ウミベミンク

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ウミベミンク
保全状況評価[1]
EXTINCT
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 EX.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
亜綱 : 獣亜綱 Theria
: 食肉目 Carnivora
亜目 : イヌ亜目 Caniformia
下目 : クマ下目 Arctoidea
小目 : イタチ小目 Mustelida
: イタチ科 Mustelidae
亜科 : イタチ亜科 Mustelinae
: イタチ属 Mustela
: ウミベミンク M. macrodon
学名
Mustela macrodon
(Prentiss, 1903)
和名
ウミベミンク
英名
Sea Mink

ウミベミンク(海辺みんく、学名:Mustela macrodon)は、食肉目(ネコ目) イタチ科に属するミンクの一種で、北アメリカ大西洋岸のニューブランズウィック州からマサチューセッツ州にかけての海辺に生息していたが、すでに絶滅している。別名ウミミンクニューイングランドミンク

全長80cm、体重はアメリカミンクM. vison)の2倍程度だった。主食は魚介類で、泳ぎが大変上手かった。深さ6mまで潜り、30分も水中にいられたという。

ウミベミンクが絶滅したのは、その毛皮が人間に珍重されたからである。先住民毛皮を目的としてミンク狩りをしていたが、ヨーロッパからの移住者はさらに熱心で、毛皮貿易の対象となった。いくら泳ぎが上手くて魚介類が主食だからといっても、別に水中生活をしているわけではない(sea mink を「ウミベミンク」と訳したのはおそらくその辺りへの考慮であろう)から、陸上にいるところをを使って追い込んだり煙で燻したりすれば捕らえることができた。個体数が減ってもおかまいなしに毛皮の需要に合わせて乱獲されたため、1880年、あるいは遅くとも1890年までには、ウミベミンクは絶滅した。アメリカ東部からあまりに近すぎたせいか、ミンクの養殖が軌道に乗るまで生き延びることはできなかった。

脚注[編集]

  1. ^ Turvey, S. & Helgen, K. 2008. Mustela macrodon. In: IUCN 2008. 2008 IUCN Red List of Threatened Species. <www.iucnredlist.org>. Downloaded on 16 June 2009.