ウェストカー・パピルス
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ウェストカー・パピルス (Westcar Papyrus, P. Berlin 3033) は、エジプト中王国(ヒクソス)時代にパピルスに書かれた文献。ギザの大ピラミッドを建設したことで知られるクフ王が、9人の息子たちから話を聞くという構成であるが、最後の3人の話だけしか残されていない。
最も年少の息子ジェドエフラーが「スネフェル王のピラミッドの墓守・ジェディ翁はトート神の知恵を知っている」と言い出し、このジェディを連れてくる。ジェディはクフ王の前で魔法(マジックのようなもの)を使い、クフ王を信用させた。ジェディはトート神の知恵自体は知らないが、その在処は知っていると言った。そしてその神の知恵を開くのは、ヘリオポリスのラー神官の(まだ生まれていない)息子であるとも。クフ王にとっては、王権をその生まれてもいない子に奪われるのは受け入れがたいが、イシスなどの神々がヘリオポリスの子の誕生を助ける。
エジプト第4王朝から第5王朝への政権交代を、後のヒクソス時代に描いたものであると考えられている。
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