ウッドロウ・ウィルソン (原子力潜水艦)

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Woodrow Wilson sub.jpg
艦歴
発注: 1961年2月9日
起工: 1961年9月13日
進水: 1963年2月22日
就役: 1963年12月27日
退役: 1994年9月1日
その後: 原子力艦再利用プログラム
除籍: 1994年9月1日
性能諸元
排水量: 基準 7,325トン
満載 8,251トン
全長: 129.6 m (425 ft)
全幅: 10 m (33 ft)
吃水: 9.6 m (31.4 ft)
機関: S5W reactor
最大速: 水上 16 ノット
水中 21 ノット
兵員: 各班士官14名、兵員126名
兵装: 潜水艦発射弾道ミサイル16基
21インチ魚雷発射管4門

ウッドロウ・ウィルソン(USS Woodrow Wilson, SSBN-624)は、アメリカ海軍原子力潜水艦ラファイエット級原子力潜水艦の7番艦。艦名は第28代大統領ウッドロウ・ウィルソンに因む。

艦歴[編集]

ウッドロウ・ウィルソンの建造は1961年2月9日にカリフォルニア州ヴァレーオメア・アイランド海軍造船所に発注され、1961年9月13日に起工した。1963年2月22日にエレノア・アクソン・サイアーによって命名、進水し、1963年12月27日にブルー班艦長クリオ・N・ミッチェル中佐およびゴールド班艦長ウォルター・N・ディーゼン中佐の指揮下就役する。

ウッドロウ・ウィルソンは1964年1月9日にメア・アイランド海軍造船所を出航し、サンディエゴに停泊した後パナマ運河経由で東海岸へ向かう。パナマ運河には1月19日に到着したが、猛烈な反米デモと暴動により非常に緊迫した事態となる。そのため閘門を戦闘態勢の船舶および兵士が警戒する中、7時間10分という記録的な短さでウッドロウ・ウィルソンは運河を通過した。

1964年2月5日にサウスカロライナ州チャールストンに到着したウッドロウ・ウィルソンは、3月に入ると東海岸で整調巡航を行ない、4月には整調後の信頼性試験を行った。修理と変更の後、5月末に任務に復帰し、6月に最初の戦略抑止哨戒を始める。ウッドロウ・ウィルソンは1968年の秋までスペインロタおよびスコットランドホーリー・ロッホを拠点とし大西洋で作戦活動に従事した。その後ニューポート・ニューズ造船所で13か月のオーバーホールおよびポラリスミサイルの運用改修が行われる。作業完了後チャールストンとパナマ運河経由で太平洋に移動し、1969年11月19日に真珠湾に到着した。

ウッドロウ・ウィルソンはグアムを拠点として太平洋西部で活動し、1972年までアプラ港から戦略抑止哨戒を行った。同年再び大西洋へ配備変更され、ニューポート・ニューズ造船所でオーバーホールおよびポセイドンミサイルの運用改修が行われた。チャールストンを母港としてウッドロウ・ウィルソンは大西洋艦隊と作戦活動に従事する。チャールストン海軍造船所での何度かのオーバーホールと、40回以上の哨戒の後、ウッドロウ・ウィルソンは1990年に SSN-624 (攻撃型原子力潜水艦)へ艦種変更される。1990年から1993年までウッドロウ・ウィルソンは何度かの特別哨戒任務を完了し、1993年に不活性化が行われた。1964年から1987年までの間に、ウッドロウ・ウィルソンは71回の戦略抑止哨戒を完了した。

ウッドロウ・ウィルソンは1994年9月1日に退役し、同日除籍された。その後ワシントン州ブレマートン原子力艦再利用プログラムに従って1997年9月26日に解体が開始し、作業は1998年10月27日に完了した。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]