ウェイク・オブ・マゼラン

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ウェイク・オブ・マゼラン
サヴァタージスタジオ・アルバム
リリース 1997年9月3日日本の旗[1]
1998年4月7日アメリカ合衆国の旗[2]
録音 Soundtrack Studios
オーバーダブ:Studio 900
ジャンル ヘヴィメタルパワーメタルプログレッシブ・メタル
時間 60分10秒
レーベル アトランティック・レコードアメリカ合衆国の旗
ビクターエンタテインメント日本の旗
プロデュース ポール・オニール、ジョン・オリヴァ
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 11位(ドイツ[3]
  • 44位(日本[1]
  • 79位(オランダ[4]
サヴァタージ 年表
ファイナル・ベル
(1995年)
ウェイク・オブ・マゼラン
(1997年)
ベスト・アンド・レスト
(1997年)
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ウェイク・オブ・マゼラン』(原題:The Wake of Magellan)は、アメリカ合衆国ヘヴィメタルバンドサヴァタージ1997年に発表したスタジオ・アルバム。ただし、ヨーロッパや日本では1997年にリリースされたが、アメリカ盤は1998年にリリースされた。フル・レングスのスタジオ・アルバムとしては10作目に当たる。前スタジオ・アルバム『デッド・ウィンター・デッド』(1995年)に引き続きコンセプト・アルバムとなっている。

背景[編集]

『デッド・ウィンター・デッド』(1995年)制作時からメンバー・チェンジはなく、同じラインナップでレコーディングされた。また、本作ではクリス・キャファリーやアル・ピトレリも曲作りに関与している。本作のためのレコーディングではピトレリが作曲したインストゥルメンタル「ヴォヤージ」も録音されたが[5]アウトテイクとなり、1997年11月リリースのコンピレーション・アルバム『ベスト・アンド・レスト』に収録された。

本作のストーリーは、フェルディナンド・マゼランの末裔と称される架空の人物エクトール・デル・フエゴ・マゼランが主人公となっている[6]。その一方で、メルスク・デュバイという台湾船籍の貨物船の船長が3人の密航者を海へ投げ込むよう命じた事件(Maersk Dubai incident)および、ドラッグの密売人と戦っていたアイルランドのジャーナリスト、ヴェロニカ・ゲリンの殺害という、現実に起きた2つの事件も織り込まれている[6]

アルバム・ジャケットの絵は『デッド・ウィンター・デッド』に引き続きエドガー・ジェリンズが描いており、ジェリンズはサヴァタージやトランス・シベリアン・オーケストラのために行った仕事のうち、本作のジャケットを特にお気に入りとして挙げている[7]

反響[編集]

バンドの母国アメリカでは、総合チャートのBillboard 200にはランク・インしていないが、『ビルボード』のトップ・ヒートシーカーズでは26位に達した[8]。一方、ドイツのアルバム・チャートでは6週チャート・インして最高11位に達する成功を収めた[3]。また、オランダのアルバム・チャートでは、『ガター・バレエ』(1989年)が1990年2月にチャート・インして以来、約7年半振りにランク入りを果たし、最高79位に達した[4]

2010年にリリースされた再発盤は、ギリシャのアルバム・チャートで30位に達している[9]

収録曲[編集]

特記なき楽曲はジョン・オリヴァとポール・オニールの共作。1. 9. 12.はインストゥルメンタル

  1. オーシャン - "The Ocean" - 1:34
  2. ウェルカム - "Welcome" - 2:11
  3. ターンズ・トゥ・ミー - "Turns to Me" (Jon Oliva, Paul O'Neill, Al Pitrelli) - 6:01
  4. モーニング・サン - "Morning Sun" (J. Oliva, P. O'Neill, Chris Caffery) - 5:49
  5. アナザー・ウェイ - "Another Way" (J. Oliva, P. O'Neill, A. Pitrelli) - 4:35
  6. ブラックジャック・ギロチン - "Blackjack Guillotine" (J. Oliva, P. O'Neill, C. Caffery) - 4:33
  7. パラゴンズ・オブ・イノセンス - "Paragons of Innocence" - 5:33
  8. コンプレイント・イン・ザ・システム(ヴェロニカ・ゲリン) - "Complaint in the System (Veronica Guerin)" - 2:37
  9. アンダーチュア - "Underture" - 3:51
  10. ウェイク・オブ・マゼラン - "The Wake of Magellan" (J. Oliva, P. O'Neill, C. Caffery) - 6:10
  11. エニイモア - "Anymore" - 5:16
  12. ストーム - "The Storm" - 3:44
  13. アワーグラス - "The Hourglass" (J. Oliva, P. O'Neill, A. Pitrelli) - 8:06

参加ミュージシャン[編集]

アディショナル・ミュージシャン

  • ボブ・キンケル - アディショナル・キーボード

脚注[編集]

  1. ^ a b ORICON STYLE
  2. ^ Amazon.com: Wake of Magellan: Music
  3. ^ a b Savatage | Longplay-Chartverfolgung - musicline.de
  4. ^ a b dutchcharts.nl - Savatage - The Wake Of Magellan
  5. ^ 『ベスト・アンド・レスト』日本盤CD(VICP-60166)ライナーノーツ(ポール・オニール/Translated by Akiyama Sisters Inc. E.)
  6. ^ a b The Wake of Magellan - Savatage | AllMusic - Review by Stephen Thomas Erlewine
  7. ^ Music & Art Interview by Dan Roth: A Conversation With Edgar Jerins: the man behind seven classic Savatage and Trans-Siberian Orchestra album covers
  8. ^ The Wake of Magellan - Savatage | Awards | AllMusic
  9. ^ Savatage - The Wake Of Magellan”. greekcharts.com. Hung Medien. 2013年10月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年9月13日閲覧。