ウスリホオヒゲコウモリ

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ウスリホオヒゲコウモリ
保全状況評価
絶滅危惧IB類(EN)環境省レッドリスト
Status jenv EN.png
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: コウモリ目(翼手目) Chiroptera
亜目 : コウモリ亜目(小翼手亜目)Microchiroptera
: ヒナコウモリ科 Vespertilionidae
: ホオヒゲコウモリ属 Myotis
: ウスリホオヒゲコウモリ M. gracilis
学名
Myotis gracilis
Ognev, 1927
シノニム

Myotis mystacinus gracilis

和名
ウスリホオヒゲコウモリ
英名
Ussuri Whiskered Bat

ウスリホオヒゲコウモリ(ウスリ頬髭蝙蝠、学名:Myotis gracilis)は、翼手目ヒナコウモリ科ホオヒゲコウモリ属に属するコウモリウスリーホオヒゲコウモリとも呼ばれる。かつては、ヨーロッパに広く分布するヨーロッパホオヒゲコウモリ M. mystacinus亜種とされていたが、近年のDNAに関する研究によりヨーロッパ産とは異なることがわかり、別種となった。

分布[編集]

シベリア東部、サハリン日本に分布する。日本では北海道のみの分布である。

形態[編集]

前腕長34-37mm、頭胴長38-50mm、尾長30-40mm、体重4-7gになる。黒褐色の体毛をもち、背中の上毛の先端は金属光沢を帯びる。ヒメホオヒゲコウモリに似るが、尾膜の血管の走行が本種は直線的であるのに対して、ヒメホオヒゲコウモリは湾曲することで識別する。

生態[編集]

樹洞や橋桁の下、木製家屋の板壁の隙間などをねぐらとする。人家に近い平地林や家屋を中心に生息する。また、ヒメホオヒゲコウモリやウサギコウモリ、キタクビワコウモリ、ドーベントンコウモリなどと同居していることがある。冬季には冬眠をする。

初夏に1仔を出産する。親と同じ大きさに成長するまで、25-30日かかる。

参考文献[編集]

  • 前田喜四雄 阿部永監修 財団法人自然環境研究センター編 『日本の哺乳類【改訂2版】』 東海大学出版会、2008年、P38、ISBN 978-4-486-01802-5
  • 柳川久 コウモリの会編 『コウモリ識別ハンドブック』 文一総合出版、2005年、P25 ISBN 4-8299-0015-6

外部リンク[編集]

関連項目[編集]