける。は広い杯状で萼裂片の長さ1-2mm。花弁は長さ5-6mm、幅4-5mmになり、広倒卵形からほぼ円形で平開し、5枚。雄蕊は15-20個、花柱は5個あり子房は中部以下で合着する。果期は9-10月。果実ナシ状果で長さ8-13mm、幅7-10mmの広楕円形になり、赤く熟し、果序は直立する。果実に皮目はなく、ふつう頂部に萼裂片が内曲して残る。種子は長さ4-5mm、幅2mmの卵状楕円形になる。果実は熟しても苦く、種子にアルカロイドが含まれ有毒。

分布と生育環境[編集]

日本固有種で、北海道本州の中部地方以北に分布し、亜高山帯から高山帯の低木林や林縁に生育する。

ギャラリー[編集]

花序。葉に光沢がなく、小葉の下半分に鋸歯がない。 
若枝に葉状の托葉がある。 

関連項目[編集]

参考文献[編集]