ウォルフ424

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ウォルフ424 A / B
データ
元期 J2000
星座 おとめ座
赤経 12h 30m 17.2s
赤緯 +09° 01′ 15″
視等級 (V) 13.18 / 13.17
特徴
スペクトル分類 M5.5V / M7
色指数 (B-V) 1.84
色指数 (U-B) 1.19
変光星 なし / 閃光星
アストロメトリー
視線速度 (Rv) -2 km/s
固有運動 (μ) 赤経: -1,793 ミリ秒/
赤緯: 233 ミリ秒/年
年周視差 (π) 227.90 ± 4.60 ミリ秒
距離 14.3 ± 0.3 光年
(4.39 ± 0.09 パーセク
絶対等級 (MV) 14.28 / 14.28
詳細
質量 0.14 / 0.13 M
半径 0.17 / 0.14 R
連星のデータ
伴星 B
公転周期 (P) 16.2
軌道長半径 (a) 0.76″
離心率 (e) 0.28
軌道傾斜角 (i) 103°
昇交点 (Ω) 151°
近星点 元期 (T) 1961.6
他の名称
GJ 473 A / B, Glacis 012-043 A / B, GCTP 2890, LHS 333 A / B, LCC 0360 A / 0370 B.
Template (ノート 解説) 天体PJ

ウォルフ424 (Wolf 424) は、2つの赤色矮星から構成される連星である。太陽系から14.2光年離れており、星座上ではおとめ座イプシロン星デルタ星の中間に位置している。

概要[編集]

系に属する2つの恒星は、軌道長半径4.1AU離心率0.28の軌道で、共通重心の周りを16.2年周期で公転している。見かけの等級は12.5に過ぎず、肉眼で観測することはできない。

主星のウォルフ424Aは小さく低温の主系列星赤色矮星)で、質量は太陽の0.14倍、半径は太陽の0.17倍である。太陽から15光年以内に存在する恒星としては最も暗い部類に入る。伴星のウォルフ424Bも主星と同様の赤色矮星で、質量は太陽の0.13倍、半径は太陽の0.14倍である。伴星は閃光星(顕著なフレア活動を示す変光星の一種)に分類され、変光星としておとめ座FL星という名前を与えられている。また、黒点活動が存在する可能性もある。ウォルフ424は太陽系に対して最も大きな空間速度を持った近傍の恒星であり、秒速555kmで運動している。

ウォルフ424は太陽に近い上に高速で太陽に接近しているため、21世紀の間に見かけの光度が2%以上も明るくなると計算されている。7,700年後には太陽系から1光年の距離を通過し、その前後には太陽系に最も近い恒星になると考えられている。

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]