ウイルソン・スポーティング・グッズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ウイルソン製のアメリカンフットボール

ウイルソン・スポーティング・グッズ・カンパニーWilson Sporting Goods Company)は、ウイルソンWilson)のブランド名で知られるアメリカ合衆国のスポーツ用品製造企業である。

概要[編集]

イリノイ州シカゴに本社を置くウイルソン社は「アッシュランド・マニファクチャリング・カンパニー」という精肉業として創業し、1913年に精肉の際に出る皮やスジを再利用する形でスポーツ用品の製造を始めた。1916年に当時の大統領ウッドロウ・ウィルソンにあやかって社名を変更するが法務局から「大統領と同じ名前では畏れ多い」と一度は申請を拒否された。しかし同社は「社長を「ウィルソン」という名の社員に変更する」という手で申請を認めさせたのである[1]。同社は1970年にペプシコに買収され、1989年からはフィンランド企業アメアスポーツの子会社となっている。

日本では、アメアスポーツジャパン株式会社が代理店として輸入やライセンス管理を行っているが、ゴルフについては2008年1月1日よりキャスコ株式会社がライセンスを取得し事業を引き継いでいる。

各競技との関わり[編集]

テニス[編集]

ウイルソンがテニス用品の製造を開始したのは1916年で、ステファン・エドベリピート・サンプラスロジャー・フェデラーノバク・ジョコビッチ錦織圭ジュスティーヌ・エナンビーナス・ウィリアムズセリーナ・ウィリアムズらの著名選手がウイルソンのラケットを使用している。

ゴルフ[編集]

ウイルソンは1914年にゴルフ用品の製造を開始。1922年にスポーツ界で初めてのアドバイザリースタッフ契約をジーン・サラゼンと結び、数々のメジャータイトルを取得して名声を高めた。サンドウェッジはウイルソンがサラゼンと協力して開発したものである。また、アーノルド・パーマーニック・ファルドらをはじめとする著名な選手とも契約を結んだ。ゴルフにおいては、ウイルソン・スタッフブランドも使用している。

野球[編集]

ウイルソンはゴルフ用品と同じ1914年に野球用品の製造を開始。1923年にはベーブ・ルース専用のグローブを開発した。

なおバットについては2009年より新ブランド「DeMARINI(ディマリニ)」に変更されている。

アメリカンフットボール[編集]

アメリカンフットボールでは、1941年以来、ウイルソンが唯一のNFL公認球に指定されている。

脚注[編集]

外部リンク[編集]