ウェスタンデザインセンター

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ウェスタンデザインセンター: Western Design CenterWDC)は、MOS 65xxベースのマイクロプロセッサマイクロコントローラ、関連チップなどを開発製造している企業。アメリカ合衆国メサにある。1978年MOS 6502の特許権の一部を保有する技術者 Bill Mensch (かつてのモステクノロジー社員)が設立した。

チップの製造以外に、ASICなどに使われるIPコアの設計も請け負っており、ASIC や組み込みシステムについてのプロセッサ設計関連のコンサルティングも行っている。また、自社製プロセッサ向けに、Cコンパイラアセンブラ/リンカシミュレータ、評価用/開発用プリント基板インサーキット・エミュレータなども開発している。

ハードウェア製品[編集]

同社のチップ製品は次の通りである(μC は、マイクロコントローラ)。

名称 タイプ 説明
W65C02S 8ビット CPU 6502 を NMOSからCMOSにプロセス変更し、バグを修正したバージョン
W65C134S 8ビット µC W65C02S をCPUコアとしたマイクロコントローラ
W65C21S I/Oチップ MOS 6520 Peripheral Interface Adapter (PIA) 互換
W65C22S I/Oチップ MOS 6522 Versatile Interface Adapter (VIA) 互換
W65C51S I/Oチップ MOS 6551 Asynchronous Communications Interface Adapter (ACIA) 相当の通信用チップ
W65C816S 16ビット CPU W65C02 と互換性のある16ビットCPU。アドレスバスは24ビット
W65C802S 16ビット CPU 65816 のアドレスバスを16ビットにしたバージョン。6502 とピン互換で代替として使える。
W65C265S 16ビット µC W65C816S CPUコアを使ったマイクロコントローラ
W65T32 Terbium(1) 32ビット CPU W65C816 と互換性のある32ビットCPU。Terbium原子番号 65 の元素の名前。32ビット・アドレスバスと16ビット・データバスを有し、命令セットは可変長。
(1) 2007年2月現在、開発中。

また、W65C265 と W65C22 を使った(創業者の名前をつけた)パーソナルコンピュータ Mensch Computerも発売している。

外部リンク[編集]